OUR VISION

マツダ株式会社
代表取締役社長兼CEO
小飼 雅道

今年のマツダスタンドのテーマは、「マツダは『走る歓び』で、クルマを愛する人に人生の輝きを提供する」。将来に向けて、新たな一歩を踏み出したマツダの決意をご覧いただきたいと思います。

今年8月に技術開発長期ビジョン「サステイナブル“Zoom-Zoom”宣言2030」を発表しました。世界の自動車産業を取り巻く環境の急激な変化を踏まえ、より長期的な視野に立ち、クルマの持つ魅力である「走る歓び」によって、「地球」「社会」「人」それぞれの問題解決を目指す私たちの新しいチャレンジです。

「地球」の領域において、クルマのライフサイクル全体を視野に入れ、「Well-to-Wheel」の考え方にもとづき、本質的なCO2削減をすることで、豊かで美しい地球と永続的に共存できる未来を築くことを誓いました。それを実現するためには、実用環境下でのCO2削減と、各地域における自動車のパワーソースの適性やエネルギー事情、電力の発電構成などを踏まえて、内燃機関や電動化技術を適材適所で展開するマルチソリューションが最適と考えています。今回は、今後の地球環境保全にもっとも大きな影響を与える、内燃機関の理想追求を中心にご覧いただきます。「社会」の領域では、安心・安全なクルマと社会を実現し、皆が心豊かに生活できる仕組みを創造すること。「人」の領域では、「走る歓び」にあふれたクルマを通じて、人々の心の充足を提供することを目指します。

この、マツダ将来ビジョンの象徴が、今回世界初公開となる「マツダ 魁 CONCEPT(マツダ カイ コンセプト)」です。次世代ガソリンエンジン「SKYACTIV-X(スカイアクティブ・エックス)」と次世代デザイン、次世代車両構造技術「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE(スカイアクティブ・ビークル・アーキテクチャー)」を搭載した、マツダが目指す次世代のクルマづくりを具現化したコンパクトハッチバックコンセプトです。また、次世代デザインビジョンを示したコンセプトカー「マツダ VISION COUPE」や、新しい内燃機関エンジン「SKYACTIV-X」など、マツダの将来を担う、技術やデザインをご覧ください。

私たちは、常にクルマの本質にこだわり、ブレることなく「走る歓び」を追求するクルマづくりを進めて参りました。クルマの持つ本質的な価値により、人の心を元気にしたいと考えています。これからも、お客様に必要とされ、お客様と強い絆を持つブランドになりたい。常に期待を超える商品でお客様をおもてなししたい。それが私たちの目指す「マツダプレミアム」の姿に他なりません。東京モーターショーで、こうした私たちの決意を感じていただければ幸いです。

東京モーターショー
プレスカンファレンス

2017年10月25日、東京モーターショー2017 マツダプレスカンファレンス(記者発表会)の模様をご紹介。