CX-5、アテンザの改善対策について

 平成26年12月4日、マツダ株式会社は下記の改善対策を国土交通省に届出いたしました。

 ご愛用の皆様には、大変ご迷惑をおかけし、心よりお詫び申し上げます。対象となるお客様には、販売店から、ダイレクトメール等でご案内させていただきますので、最寄りのマツダ車販売店へ連絡いただき、修理(無料)をお受けいただきますようお願い申し上げます。


改善対策届出番号 改善対策開始日
453 平成26年12月05日

不具合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因

ディーゼルエンジン用のオイルフィルターにおいて、リリーフバルブの開弁圧が不適切なため、エンジン内部で発生する金属粉がオイルフィルターで捕捉されないことがあります。そのため、バキュームポンプに金属粉が侵入し軸が摩耗した場合、負圧生成能力が低下し、エンジン低回転時にブレーキペダルを短時間に複数回踏むと、一時的にブレーキアシスト力が低下するおそれがあります。また、ターボチャージャーに金属粉が侵入し軸が摩耗した場合、加速力の低下及び異音が発生するおそれがあります。

改善措置の内容

(1) 全車両、エンジンオイルをフラッシングし、オイルフィルターを対策品に交換するとともにエンジンフードに純正外のオイルフィルターを使用しない旨の注意ラベルを貼ります。
(2) エンジン内部での金属粉の発生を抑制するため、燃焼改善プログラムが入っていない車両は、エンジン制御コンピュータのプログラムを書き換えます。
(3) 全車両、バキュームポンプを点検し、負圧生成能力の低下が認められるものは、バキュームポンプを新品に交換します。但し、部品の準備に時間を要すため、負圧生成能力の低下が軽微なものは、部品の準備が整い次第、後日、交換します。
(4) 全車両、ターボチャージャーを点検し、加速不良及びターボチャージャーからの異音等の異常が認められるものは、ターボチャージャーを新品に交換します。

対象車両

型式 通称名 対象車の車台番号の範囲及び製作期間 対象車の台数 備考
LDA-KE2AW CX-5 KE2AW-100017~KE2AW-121532平成24年2月17日~平成25年9月17日 20,840 (1)(2)
(3)(4)
LDA-KE2FW KE2FW-100013~KE2FW-126340平成24年2月13日~平成25年9月17日 25,733 (1)(2)
(3)(4)
LDA-GJ2FP アテンザ GJ2FP-100015~GJ2FP-107523平成24年10月23日~平成25年9月18日 7,402 (1)(3)
(4)
LDA-GJ2FW GJ2FW-100012~GJ2FW-108030平成24年10月17日~平成25年9月27日 7,672 (1)(3)
(4)

ご注意

  1. 対象車の含まれる車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれていますので、くわしくは最寄りの販売店にお問い合わせ下さい。
  2. 対象車の製作期間はご購入の時期とは異なります。

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