発進または後退するとき
アクセルペダルを踏んだままセレクトレバーを操作しない。
車が急発進し思わぬ事故につながるおそれがあります。
マニュアル車では発進時の速度をクラッチ操作とアクセル操作を併用して調節しますが、オートマチック車ではアクセル操作のみで行ないますので、アクセル操作は慎重に行なってください。
ブレーキペダルを踏んだまま、セレクトレバーを操作します。
前進···D、M
後退···R
セレクトレバーの位置を確認します。
パーキングブレーキを解除します。
ブレーキペダルを徐々にゆるめ、アクセルペダルをゆっくり踏み発進します。
後退時は身体を後ろにひねった姿勢になります。ブレーキペダルを確実に踏めるよう注意してください。
セレクトレバーをRに入れるとチャイムが鳴り、セレクトレバーがRに入っていることを運転者に知らせます。
少し後退したときなどはセレクトレバーをRに入れたことを忘れてしまうことがあります。後退したあとは、すぐにセレクトレバーをNにもどし、発進時にはセレクトレバーの位置を確認してください。
急な坂道での発進
パーキングブレーキをかけたまま、アクセルペダルをゆっくり踏み、車が動く感触を確認しながらパーキングブレーキをもどします。
走行するとき
通常走行
セレクトレバーをDに入れて走行します。アクセルとブレーキの操作で加速/減速します。
ギヤは1速から6速の間で、自動的に変速されます。
マニュアルモード走行
停車中または走行中にセレクトレバーをDからMに入れると、マニュアルモードにセットされ、マニュアルトランスミッションのような操作ができます。
→参照「マニュアルモード」
急加速
セレクトレバーがDまたはMのとき、アクセルペダルをいっぱいに踏み込むと、キックダウンして急加速できます。
セレクトレバーがMでDSCをOFFにしているときは、アクセルペダルをいっぱいに踏み込んでも自動変速されません。セレクトレバーを操作してください。
急な上り坂での走行
坂の勾配に応じ、マニュアルモードで変速してください。エンジン回転の変化が少ないなめらかな走行ができます。
下り坂での走行
エンジンブレーキが必要なときは、マニュアルモードにして、低速ギヤにシフトダウンしてください。
マニュアルモードのときは、走行速度にあわせて1段ずつシフトダウンし、エンジンブレーキを併用してください。
停車するとき
ブレーキペダルをしっかりと踏んでおきます。
必要に応じてパーキングブレーキをかけます。
停車時間が長くなりそうなときは、セレクトレバーをNまたはPに入れます。
停車中、むやみにアクセルペダルを踏まない。
セレクトレバーがP、N以外に入っているとき、誤ってアクセルペダルを踏むと急発進するため思わぬ事故につながるおそれがあります。
停車後、再発進するときはセレクトレバーの位置に思い違いがないよう確認する。
意に反して車が動き出すと、思わぬ事故につながるおそれがあります。
アクセルペダルとブレーキペダルを同時に踏んだり、上り坂でセレクトレバーを前進位置に入れ、アクセルをふかしながら停車しないでください。トランスミッションが過熱し、故障につながるおそれがあります。
駐車するとき
車を完全に止めます。
セレクトレバーをPに入れます。
ブレーキペダルを踏んだまま、パーキングブレーキをかけます。
エンジンを止めます。
駐車するときは、セレクトレバーをPに入れ、パーキングブレーキをかける。
パーキングブレーキをかけただけや、セレクトレバーをPに入れただけで駐車していると、車が勝手に動き出し思わぬ事故につながるおそれがあります。
エンジンをかけたまま駐車しない。
万一セレクトレバーがP、N以外に入っていた場合、クリープ現象で車が勝手に動き出したり、乗り込むときに誤ってアクセルペダルを踏み、急発進するなど、思わぬ事故につながるおそれがあります。
セレクトレバーをPに入れるときは、車を完全に止めてから行なってください。車が完全に止まる前にセレクトレバーをPに入れると、トランスミッションに無理な力がかかり故障につながるおそれがあります。
そのほかに気をつけること
坂道などで、セレクトレバーを前進位置に入れたまま後退したり、後退位置に入れたまま前進しない。
エンジンが停止してブレーキの効きが悪くなったり、ハンドルが重くなったりして思わぬ事故につながるおそれがあります。