以下のような状況では危険ですので、バックガイドモニターを使用しないでください。
凍結した滑りやすい路面や雪道
タイヤチェーン・応急用タイヤを使用しているとき
リヤゲートが完全に閉まっていないとき
坂道などの平坦でない道路
ディスプレイが冷えているとき、映像が尾を引いたり、画面が通常よりも暗くなり、車両周辺の状況を確認しにくくなる場合があります。必ず後方および周囲の安全を直接確認しながら運転してください。
カメラ部に強い衝撃を与えないでください。カメラの位置や取り付け角度がずれるおそれがあります。
カメラ部は防水構造となっていますので、分解、改造、取りはずしをしないでください。
カメラのカバーは樹脂ですので、油膜取り剤、有機溶剤、ワックス、ガラスコート剤などを付着させないでください。付着したときは、すぐにやわらかい布等でふき取ってください。
カメラのカバーを強くこすったり、研磨剤や硬いブラシなどでみがいたりしないでください。カバーまたはレンズが傷つき、映像に悪影響をおよぼすおそれがあります。
カメラのレンズに水滴や雪、泥などがついているときは、やわらかい布等でふき取ってください。よごれがひどい場合は、中性洗剤で洗い流してください。
車両後部をぶつけたときは、カメラ (位置、取り付け角度) がずれているおそれがあります。必ずマツダ販売店で確認を行なってください。
寒いときにお湯をかけるなど、カメラ部に急激な温度変化をあたえるとバックガイドモニターが正常に作動しなくなるおそれがあります。
バッテリーの電圧が低いときや、アイドリングストップが再始動するときに画面が見えにくくなることがありますが、異常ではありません。
ディスプレイに「映像信号を受信できません。」と表示されたときは、カメラ等の故障が考えられます。マツダ販売店で点検を受けてください。
画面に映し出される範囲
車両後方の映像を映し出して駐・停車時に障害物や車間距離を確認するときの補助としてご使用ください。
車両後部に設置されたカメラから、ほぼ水平に映し出します。
自車の状況や路面状況により、映し出される範囲は異なります。
カメラが映す範囲には限界があります。バンパーの下にあるものやバンパーの両端付近は映りません。
バックガイドモニターのカメラは特殊なレンズを使用しているため、画面に映る映像の距離間隔は実際の距離とは異なります。
バックガイドモニターは鏡面画像になっています。
装備によってはカメラに写りこむ場合があります。カメラの視野に影響をおよぼすもの (視野を遮るもの、光を発するもの、光沢素材でできたものなど)は取り付けないでください。
次のような状況では、画面が見づらくなることがありますが、故障ではありません。
夜間など暗いところ
レンズ付近の温度が高い/低いとき
雨天時など、カメラに水滴がついたときや湿度が高いとき
カメラ付近に泥などの異物がついたとき
太陽やヘッドランプなどの光がカメラのレンズに直接当たったとき
ガイド線の見方
a) 予想進路線 (黄色)
車両の予想進路の目安を示すライン
ハンドルを操作すると、予想進路線が連動して動きます。
b) 車幅延長線 (青色)
車幅の延長の目安を示すライン
ハンドルが直進状態のときは、表示されません。
c) 距離目安線
車両後方の距離 (バンパー後端から) を示すライン
ハンドル操作と連動するライン (赤色と黄色) は、それぞれの中心位置で、約0.5m先 (赤色) 約1m先 (黄色) を示します。
ハンドルが直進状態ではないときは、誤差が生じます。
画面では、距離目安線が示す実際の距離 (赤色: 約0.5m先、黄色: 約1m先) より、右側は近くの位置に、左側は遠くの位置に表示されます。
バックガイドモニターを使って駐車する方法は、駐車時の道路事情、路面状況、自車の状況によって違います。ハンドル操作のタイミング、操作量は状況によって異なりますので、周囲を直接確認しながら状況に合わせた操作を行なってください。また、操作を行なう前は、必ず駐車スペースに車両が駐車できるかを確認してください。
次に示す状況は、ハンドルを右側にまわして後退し、駐車する例を示しています。逆方向から後退し駐車するときは、左右が逆になります。
チェンジレバー (マニュアル車) またはセレクトレバー (オートマチック車) をRの位置にし、バックガイドモニターを表示します。
車両が駐車スペースの中に入るようにハンドル操作を行ない後退します。
車両が駐車スペース内にはいったら、車幅延長線と駐車スペース左右の間隔が、車両付近の位置で同じくらいになるようにハンドルを操作して、ゆっくり後退します。
車幅延長線と駐車スペースが平行になるようにハンドルを操作します。
平行になったら、ハンドルを直進状態にして、ゆっくり後退します。周囲の状況を十分に確認し、最適な位置で停止します。 (駐車スペースに区画線がある場合は区画線と車幅延長線が平行になったら)
駐車するときは、以下のように画面に映し出される映像と実際の状況は異なることがありますので、必ず後方および周囲の安全を直接確認しながら運転してください。
画面に映し出される駐車スペース (車庫など) の後端と距離目安線が平行に見えていても、実際には平行ではないことがあります。
駐車場の区画線が片側しかないときは、区画線と車幅延長線が平行に見えていても、実際には平行ではないことがあります。
実際の画面と路面の誤差
実際の路面と画面上の路面とでは誤差が生じます。距離感の誤差は事故につながるおそれがありますので、次のような誤差の起こりやすい状況を確認しておいてください。
人や荷物の重みで車が傾いているとき
車両が傾いて後部が下がっているときは、カメラに映る障害物は車体後部からの距離が実際よりも遠くにあるように見えます。
車両後方に勾配の急な上り坂や下り坂があるとき
車両後方に勾配の急な上り坂 (下り坂) があるときは、カメラに映る障害物は車体後部からの距離が実際よりも遠く (近く) にあるように見えます。
車両後方に立体物があるとき
距離目安線は水平な路面を基準に表示されているため、画面に映っている立体物との距離は実際とは異なります。
立体物が近くにあるところを後退するとき
張り出しのある立体物 (車や障害物) の近くを後退するとき、予想進路線では立体物に当たらないように見えても、実際にはぶつかることがあります。画面上の予想進路線は水平な路面を基準に表示されているため画面に映っている立体物の位置は実際とは異なります。張り出しのある立体物の近くを通るときは、後方および周辺を直接確認してください。
画質調整
バックガイドモニターの画質調整は必ず車両停止中に行う。
運転中にバックガイドモニターの画質を調整しないでください。車両走行中に、明るさ、コントラスト、色の濃さ、および色合いなどバックガイドモニターの画質調整を行うと、車両操作の妨げになり思わぬ事故につながるおそれがあります。
マニュアル車はチェンジレバーがRのとき、オートマチック車はセレクトレバーがRの位置のときに、画質調整をすることができます。
調整項目には、明るさ、コントラスト、色の濃さ、色合い、の4種類があります。調整するときは車両の周囲を十分に確認してください。
画面のを選択して、タブを表示します。
目的の項目のタブを選択します。
スライダを使用して明るさ、コントラスト、色の濃さ、色合いを調整します。
リセットする場合は、リセットボタンを押します。
画面のを選択して、タブを閉じます。