バッテリーがあがったとき
処置方法
押しがけによる始動はできません。
別売のブースターケーブルを使用して、救援車 (他の車) のバッテリーとエンジンルーム内にある救援用端子を接続し、ハイブリッドシステムを始動させます。
自車と同じ12Vバッテリーを搭載した救援車を依頼してください。
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自車のボンネットを開け、ヒューズボックスのカバーを取りはずします。
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ヒューズボックス内の救援用端子のカバーを開きます。
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自車の救援用端子と救援車のバッテリーが一番近い位置になるように、車を移動させます。
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ヘッドランプやエアコンなどの電源が切ってあることを確認します。
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救援車のエンジンを止めて、ブースターケーブルを次の順で接続します。
ブースターケーブルを接続する前に各バッテリーの端子 (
、
) の位置を確認してください。
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1本目
自車の救援用端子 (
端子)
救援車のバッテリーの
端子
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2本目
救援車のバッテリーの
端子
図で表示の箇所 (アースを取る)
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バッテリーを取り扱うときは、絶対に火気を近づけない。
バッテリーから発生する可燃性ガスに引火して爆発するおそれがあり危険です。火花の発生を防ぐため次の点を必ず守ってください。
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ブースターケーブルの接続、取りはずしのときは、端子同士やボディーに触れないように十分注意してください。
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救援車のエンジンをかけ、エンジン回転数を高めにします。
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救援車のエンジンを約5分間回転させて、応急的に自車の12Vバッテリーを充電します。
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救援車のエンジン回転を維持したまま、自車のパワースイッチを押し、いったん電源ポジションをONにしてからハイブリッドシステムを始動させます。
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充電中はバッテリーに近づかない。
バッテリー液は希硫酸です。目や皮膚に付着すると重大な傷害につながるおそれがあります。万一目や皮膚に付着したときは、すぐに多量の水で洗浄し、応急処置が済んだら、医師の診察を受けてください。
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READYインジケーターが点灯したことを確認します。点灯しない場合は、マツダ販売店に連絡してください。
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ハイブリッドシステムを始動させたら、速やかにブースターケーブルを接続したときと逆の順で取りはずします。
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救援用端子のカバーをもとにもどし、ヒューズボックスのカバーを取り付けます。
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ハイブリッドシステムを始動させても、早めにマツダ販売店で点検を受けてください。
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12Vバッテリーあがりの処置をしたあとは早めにマツダ販売店で点検を受ける。
12Vバッテリーが劣化している場合、そのまま使い続けると12Vバッテリーから有害なガスが発生し、乗員に健康被害をおよぼすおそれがあります。
12Vバッテリーがあがったときや、取りはずしたときなどは
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12Vバッテリー脱着後、最初のハイブリッドシステム始動に失敗することがあります。2回目以降にハイブリッドシステムが始動できれば、異常ではありません。
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車両は常に電源ポジションの状態を記憶しています。12Vバッテリーがあがったときや12Vバッテリーを取りはずしたときは、その時点の状態を記憶しているため、バッテリーあがりからの復旧直後や、バッテリー (
) を取り付けたときには、記憶している状態に復帰します。12Vバッテリーを脱着するときは、必ず電源ポジションをOFFにしておいてください。
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12Vバッテリーあがり前の電源ポジションの状態が不明の場合、12Vバッテリー接続時は電源ポジションの状態に注意してください。
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シフトポジションがPの状態で12Vバッテリーがあがった場合、シフトポジションがPから他のポジションに切り替えることができない可能性があります。シフトポジションがPから切り替えできない場合は、前輪が固定されているため、前輪を持ち上げないと車両の移動ができません。
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12Vバッテリーを再接続したときは、ハイブリッドシステムを始動させたあと、すべてのシフトポジションヘの切り替え操作を行なって、実際に切り替わることをシフトポジション表示灯およびシフトポジション表示で確認してください。