この車両にはフォワードセンシングカメラ (FSC) が装備されています。フォワードセンシングカメラ (FSC) は次のシステムが共用しています。
ハイ・ビーム・コントロールシステム (HBC)
アダプティブ・LED・ヘッドライト (ALH)
車線逸脱警報システム
交通標識認識システム (TSR)
ドライバー・アテンション・アラート (DAA)
アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート (アドバンストSCBS)
AT誤発進抑制制御 [前進時]
スマート・ブレーキ・サポート (SBS)
フォワードセンシングカメラ (FSC) は、夜間走行時に前方の状況を判断したり、車線表示を検知したりしています。フォワードセンシングカメラ (FSC) が対象物を認識できる距離は、周囲の状況により異なります。
フォワードセンシングカメラ (FSC) はルームミラー付近に設置されています。
サスペンションを改造しない
車高や車の傾きが変わると前方車や障害物を正しく検知できないため、システムが正常に作動しなくなったり、誤って作動し、重大な事故につながるおそれがあります。
正しい作動のため、次のことをお守りください。
フォワードセンシングカメラ (FSC) を取外さないでください。システムが正常に作動しなくなるおそれがあります。
フォワードセンシングカメラ (FSC) のカバーを外さないでください。
インストルメントパネルの上に光を反射するものを置かないでください。
フォワードセンシングカメラ (FSC) 付近のフロントガラスにアクセサリ、ステッカーやフィルムを貼らないでください。フォワードセンシングカメラ (FSC) のレンズの前方に妨げとなるものがあると、透明なステッカーでも誤作動の原因となります。
フォワードセンシングカメラ (FSC) 付近のフロントガラスは、汚れたり曇ったりしないように常に綺麗な状態にしてください。曇ったときは、曇り取りスイッチを押してガラスの曇りを取ってください。
フロントガラスの手入れをするときは、ガラスクリーナーなどが、フォワードセンシングカメラ (FSC) のレンズに付着しないようにしてください。また、フォワードセンシングカメラ (FSC) のレンズには触れないでください。
フォワードセンシングカメラ (FSC) 前方のフロントガラス内側の清掃はマツダ販売店にご相談ください。
フォワードセンシングカメラ (FSC) のレンズを汚したり、傷をつけたりしないでください。また、分解などもしないでください。故障、誤動作の原因になります。
フォワードセンシングカメラ (FSC) 本体周辺の修理を行うときは、マツダ販売店にご相談ください。
ルームミラー周辺の修理を行うときはマツダ販売店にご相談ください。
カメラのレンズの手入れは、マツダ販売店にご相談ください。
フォワードセンシングカメラ (FSC) 本体やその周辺部に強い衝撃や力を加えないでください。万一、衝撃が加わった場合は、ハイ・ビーム・コントロールシステム (HBC)、アダプティブ・LED・ヘッドライト (ALH)、車線逸脱警報システム、交通標識認識システム (TSR)、ドライバー・アテンション・アラート (DAA)、アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート (アドバンストSCBS)、AT誤発進抑制制御 [前進時]、およびスマート・ブレーキ・サポート (SBS) の使用を中止しマツダ販売店にご相談ください。
フォワードセンシングカメラ (FSC) の向きは厳密に調整されていますので、フォワードセンシングカメラ (FSC) の取り付け位置を変更したり、取り外したりしないでください。故障、誤動作の原因になります。
4輪ともすべて指定されたサイズで、同一メーカー・同一銘柄・同一トレッドパターンのタイヤを使用してください。また、磨耗差の著しいタイヤを混ぜて使用しないでください。タイヤを混ぜて使用すると、フォワードセンシングカメラ (FSC) が正常に作動しなくなるおそれがあります。
フォワードセンシングカメラ (FSC) は、ガラスの汚れを検知してお知らせする機能を備えていますが、ビニール袋や氷、雪などが付着した場合など、状況によっては検知できない場合があります。このようなときは前方車を正しく判断できず、正しい制御ができないおそれがあります。常に前方を注意して運転してください。
フォワードセンシングカメラ (FSC) は、次のすべての条件を満たしたときに歩行者を認識します。
歩行者が身長約1 m~2 mのとき
頭部、両肩、脚などの輪郭が判別できるとき
次のようなときはフォワードセンシングカメラ (FSC) が歩行者と認識できない場合があります。
複数人で歩いているとき、集団でいるとき
別の障害物の近くにいるとき
歩行者がしゃがんでいる、横たわっている、前かがみになっているとき
歩行者が急に目の前に飛び出してきたとき
歩行者が傘をさしている、大きな荷物を持っているなど、何かを持っているとき
夜間などに暗い場所にいる、背景と近い色の服を着ているなど背景に溶け込んでいるとき
次のような場合は、フォワードセンシングカメラ (FSC) が正確に対象物を検知できず、各システムが正常に作動しない場合があります。
前方車が車高の低い車両のとき
前方車と同程度の速度で走行しているとき
夜間、またはトンネル内でヘッドランプを点灯していないとき
次のような場合は、フォワードセンシングカメラ (FSC) が対象物を検知できないことがあります。
雨・霧・雪など天候が悪いとき
ウィンドーウォッシャー使用中や降雨時にワイパーを使用していないとき
フロントガラスに氷、曇り、雪、霜、雨滴、汚れ、ビニールなどの異物が付着しているとき
荷台の低いトラック、極端に車高の低い車両や車高の高い車両
模様のない壁の横を走行しているとき (フェンスや縦じま模様の壁を含む)
前方車のテールランプ (尾灯/制動灯など) が消灯しているとき
前方車がヘッドランプの照射範囲外にいるとき
急カーブ、急な上り坂、急な下り坂を走行しているとき
トンネルの出入り口を走行しているとき
ルーフレールなどを装着してフォワードセンシングカメラ (FSC) をおおうような長尺物をのせたとき
前方車の排気ガス、砂や雪、マンホールやグレーチングなどからの水蒸気などによる煙、水しぶきが巻きあがっているとき
偏摩耗の著しいタイヤを装着して走行しているとき
下り坂や凸凹な道路を走行しているとき
路面に水たまりがあるとき
夜間や夕方、朝方、トンネルや屋内の駐車場など周囲が暗いとき
ヘッドランプのレンズが汚れて照射が弱いときや光軸がずれているときなどヘッドランプの明るさが十分でないとき
対象物がフォワードセンシングカメラ (FSC) の死角にいるとき
対象物が横から飛び出したり、目の前に割り込んだとき
自車が車線変更をして対象物に接近したとき
対象物との距離が極端に近い状態で走行しているとき
タイヤチェーン・応急用スペアタイヤを使用しているとき
他の車をけん引しているとき
重い荷物の積載などにより車が傾いているとき
前方に強い光を受けたとき (逆光やヘッドランプ上向き (ハイビーム) など)
車両前方にたくさんの光を発するものがあるとき
前方車にテールランプ (尾灯/制動灯など) が装備されていないとき
キャリアカーなど、特殊な形状をした車両
フォワードセンシングカメラ (FSC) は、逆光や霧などで正常に作動できない場合、フォワードセンシングカメラ (FSC) に関連するシステムの機能を一時的に停止し、次の警告灯を点灯させますが、故障ではありません。
ハイ・ビーム・コントロールシステム (HBC) 警告灯
アダプティブ・LED・ヘッドライト (ALH) 警告灯
車線逸脱警報システム警告灯
スマート・ブレーキ・サポート/スマート・シティ・ブレーキ・サポート (SBS/SCBS) 警告灯 (橙)
フォワードセンシングカメラ (FSC) は、高温で正常に機能できない場合、フォワードセンシングカメラ (FSC) に関連するシステムの機能を一時的に停止し、次の警告灯を点灯させますが、故障ではありません。エアコンを作動させるなどしてフォワードセンシングカメラ (FSC) 周辺の温度を下げてください。
ハイ・ビーム・コントロールシステム (HBC) 警告灯
アダプティブ・LED・ヘッドライト (ALH) 警告灯
車線逸脱警報システム警告灯
スマート・ブレーキ・サポート/スマート・シティ・ブレーキ・サポート (SBS/SCBS) 警告灯 (橙)
フォワードセンシングカメラ (FSC) が、ガラスの汚れや曇りを検知した場合、フォワードセンシングカメラ (FSC) に関連するシステムの機能を一時的に停止し、次の警告灯を点灯させますが、故障ではありません。ガラスの汚れを取り除く、または、曇り取りスイッチを押してガラスの曇りを取ってください。
ハイ・ビーム・コントロールシステム (HBC) 警告灯
アダプティブ・LED・ヘッドライト (ALH) 警告灯
車線逸脱警報システム警告灯
スマート・ブレーキ・サポート/スマート・シティ・ブレーキ・サポート (SBS/SCBS) 警告灯 (橙)
飛び石などでフロントガラスに傷などが認められるときは、フロントガラスを必ず交換してください。交換する際は、マツダ販売店にご相談ください。