お客様のお車の使用状況に応じて、お客様自身の判断で適切な時期に実施していただく点検です。
日常点検はお客様自身で実施可能な項目となっておりますので、長距離走行前や洗車時、給油時などを目安に実施してください。
「日常点検整備のしかた」については別冊のメンテナンスノートに記載しています。
点検結果について
点検の結果は別冊のメンテナンスノート内「メンテナンスレコード」に記入してください。
運行において異常が見られた箇所
前回の運転中に異常を認めた箇所について運転に支障がないかを点検します。
点検要領については別冊のメンテナンスノートに記載しています。
エンジンルームをのぞいて
エンジンルームを点検したときは、工具や布を置き忘れないようにしてください。置き忘れるとエンジンなどを損傷したり、火災につながるなど思わぬ事故につながるおそれがあります。
全体を見まわして
運転席にすわって
タイヤの点検は法律で義務付けられています。
点検要領については別冊のメンテナンスノートを参照してください。
タイヤの劣化について
タイヤはゴム製品のため、長期間使用すると徐々に劣化していきます。安全な走行状態を確保するために、使用開始後5~7年を目安にマツダ販売店で点検を受けてください。
空気圧の点検
タイヤ間で空気圧の差が著しくならないように規定値に調整してください。
タイヤの空気圧が不足したままで走行しない。
タイヤの空気圧が不足していると車両の安定性を損なうばかりでなく、タイヤの偏摩耗の原因となります。また、タイヤの空気圧が不足したままで高速走行すると、タイヤがバースト (破裂) するなどして、思わぬ事故につながるおそれがあります。
タイヤバルブキャップは純正品を使用する。
タイヤバルブキャップは純正品以外を使用しないでください。純正品以外を使用するとバルブの損傷により、適正空気圧にならないおそれがあります。そのまま走行すると空気圧が低下し、思わぬ事故につながるおそれがあります。
き裂、損傷の点検
異常があるタイヤを装着すると、次の状況が起こることがあり、思わぬ事故につながったり、故障の原因になるおそれがあるため、正常なタイヤと交換する。
走行中にハンドルがとられる
異常な振動を感じる
パンクやバースト (破裂) する
車の性能 (燃費·走行安定性·制動距離など) が十分に発揮できない
部品に悪影響をあたえる
溝の深さ、異常摩耗の点検
摩耗差の著しいタイヤを混ぜて使用しないでください。
タイヤの溝の深さが少ないタイヤや摩耗限界表示 (ウェアインジケーター) が現れているタイヤを使用しない。
そのまま使用すると、制動距離が長くなったり、雨の日にハイドロプレーニング現象により、ハンドル操作ができなくなったり、タイヤがバースト (破裂) するなど、思わぬ事故につながるおそれがあります。摩耗限界表示が現れたらすみやかに正常なタイヤと交換してください。
摩耗限界表示について
摩耗限界表示は、タイヤの接地面にあり、他の部分より溝が1.6mmだけ浅くなっています。
オイルレベルゲージでエンジンオイルの量を点検してください。
不足しているときは上限から下限の間になるよう補充してください。
点検の要領は別冊のメンテナンスノートに記載しています。
指定のエンジンオイルを使用してください。指定以外のオイルを使用した場合、DPF内にオイル中の灰分が堆積し、燃費の悪化やDPFの交換が必要になることがあります。
→参照「エンジンオイル」
エンジンオイルの量を点検するときは、オイルレベルゲージをひねらずまっすぐに抜いてください。
また、オイルレベルゲージを差すときは、必ずオイルレベルゲージの×マークを車両前方に向けてひねらずまっすぐ差し込んでください。
エンジンオイルがレベルゲージの×の位置を超えている場合はオイル交換をしてください。
DPFに堆積したPM (Particulate Matter: 粒子状物質) が自動で除去されるとき、エンジンオイルに燃料が混ざり、油量が増えることがありますが異常ではありません。
オイル交換後は、マツダ販売店などの整備工場で記憶値の初期化 (オイルデータリセット) を行なうか、次の手順で記憶値の初期化を行なってください。コンピューターの記憶値を初期化しなかった場合、レンチ表示灯またはオイル警告灯が点灯することがあります。
記憶値の初期化 (オイルデータリセット) は次の手順でも行なうことができます。
電源ポジションをOFFにします。
オド/トリップ切り替えボタンを押したまま、電源ポジションをONにし、マスター警告灯が点滅するまで、オド/トリップ切り替えボタンを約5秒間押し続けます。
マスター警告灯が数秒間点滅したら、初期化は完了です。
バッテリー液の量が下限 (LOWER LEVEL) より不足している状態でエンジンを始動すると、破裂 (爆発) につながるおそれがあり危険です。バッテリー液が不足しているときは、エンジン始動前に必ず補充液または蒸留水を補充してください。
→参照「バッテリーあがりについて」
点検、補充の要領は別冊のメンテナンスノートを参照してください。
交換するときは、マツダ販売店にご相談ください。