衝突二次被害軽減システム
衝突二次被害軽減システムについて
衝突二次被害軽減システムは、停車中にエアバッグが作動するほどの衝突被害を受けた際に、車両を減速させて二次被害を軽減するシステムです。
停車中にエアバッグが作動するほどの衝突事故が起きると、非常点滅灯を点滅させて周辺車両に注意を促しつつ、ブレーキ制御をして障害物などに衝突した際の被害を軽減します。

衝突二次被害軽減システムの警告・注意
衝突二次被害軽減システムを過信しない。
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車両の状態、構成部品の損傷状態、対象物の状態、天候状況、道路状況などの条件によっては、衝突二次被害軽減システムが正常に作動しないことがあります。システムを過信せず、運転者の責任において運転してください。
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衝突二次被害軽減システムの機能には限界があります。ブレーキペダルやアクセルペダルの適切な操作を怠ると、重大な傷害につながるおそれがあります。
衝突二次被害軽減システムの使いかた
衝突二次被害軽減システムが作動するとき
停車中にエアバッグが作動するほどの衝突被害を受けた場合に、衝突二次被害軽減システムが作動します。
衝突二次被害軽減システムが作動すると、システム制御によるブレーキがかかり、非常点滅灯が点滅し続けます。
システム制御によるブレーキで自車が停止した後は、電動パーキングブレーキ (EPB) によってパーキングブレーキがかかります。
システム制御によるブレーキが解除されるとき
次の条件のいずれかを満たすと、システム制御によるブレーキが解除されます。
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システムが作動してから一定時間が経過したとき
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システム制御による停車後、アクセルペダルを強く3回踏み込んだとき
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電動パーキングブレーキ (EPB) の作動後にパーキングブレーキを解除したとき
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システムのブレーキ制御よりも運転者のブレーキペダル踏力が強い場合は、運転者のブレーキ操作が優先されます。
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システム制御による非常点滅灯の点滅は、次のいずれかの操作をすると解除されます。
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非常点滅灯スイッチを押す
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車両の電源をOFFにする
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