車両外観の点検
点検項目と点検箇所を確認する
フロント

リア
(セダン)

(ファストバック)

-
ウォッシャー液の噴射状態、ワイパーの払拭状態
-
タイヤの空気圧、き裂、損傷、異常摩耗、溝の深さなど
-
灯火装置の点灯、方向指示灯の点滅具合および汚れ、損傷
ワイパーブレードゴムを交換する
-
自動洗車機でワックスが塗布されると、ワイパーが作動することがあります。
-
撥水コートを使用すると、種類によっては作動不良やふき性能の低下を発生させる場合があります。
-
ワイパーブレードの損傷を防ぐため、ワイパーブレードの上またはその付近でガソリン、灯油、シンナーまたはその他の溶剤を使用しないでください。
-
車両の電源がONで、ワイパーレバーがAUTOの位置のとき、次のような場合はワイパーが自動で作動することがあります。
-
フロントガラスのレインセンサー上部に触れたとき
-
フロントガラスのレインセンサー上部を布などでふいたとき
-
フロントガラスが手またはその他の物でたたかれたとき
-
レインセンサーが車両の中から手またはその他の物でたたかれたとき
けがやワイパーの故障につながるおそれがあるため、手や指を挟まないように注意してください。洗車や整備を行なうときは、ワイパーレバーがOFFの位置になっていることを確認してください。
-
-
ワイパーを立てるときは、ワイパーをサービスポジションに動かす必要があります。正しい手順で行なってください。正しい手順で行なわないと、ワイパーブレード、ワイパーアーム、またはボンネットに傷がつくおそれがあります。
フロントガラスまたはブレードは異物または汚染物質により、ワイパーの効力を低減するおそれがあります。 共通の原因は、昆虫、樹液、市販の車用洗剤などです。
フロントワイパーブレードのゴムを交換する
-
ワイパーブレード、ワイパーアーム、またはボンネットに傷がつくおそれがあるため、正しい手順で交換を行なってください。
ワイパーを立てるときは、ワイパーをサービスポジションに動かす必要があります。
ワイパーを下ろすときは、車両の電源をONにしてワイパーを操作する前に、ワイパーブレードがサービスポジションにあることを確認してください。
-
マツダ純正品のワイパーブレードに交換してください。マツダ純正品以外のワイパーブレードに交換すると、ふき取り性能が低下するおそれがあります。
-
ワイパーアームやその他の部品を破損するおそれがあるため、手でワイパーアームを掃除しないようにしてください。
-
ワイパーゴムを交換するときは、必要以上にワイパーゴムを曲げないでください。ワイパーブレード内にある金属部分が変形し、ワイパーのふき取りが悪くなるおそれがあります。
-
ワイパーアームを立てるときに、ワイパーブレードの先端を持たないでください。ワイパーブレードの先端を持つと、部品が変形してふき取り性能が低下するおそれがあります。
-
立てたワイパーを勢いよくもどすとワイパーアームやブレードが損傷したり、フロントガラスに傷や割れが生じたりするおそれがあります。
-
次の手順で、ワイパーをサービスポジションまで動かす。
-
車両の電源をONにする。
-
車両の電源をOFFにする。
-
車両の電源をOFFにしてから30秒以内に、ワイパースイッチをMISTの位置まで2回押し上げる。
手順が完了するとワイパーが作動し、サービスポジションで止まります。
-
-
ワイパーアームを立てる。
-
ワイパーアームのタブを押しながらブレード部品をスライドさせて取りはずす。
-
ブレードホルダーにブレードゴムが正しく取り付けられているか確認する。
-
ワイパーアームをゆっくりとフロントガラスに下ろす。
-
次の手順で、ワイパーを初期位置まで動かす。
-
ワイパーがフロントガラスの上に下ろされていることを確認する。
-
車両の電源をONにする。
-
ワイパースイッチをMISTの位置まで2回押し上げる。
-
リアワイパーブレードのゴムを交換する
-
ワイパーアームを立てて、ワイパーブレードのロックがはずれるまで右にまわし、ワイパーブレードを取りはずす。
-
ブレードゴムからブレード部品を取りはずし、新しいブレードゴムに取り付ける。
-
慎重に新品のブレードラバーを取り付けてください。はずした手順と逆の手順でブレード部品を取り付けます。
-
ブレードをワイパーアームに、はずした手順と逆の手順で取り付ける。
タイヤを点検する
タイヤの点検について
タイヤの点検は法律で義務付けられています。
点検要領については別冊のメンテナンスノートを参照してください。
タイヤは、正しい動作、安全、燃費向上のため、適正空気圧を維持し、積載制限を守ってください。
指定サイズ以外のタイヤを使用しない。また、異なる種類のタイヤを混ぜて使用しない。
走行安定性が損なわれ、思わぬ事故につながるおそれがあります。また、法令違反になる場合があります。
運転席ドアを開けたボディー側にあるラベルに記載されているサイズのタイヤを使用してください。また、4輪ともに同一種類のタイヤを使用してください。
タイヤ空気圧を点検する
タイヤの空気圧が不足したままで走行しない。
タイヤの空気圧が不足していると車両の安定性を損なうばかりでなく、タイヤの偏摩耗の原因となります。また、タイヤの空気圧が不足したままで高速走行すると、タイヤがバースト (破裂) するなどして、思わぬ事故につながるおそれがあります。
タイヤバルブキャップは純正品を使用する。
タイヤバルブキャップは純正品以外を使用しないでください。純正品以外を使用するとバルブの損傷により、適正空気圧にならないおそれがあります。そのまま走行すると空気圧が低下し、思わぬ事故につながるおそれがあります。
き裂、損傷の点検をする
異常があるタイヤを装着すると、次の状況が起こることがあり、思わぬ事故につながったり、故障の原因になったりするおそれがあるため、正常なタイヤと交換する。
-
走行中にハンドルがとられる
-
異常な振動を感じる
-
パンクやバースト (破裂) する
-
車の性能 (燃費·走行安定性·制動距離など) が十分に発揮できない
-
部品に悪影響を与える
溝の深さ、異常摩耗を点検する
摩耗差の著しいタイヤを混ぜて使用しないでください。
タイヤの溝の深さが少ないタイヤや摩耗限界表示 (ウェアインジケーター) が現れているタイヤを使用しない。
そのまま使用すると、制動距離が長くなったり、雨の日にハイドロプレーニング現象により、ハンドル操作ができなくなったり、タイヤがバースト (破裂) するなど、思わぬ事故につながるおそれがあります。摩耗限界表示が現れたらすみやかに正常なタイヤと交換してください。

-
摩耗限界表示
-
摩耗限界表示の位置を示すマークの例
タイヤの位置交換 (タイヤローテーション) をする
タイヤの偏摩耗を防ぎ、寿命をのばすために、約5,000 km走行ごとにタイヤの位置を交換してください。
タイヤの位置交換を行なうときはマツダ販売店にご相談ください。
タイヤを交換するときは指定されたサイズや種類のタイヤを装着する。
指定されたサイズや種類以外のタイヤを装着すると走行安定性が損なわれるため、思わぬ事故につながるおそれがあります。
定期的にタイヤの位置交換を行なう。
異常なタイヤ摩耗は危険です。操舵・制動を良好に保てるよう摩耗を均一にするため、定期的に、偏摩耗が現れた場合はできるだけ早くタイヤの位置交換を行なってください。
タイヤ位置交換のしかた

タイヤの位置交換を行なった後は、適正なバランスとなっているか点検してください。
また、偏摩耗や損傷がないか点検してください。異常な摩耗には、通常次のような原因があります。
-
タイヤ空気圧が適正でない。
-
アライメントが適正でない。
-
ホイールバランスが適正でない。
-
ブレーキが強すぎる。
タイヤパンク応急修理キットを点検する
タイヤパンク応急修理キットの点検は定期的に行なってください。
-
修理剤の有効期限の確認
-
コンプレッサーの作動の確認
修理剤には有効期限があります。有効期限が切れたものは使用できませんので、ボトルのラベルに記載されている有効期限を確認し、有効期限が切れる前にマツダ販売店で新しい修理剤をお求めください。