セレクトレバーをDからMにいれるとマニュアルモードになります。
マニュアルモードでは、ギヤ位置を手動で切り替えることができます。
セレクトレバーをMからDにいれるとマニュアルモードが解除されます。
停車時にマニュアルモードにした場合、ギヤは1速になります。
Dレンジ5速走行時にアクセルペダルを踏み込まずにマニュアルモードにした場合、ギヤは4速になります。また、Dレンジ6速走行時にアクセルペダルを踏み込まずにマニュアルモードにした場合、ギヤは5速になります。
表示灯
マニュアルモード表示
マニュアルモードにすると、メーター内にあるセレクトレバー位置表示灯のMが点灯します。
ギヤ位置表示
ギヤ位置が表示されます。
高速走行中、速度によりシフトダウンできないときは、ギヤ位置表示が2回点滅します。
自動変速になる場合があります
オートマチックトランスミッションフルード (ATF) の温度が高温になると、ギヤ位置表示が消灯しマニュアルモードが解除されるため自動変速になる場合があります。これはATを保護するための正常な機能です。しばらくしてATF温度が下がるとギヤ位置表示が再び点灯しマニュアルモードでの走行が可能になります。
シフトチェンジ (変速) のしかた
セレクトレバーによりシフトチェンジすることができます。
シフトアップ (M1→M2→M3→M4→M5→M6)
セレクトレバーを側に動かすとシフトアップ (高速ギヤに変速) します。
低速時は速度によりシフトアップできないことがあります。
シフトダウン (M6→M5→M4→M3→M2→M1)
セレクトレバーを側に動かすとシフトダウン (低速ギヤに変速)します。
高速走行中、またはぬれた路面や積雪路、凍結路を走行しているときは、急激なエンジンブレーキの使用 (シフトダウン) は避ける。
タイヤがスリップし、思わぬ事故につながるおそれがあります。
高速走行中は、速度によりシフトダウンできないことがあります。
減速中は、速度により自動的にシフトダウンします。
マニュアルモードでも、アクセルペダルをいっぱいに踏み込むとキックダウンします。
→参照「オートマチック車の特性」
2速固定モード
車速が約10 km/h以下のときにセレクトレバーを側に動かして2速にすると2速固定モードになり、ギヤ位置は2速に固定されます。雪道などすべりやすい路面での発進や走行がしやすくなります。
2速固定モードのときに、セレクトレバーを側または側に動かして2速以外にすると2速固定モードは解除されます。
シフトチェンジ (変速) 制限速度
マニュアルモードでは、各ギヤ位置において次の表のような制限速度を設けています。制限速度範囲内のときにセレクトレバーを操作すると変速します。
シフトアップ
制限速度より低いときはシフトアップしません。
シフトダウン
制限速度を超えているときはシフトダウンしません。
制限速度を超えていてシフトダウンしなかった場合には、ギヤ位置表示が2回点滅し、変速できないことを運転者に知らせます。
キックダウン
走行中にアクセルペダルをいっぱいに踏み込むと、シフトダウンします。
2速固定モード時も、キックダウンでシフトダウンします。
オートシフトダウン
減速中は、速度により自動的にシフトダウンします。
2速固定モード時は、2速のまま停車します。