ディーゼルパティキュレートフィルター (DPF) はディーゼルエンジンの排気ガスに含まれるPM (Particulate Matter:粒子状物質) のほとんどを捕集し、除去するものです。
通常走行中はDPFで捕集されたPMは自動で除去されますが、次のようなときはPMが自動で除去されません。
車速約15km/h以下で走り続けているとき
10分以下の短時間走行の繰り返しやエンジンが暖機できないような走行を繰り返したとき
長時間アイドリング状態のとき
走行中に自動でPMを除去しているとき、エンジン音や排気ガスの臭いが変化することがあります。
システムの故障状態をメーター内のディスプレイでお知らせします。
ディスプレイに「DPF内にPMが堆積しています」と表示されるとき
PMの除去が自動で行なわれず、DPFで捕集したPMが規定量以上になると表示します。
PMを除去するために、完全暖機 (水温80°C以上) のときに、アクセルペダルを踏み20km/h以上でおよそ15分から20分走行してください。
ディスプレイに「DPF異常」と表示されるとき
システムに異常があると表示します。
ただちにマツダ販売店で点検を受けてください。
ディスプレイに「DPF内にPMが堆積しています」と表示されたまま運転を続けると、さらにPMが堆積し、ディスプレイの表示が「DPF異常」に変わることがあります。この場合はただちにマツダ販売店で点検を受けてください。点検を受けずにそのまま運転を続けると、エンジンの不調につながるおそれがあります。
ディスプレイに「DPF異常」と表示されているときは、ディーゼルパティキュレートフィルターを保護するために、エンジン出力は制限されます。