トラクションコントロールシステム (TCS) について
TCSとは
TCS (トラクションコントロールシステム) は、水にぬれた路面や雪道などのすべりやすい路面での発進や旋回加速時に起こる駆動輪の空転を防ぎ、適切な駆動力と操縦性を確保する装置です。
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エンジン回転が高いときにTCSが作動すると、エンジン回転の変動や車体の振動を感じることがありますが、異常ではありません。
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TCSを解除するときは、TCS OFFスイッチを押して解除してください。
→参照「TCS OFFスイッチ」
TCS/DSC作動表示灯
TCS OFFスイッチ
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スイッチを押すとTCSが停止され、メーター内のTCS OFF表示灯が点灯します。
もう一度押すとTCSが作動可能な状態になり、TCS OFF表示灯が消灯します。
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ぬかるみや新雪などからの脱出時にアクセルペダルを踏み込んでも、TCSが作動してエンジンの出力が上がらず、脱出困難なときにTCSを停止します。
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TCSを停止した状態でエンジンを停止した場合、次にエンジンを始動するとTCSは作動可能な状態にもどります。
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TCSを停止したときは、TCSが装備されていない車と同じ走行性能になります。
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TCS OFFスイッチを10秒以上押し続けると、その後TCS OFFスイッチを押してもTCSを停止することができなくなります。
その場合、一度電源ポジションをOFFにして、再度電源ポジションをONにすると、通常のTCS OFFスイッチの操作が可能になります。
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TCSを停止した状態でアドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート (アドバンストSCBS) が作動すると、TCSは自動的に作動可能な状態に復帰します。
TCS OFF表示灯
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点灯するとき
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電源ポジションをONにすると点灯し、しばらくすると消灯します。
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TCS OFFスイッチを押して、TCSを停止すると点灯します。
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次のようなときはシステムの異常が考えられます。マツダ販売店で点検を受けてください。
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電源ポジションをONにしても点灯しないとき、または点灯したままのとき。
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TCSを停止していないのに点灯したとき。
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