けん引はできるだけマツダ販売店またはJAFなどに依頼してください。特に、エンジンがかかっているのに車が動かないときや異常な音がするときは駆動装置の故障が考えられます。必ずマツダ販売店またはJAFなどに連絡してください。
長い下り坂を降りるときは、レッカー車でけん引する。
ロープでけん引をすると、車間距離を保つためにフットブレーキを多用し、ブレーキが過熱して効かなくなります。このような状態でけん引を続けると、前の車に衝突するおそれがあります。
オートマチック車をロープでけん引してもらうときは、速度30 km/h以下、走行距離は30 km以内にしてください。
4WD車のけん引は、前後輪すべてを持ち上げるか、前後輪接地状態で搬送してください。駆動装置の故障時は、トレーラーなどに搭載して搬送してください。前輪または後輪だけを持ち上げた状態でけん引すると、駆動装置が破損したり、車輪が台車から飛び出すなど思わぬ事故につながるおそれがあります。
電動パーキングブレーキ (EPB) が解除できないときのけん引は、図のように前後輪をすべて持ち上げた状態で搬送してください。車輪を持ち上げないでけん引すると、ブレーキシステムが破損するおそれがあります。
金属製のチェーンやワイヤーロープなどを使用するときは、ロープやロープ先端についているフック部に布などを巻いてください。直接バンパーにあたると、傷がつくおそれがあります。
やむをえずロープでけん引してもらうときは、けん引フックを使用し、次の手順で行なってください。
けん引フック、ホイールレンチをラゲッジルームから取り出します。
→参照「工具、ジャッキの格納場所」
ジャッキレバーなどの先端に布を巻いてカバーを取りはずします。
ホイールレンチを使ってけん引フックを確実に取り付けます。
けん引ロープをフックにかけます。
ロープは5 m以内にして、中央に0.3 m平方 (0.3 m×0.3 m) 以上の白い布を必ずつけてください。
けん引してもらう車はエンジンをかけ、セレクトレバーをNに入れます。エンジンがかからないときは、電源ポジションをONにします。
やむをえずエンジンがかかっていない状態でけん引される場合は、慎重に運転する。
エンジンがかかっていないときは、ブレーキの効きが悪くなったり、ハンドル操作が重くなるなど運転操作が困難になり、思わぬ事故につながるおそれがあります。
パーキングブレーキを解除します。
→参照「電動パーキングブレーキ (EPB)」
けん引する車の制動灯に注意し、ロープをたるませないように走行してください。
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