i-ACTIVSENSEについて

フォワードセンシングカメラ (FSC) について

フォワードセンシングカメラ (FSC) は、夜間走行時に前方の状況を判断したり、車線表示を検知したりしています。

  1. フォワードセンシングカメラ (FSC)

フォワードセンシングカメラ (FSC) は、次のシステムが共用しています。

  • ハイ・ビーム・コントロールシステム (HBC)

  • アダプティブ・LED・ヘッドライト (ALH)

  • 車線逸脱警報システム

  • 交通標識認識システム (TSR)

  • ディスタンス & スピード・アラート (DSA)

  • ドライバー・アテンション・アラート (DAA)

  • マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール (MRCC)

  • クルージング & トラフィック・サポート (CTS)

  • レーンキープ・アシスト・システム (LAS)

  • スマート・ブレーキ・サポート (SBS) の前進時検知機能

  • AT誤発進抑制制御 [前進時]

 


  • システムを正しく作動させるために、次のことをお守りください。

    • フォワードセンシングカメラ (FSC) 本体やその周辺部に強い衝撃や力を加えないでください。万一、衝撃が加わった場合は、次のシステムの使用を中止してマツダ販売店にご相談ください。

      • HBC

      • ALH

      • 車線逸脱警報システム

      • TSR

      • DSA

      • DAA

      • MRCC

      • CTS

      • LAS

      • SBSの前進時検知機能

      • AT誤発進抑制制御 [前進時]

  • フォワードセンシングカメラ (FSC) のカバーをはずさないでください。

  • フォワードセンシングカメラ (FSC) のレンズを汚したり、傷をつけたりしないでください。また、分解などもしないでください。故障や誤作動の原因になります。

  • フォワードセンシングカメラ (FSC) の向きは厳密に調整されていますので、フォワードセンシングカメラ (FSC) の取り付け位置を変更したり、取りはずしたりしないでください。故障や誤作動の原因になります。

  • カメラのレンズの手入れは、マツダ販売店にご相談ください。

  • インストルメントパネルの上に、光を反射するものを置かないでください。

  • フォワードセンシングカメラ (FSC) 付近のフロントガラスに、アクセサリー、ステッカー、フィルムなどを貼らないでください。フォワードセンシングカメラ (FSC) のレンズの前方にさまたげとなるものがあると、それが透明であっても誤作動の原因となります。

  • フォワードセンシングカメラ (FSC) 付近のフロントガラスは、汚れたり曇ったりしないように常にきれいな状態にしてください。フロントガラスが曇ったときは、曇り取りスイッチを押してください。

  • フォワードセンシングカメラ (FSC) は、フロントガラスの汚れを検知してお知らせする機能を備えていますが、ビニール袋、氷、雪などが付着した場合など、状況によっては検知できない場合があります。このようなときは前方車を正しく判断できず、正しい制御ができないおそれがあります。常に前方を注意して運転してください。

  • フロントガラスの手入れをするときは、ガラスクリーナーなどがフォワードセンシングカメラ (FSC) のレンズに付着しないようにしてください。また、フォワードセンシングカメラ (FSC) のレンズには触れないでください。

  • フォワードセンシングカメラ (FSC) 前方のフロントガラス内側の清掃は、マツダ販売店にご相談ください。

  • 飛び石などでフロントガラスに傷がついたときは、フロントガラスを必ず交換してください。フロントガラスを交換するときは、マツダ販売店にご相談ください。

  • フォワードセンシングカメラ (FSC) 本体周辺の修理を行なうときは、マツダ販売店にご相談ください。

  • ルームミラー周辺の修理を行なうときは、マツダ販売店にご相談ください。

  • タイヤは、4輪ともすべて指定されたサイズで、同一メーカー、同一銘柄、同一トレッドパターンのものを使用してください。また、摩耗差の著しいタイヤや空気圧が著しく異なるタイヤを混ぜて使用しないでください。 (応急用スペアタイヤも含む)

 


  • フォワードセンシングカメラ (FSC) は、逆光や霧などで正常に作動できない場合に、フォワードセンシングカメラ (FSC) に関連するシステムの機能を一時的に停止し、次の警告表示/警告灯を点灯させますが、故障ではありません。

    • HBC警告表示/警告灯

    • ALH警告表示/警告灯

    • i-ACTIVSENSE警告表示/警告灯

  • フォワードセンシングカメラ (FSC) は、高温で正常に機能できない場合に、フォワードセンシングカメラ (FSC) に関連するシステムの機能を一時的に停止し、次の警告表示/警告灯を点灯させますが、故障ではありません。エアコンを作動させるなどして、フォワードセンシングカメラ (FSC) 周辺の温度を下げてください。

    • HBC警告表示/警告灯

    • ALH警告表示/警告灯

    • i-ACTIVSENSE警告表示/警告灯

  • フォワードセンシングカメラ (FSC) が、フロントガラスの汚れや曇りを検知した場合に、フォワードセンシングカメラ (FSC) に関連するシステムの機能を一時的に停止し、次の警告表示/警告灯を点灯させますが、故障ではありません。フロントガラスの汚れを取り除く、または、曇り取りスイッチを押してください。

    • HBC警告表示/警告灯

    • ALH警告表示/警告灯

    • i-ACTIVSENSE警告表示/警告灯

歩行者の検知について

フォワードセンシングカメラ (FSC) は、次の条件をすべて満たしているときに歩行者を検知します。

  • 歩行者の身長が、約1 m~2 mのとき

  • 頭部、両肩、足など、歩行者の輪郭が判別できるとき

次の条件のいずれかを満たしているときは、フォワードセンシングカメラ (FSC) が歩行者を検知できないことがあります。

  • 歩行者が複数人いるとき

  • 歩行者が別の障害物の近くにいるとき

  • 歩行者がしゃがんでいる、横たわっている、前かがみになっているとき

  • 歩行者が急に飛び出してきたとき

  • 歩行者が何かを持っているとき (傘をさす、大きな荷物を持つなど)

  • 歩行者が背景に溶け込んでいるとき (夜間などに暗い場所にいる、背景と近い色の服を着ているなど)

物の検知について

次の条件のいずれかを満たしているときは、フォワードセンシングカメラ (FSC) が正確に対象物を検知できず、各システムが正常に作動しないことがあります。

  • 前方車の車高が低いとき

  • 前方車と同程度の速度で走行しているとき

  • 夜間やトンネル内などで、ヘッドランプを点灯していないとき

次の条件のいずれかを満たしているときは、フォワードセンシングカメラ (FSC) が対象物を検知できず、各システムが正常に作動しないことがあります。

  • 対象物がフォワードセンシングカメラ (FSC) の死角にいるとき

  • 対象物が横から飛び出したり、目の前に割り込んだりしたとき

  • 対象物との距離が極端に近いとき

  • 自車が進路変更をして対象物に接近したとき

  • 前方車が特殊な形状のとき (キャリアカーなど)

  • 前方車が荷台の低いトラックのとき

  • 前方車の車高が極端に低いとき、または極端に高いとき

  • 前方車がヘッドランプの照射範囲外にいるとき

  • 前方車にテールランプが装備されていないとき

  • 前方車のテールランプが暗いとき、または消灯しているとき

  • 対向車のヘッドランプが暗いとき、または消灯しているとき

  • 天候が悪いとき (雨、霧、雪など)

  • 前方の視界状況が悪いとき (前方車が水、雪、砂などをまき上げて走行するなど)

  • 前方から強い光を受けたとき (逆光、ヘッドランプ上向き (ハイビーム) など)

  • 前方にたくさんの光を発するものがあるとき

  • 周囲が暗いとき (夜間、夕方、朝方、トンネル、屋内駐車場など)

  • 周囲に光源があるとき (街灯、電光掲示、信号機など)

  • 周囲に光を反射する物があるとき (反射板、標識など)

  • 周囲の明るさが急に変わるとき (トンネルの出入り口など)

  • 自車のヘッドランプの明るさが十分でないとき (ヘッドランプのレンズが汚れて照射が弱いとき、ヘッドランプの光軸がずれているときなど)

  • 自車のタイヤが指定サイズと異なるとき (タイヤチェーン装着時、応急用タイヤ装着時など)

  • 自車のタイヤの偏摩耗が著しいとき

  • フロントガラスに異物が付着しているとき (氷、曇り、雪、霜、雨滴、汚れ、ビニールなど)

  • フロントガラスが汚れたり、曇ったりしているとき

  • フォワードセンシングカメラ (FSC) 付近に遮へい物があり、前方が見えないとき (ルーフレールを装着して長尺物を載せたときなど)

  • ウォッシャーを使用しているとき

  • 降雨時にワイパーを使用していないとき

  • 自車が傾いているとき (荷室や後席に重い荷物を載せたときなど)

  • 他車をけん引しているとき

  • 急カーブ、急な上り坂、急な下り坂を走行しているとき

  • カーブの多い道、起伏の激しい道を走行しているとき

  • 凸凹な道を走行しているとき

  • 模様のない壁の横を走行しているとき (フェンスや縦じま模様の壁を含む)

  • 路面に水たまりや路面が光っているとき

ハイ・ビーム・コントロールシステム (HBC) の使いかた

HBCを使用する

ランプスイッチがAUTOの位置にあることを確認する。

周囲の状況を判断し、HBCが自動で作動します。

HBCが作動すると、メーター内のHBC表示灯が点灯します。

作動中のHBCを停止する

HBCスイッチを押す。

HBCが停止すると、メーター内のHBC表示灯が消灯します。

もう一度HBCスイッチを押すとHBCが作動可能な状態にもどります。

 


システムを停止したまま電源ポジションをOFFにすると、次に電源ポジションをONにしたときにシステムが自動復帰します。

HBCを作動しないように設定する

マツダコネクトで設定できます。

→マツダコネクト取扱書 「設定」

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