電気自動車とは
取り扱いに関する注意
車両接近通報装置
車両接近通報装置は、低速走行中に車両が接近していることを通報音で歩行者に知らせる装置です。
車両接近通報装置は次の条件のときに作動します。
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車両が発進して、車速が30 km/h以下のとき
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車両が減速して、車速が25 km/h以下になったとき
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セレクトレバーがP以外の位置でブレーキペダルから足を放したとき
電子音
電子音は、音をスピーカーで車内に吹鳴させることにより、車両の挙動を運転者にお知らせするシステムです。
電子音は、次の条件をすべて満たしているときに作動します。
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セレクトレバーがNまたはPレンジ以外の位置のとき
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すべてのドア、リアゲートが閉まっているとき
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緊急ブレーキが作動していないとき
充電について
充電前の準備
この車両は駆動用バッテリーに蓄えた電力を消費して走行するため、充電が必要です。
充電に関わる部品は、次の箇所に備え付けられています。

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マツダコネクト

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充電ケーブル

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充電ポート
充電ケーブル
充電ケーブルは、電源と車両を繋ぎ、車両に電力を送る部品です。充電ケーブルに関する詳細は、充電ケーブル付属の説明書を参照してください。
基本的には、ご自宅に充電ケーブルを保管してください。充電ケーブルを車載される場合は、次の手順でしっかりと固定してください。
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充電ケーブルを、専用の収納バッグに収納します。
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収納バッグのフック2個を荷室内右側のラゲッジフック2箇所にそれぞれ取り付け、収納バッグを確実に固定します。このとき、収納バッグに取り付けられているロゴが、荷室中央を向くようにしてください。

充電ケーブルの構成部品は、次のとおりです。

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充電コネクター
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コントロールボックス
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充電プラグ
充電コネクター
充電コネクターは、車両側の普通充電ポートと接続する部品です。
充電コネクターを普通充電ポートに接続すると、車両システムが充電コネクターをロックします。
車両システムによるロックは、運転席ドアを解錠すると解除されます。
運転席ドアを解錠しても車両システムによるロックが解除されない場合は、マツダ販売店にご相談ください。
車両システムによるロックの条件を変えることができます。変更手順については、「充電内容の設定」を参照してください。
→参照「充電内容の設定」
コントロールボックス
コントロールボックスは、表示灯を点灯/点滅させて充電状態を示します。
表示灯の点灯/点滅パターンについては、充電ケーブル付属の説明書を参照してください。
充電プラグ
充電プラグは、電源と接続する部品です。
充電ポート
充電ポートとは、充電コネクターを接続する場所周辺を総称したものです。
充電ポートの構成部品は、次のとおりです。

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充電インジケーター
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急速充電ポート
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急速充電ポートキャップ
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充電リッド
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普通充電ポートキャップ
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普通充電ポート
充電インジケーター
充電インジケーターは、点灯/点滅することによって充電状態を示します。
充電インジケーターの点灯/点滅パターンについては、「充電する」を参照してください。
→参照「充電する」
急速充電ポート
急速充電ポートは、急速充電器の充電コネクターと接続する部品です。急速充電をするときに使います。
充電リッド
充電リッドの施錠/解錠は、ドアの施錠/解錠と連動します。
運転席ドアを解錠すると充電リッドが解錠され、運転席ドアを施錠すると充電リッドが施錠されます。
ただし、補助キーを使って運転席ドアを解錠する場合は、充電リッドが解錠されません。
普通充電ポート
普通充電ポートは、充電ケーブルの充電コネクターと接続する部品です。普通充電をするときに使います。
バッテリーヒーター
バッテリーヒーターは、駆動用バッテリーの温度を適切に保つシステムです。
駆動用バッテリーの温度が低下すると走行性能や充電性能が低下するため、バッテリーヒーターによって駆動用バッテリーの温度を保つことで、性能の低下を抑制します。
駐車中または充電中に駆動用バッテリーの温度が著しく低下するとバッテリーヒーターが作動し、規定値まで温度が上昇すると停止します。
ただし、駆動用バッテリー残量が少ないときは、バッテリーヒーターは作動しません。
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バッテリーヒーターは駆動用バッテリーの電力を使用するため、駐車中は充電コネクターを接続しておくことをおすすめします。
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長期間車両を使用しない場合は、マツダコネクトの「設定」でバッテリーヒーターをOFFにすることをおすすめします。
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バッテリーヒーターが作動したときは、充電時間が長くなる場合があります。
バッテリークーリング
運転終了後に駆動用バッテリー温度が40℃以上の場合、駆動用バッテリーの寿命をのばすために駐車中に駆動用バッテリーを冷却させることが可能です。運転終了後、「バッテリークーリング」の通知がセンターディスプレイに表示された場合は、「作動させる」を選択することでバッテリークーリングが作動します。
便利な機能
タイマー充電
タイマー充電とは、あらかじめ設定された時刻に従って、自動的に充電を行なう機能です。
この機能を使うことにより、電気料金が安い時間帯に充電できます。また、上限充電量を設定して充電できます。
設定方法については、「充電内容の設定」を参照してください。
→参照「充電内容の設定」
タイマー充電キャンセル
タイマー充電の設定を一時的にキャンセルして、すぐに充電を始めることができます。
設定方法については、「充電内容の設定」を参照してください。
→参照「充電内容の設定」
タイマーエアコン
タイマーエアコンとは、あらかじめ設定された時刻に従って、自動的に冷房または暖房を作動させる機能です。
お出かけ前にエアコンを作動させ車内を快適な温度にすることで走行を始めてからのエアコン消費電力を抑えられます。
設定方法については、「タイマー予約でエアコンをつけるとき(タイマーエアコン)」を参照してください。
→参照「タイマー予約でエアコンをつけるとき(タイマーエアコン)」
充電コネクターロック
充電コネクターロックとは、車両に接続された充電コネクターをロックして抜けなくする機能です。
場所や状況に応じて充電コネクターのロック条件を使い分けることができます。
設定方法については、「充電内容の設定」を参照してください。
→参照「充電内容の設定」
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挿入時にロック
充電コネクターが接続されると同時にロックします。運転席ドアが解錠されると解錠後1分間アンロックします。
次のような場所/状況で充電する場合に設定してください。
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屋外駐車場
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充電施設で、お客様の充電ケーブルを使用して充電するとき
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充電中のみロック
充電中のみ充電コネクターをロックします。充電が終了すると充電コネクターをアンロックします。また、充電中でも運転席ドアが解錠されると解錠後1分間アンロックします。
順番待ちが発生する公共の充電ステーションなどで、充電中に車両から離れるときに設定してください。
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ロックしない
充電コネクターをロックしません。
次のような場所/状況で充電する場合に設定してください。
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シャッター付きの屋外駐車場
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公共の充電ステーションなどで、充電コネクターロックが禁止されているとき
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スマートフォンを使用してできる機能
スマートフォンを使用して、離れた場所から駆動用バッテリーの残量確認、充電の操作やエアコンの操作をすることができます。
詳しくは、コネクティッドサービスのオーナーズマニュアルを参照してください。