車の手入れ

外装の手入れ

洗車するとき

 


  • ワイパーを立てるときは、ワイパーをサービスポジションに動かす必要があります。正しい手順で行なってください。手順については参照をお読みください。

    正しい手順で行なわないと、ワイパーブレード、ワイパーアーム、またはボンネットに傷がつくおそれがあります。

    ワイパーをおろすときはワイパーアームに手を添えながらゆっくりともどしてください。勢いよくもどすとワイパーブレードやワイパーアームが損傷したり、フロントガラスに傷や割れが生じたりするおそれがあります。

  • ワイパーレバーをOFFの位置にしてください。電源ポジションがONで、ワイパーレバーがAUTOの位置のとき、ワイパーが自動で作動することがあります。

  • 充電リッドが閉まっていることを確認し、ドアを施錠してください。水圧などで充電リッドが勢いよく開き、車体に傷がついたり、充電リッドが損傷したりするおそれがあります。

  • モータールーム内に水をかけないでください。感電につながるおそれがあります。

  • 洗車やワックスがけを行なうときは、車体のルーフ部の一点に強い力をかけないようにしてください。強い力をかけると、万一の場合、車体がへこむことがあります。

  • 洗車をするときは、フロントバンパーまたはリアバンパーのセンサー部に強い水圧を与えたり、強くこすったりしないでください。障害物を正しく検知できなくなり、パーキングセンサーなどのシステムが正常に作動しないことがあります。

水洗いするとき

  1. 車の足まわりに付いている泥を洗い落とします。

  2. 車体上部から水をかけながら、やわらかいスポンジやセーム皮などで洗います。汚れがひどいときは洗車用洗剤を使用し、水で十分洗い流してください。

  3. はん点が残らないように水をふき取ってください。

自動洗車機を使用するとき

 


  • ドアミラーを格納してください。

  • 自動洗車機を使用すると、ブラシにより傷がつき塗装の光沢が失われたり、劣化が早まったりすることがあります。

  • スポイラー装備車は、洗車機によってはスポイラーが引っかかり洗車できない場合や損傷するおそれがあります。

 


パーキングブレーキを解除して、シフトポジションをNにする必要がある自動洗車機をご使用する場合は、ニュートラル保持モードをご使用ください。

ニュートラル保持モードについては、「セレクトレバーの操作」を参照してください。

参照「セレクトレバーの操作

高圧洗車機を使用するとき

 


洗車機は機種によっては高温、高圧のものがあります。洗車ノズルを近づけすぎると、モールなど樹脂部分やシール材などが変形、損傷したり、室内に水が入ったりするおそれがありますので、洗車ノズルと車体との距離は十分に離してください (30 cm以上)。また、同じ場所を連続して洗浄しないでください。ドアのすき間や窓ガラスまわりは、特に注意して行なってください。

カメラ、レンズの手入れ

 


  • カメラのカバーは樹脂ですので、油膜取り剤・有機溶剤・ワックス・ガラスコート剤などを付着させないでください。付着したときは、すぐにやわらかい布などでふき取ってください。

  • カメラのカバーやレンズを強くこすったり、研磨剤や硬いブラシなどで磨いたりしないでください。

 


カメラのレンズに水滴や雪、泥などがついているときは、やわらかい布などでふき取ってください。汚れがひどい場合は、中性洗剤で洗い流してください。

内装の手入れ

シートベルトの手入れ

  1. 水で薄めた中性洗剤 (約5 %) をやわらかい布に含ませ、軽くたたくようにして汚れた部分をふき取ります。

  2. きれいな水にひたした布を固くしぼり、残った洗剤をふき取ります。

  3. 手入れのため引き出したシートベルトを巻き取らせるときは、十分に乾燥させ、水分が残っていないことを確認してください。

 


シートベルトにほつれ、すり傷などの異常があるときは、マツダ販売店で交換する。

そのままの状態で使用すると、万一の場合シートベルトの効果が十分に発揮できないため、重大な傷害につながるおそれがあります。

シートベルトの汚れを取るときは、中性洗剤を使用する。

有機溶剤を使用したり、染色、漂白したりするとベルトの強度が低下し、万一の場合シートベルトの効果が十分に発揮できないため、重大な傷害につながるおそれがあります。

 


汚れがあるときはこまめにふき取ってください。汚れたままにしておくと、汚れが落ちにくくなったり、ベルトの巻き取りが悪くなったりすることがあります。

ビニールの手入れ

ブラシや掃除機を使用してビニールのほこりや汚れを落としてください。

革・ビニール用クリーナーを使用してビニールの汚れを落としてください。

布張り、合成皮革部分の手入れ

布張り

  1. 水で薄めた中性洗剤 (約5%) をやわらかい布に含ませ、軽くたたくようにして汚れた部分をふき取ります。

  2. きれいな水にひたした布を固くしぼり、残った洗剤をふき取ります。

合成皮革

  1. 掃除機などでほこりや砂を取り除きます。

  2. 水で薄めた中性洗剤 (約5%) をやわらかい布に含ませ、汚れた部分をふき取ります。

  3. きれいな水にひたした布を固くしぼり、残った洗剤をふき取ります。

革張り部分の手入れ

  1. 掃除機などでほこりや砂を取り除きます。

  2. 純正専用クリーナーまたは水で薄めた中性洗剤 (約5%) をやわらかい布に含ませ、汚れをふき取ります。

  3. きれいな水にひたした布を固くしぼり、残った洗剤をふき取ります。

  4. 乾いたやわらかい布で水分を取り、風通しのよい日陰で乾燥させます。雨などでぬれたときも早めに水分をふき取り、乾燥させてください。

 


  • 天然素材のため、シボ (本革表面の凹凸) の不均一や牛革本来の傷がわかる場合があります。

  • 品質を長く保つため、年に2回程度の定期的なお手入れをおすすめします。

  • 次のような場合は、早めに手入れを行なってください。

    そのまま放置しておくと早く摩耗したり、カビやシミなどの原因になったりします。

    • 砂、ほこりなどが付いたとき

    • ハンドクリームなどの油分が付いたとき

    • 化粧品、整髪料などのアルコール類が付いたとき

  • 革張り部分がぬれたときはすぐに乾いた布で水分をふき取ってください。表面に水分が残っていると硬化、収縮など変質の原因になります。

  • 直射日光に長時間さらすと、変質、縮みなどの原因になります。長時間駐車するときは、サンシェード (日除け) を使用するなどして直射日光をさえぎってください。

  • ビニール製品を長時間、革張り部分の上に置かないでください。変質、変色の原因になります。室内が高温になっているとビニールが変質して本革部分に付着するおそれがあります。

インストルメントパネル上面 (ソフトパッド部) の手入れ

ソフトパッド部の表皮には非常にやわらかい素材を使用しています。乾いた布などで強くこすると白いすり傷となる場合があります。

  1. 水で薄めた中性洗剤 (約5 %) をやわらかい布に含ませ、汚れをふき取ります。

  2. きれいな水にひたした布を固くしぼり、残った洗剤をふき取ります。

パネルおよびコルク部位の手入れ

パネルおよびコルク部位が汚れたときは、きれいな水にひたして固くしぼったやわらかい布などで軽くふき取ってください。

特に汚れが気になるときは、次の方法で手入れを行なってください。

  1. 水で薄めた中性洗剤 (約5 %) をやわらかい布に含ませ、汚れをふき取ります。

  2. きれいな水にひたした布を固くしぼり、残った洗剤をふき取ります。

 


  • 光沢のあるパネル、メッキ部分などの金属部分がある場合は、傷がつきやすいので、特に注意して手入れを行なってください。

  • (コルク部位)

    粘着性のあるものを貼り付けると、コルクが損傷するおそれがあります。コルク部位には粘着性のあるものを使用しないでください。

ガラス、ミラーの手入れ

ガラスやミラーに付いた油膜を取るときは純正ガラスクリーナーを使用してください。

ガラスの内側をふくときはきれいな水にひたして固くしぼったやわらかい布などで軽くふいてください。

フロントガラスに油膜があると、雨の夜は対向車のライトなどが乱反射して、見えにくくなることがあります。

ガラスに撥水などのコーティングをすると、ワイパー作動時にばたつく場合があります。

ガラスにアンテナや熱線がプリントされている場合はアンテナや熱線にそってふいてください。

 


特に汚れが気になるときは、ガラスクリーナーを使って手入れができます。ただし、次のことに注意してください。

  • ガラスクリーナーの容器に記載してある内容に従う。

  • ガラスアンテナや熱線、自動防眩機能の付いたルームミラーにはガラスクリーナーを使用しない。

    ガラスクリーナーを使用すると、ガラスアンテナや熱線をいためるおそれがあり、自動防眩機能が正常に作動しないおそれがあります。

先頭へ