オーバーヒートについて

次のようなときは、オーバーヒートです。
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水温計の針がH付近を示し、エンジンの出力が急に低下したとき。
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エンジンルームから蒸気が出ているとき。
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エンジンルームから蒸気が出ているときは、ボンネットを開けないでください。
エンジンルーム内が熱いとき、ボンネットを開けると、蒸気や熱湯が噴き出してやけどなど、重大な傷害につながるおそれがあります。また、蒸気が出てない場合でも高温になっている部分があります。ボンネットを開けるときは十分に注意してください。
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エンジンが十分に冷えるまではラジエーターとリザーバータンクのキャップを開けないでください。エンジンが熱いときにキャップをはずすと、蒸気や熱湯が噴き出してやけどなど、重大な傷害につながるおそれがあります。
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エンジンルーム内を点検するときは、ファンやベルトなどの回転部に触れないようにしてください。特に、エンジンルームが高温のときは、エンジンが止まっていてもファンが回転することがあるため、手や指などが巻き込まれるなど、重大な傷害につながるおそれがあります。

◆処置方法

安全な場所に車を止めます。
エンジンルームから蒸気が出ていないかどうかを確認します。
エンジンルームから蒸気が出ていないときは
エンジンをかけたままボンネットを開け、エンジンを冷やします。
エンジンルームから蒸気が出ているときは
エンジンを止めてください。蒸気が出なくなるまで待ち、風通しをよくするためにボンネットを開け、エンジンを始動してください。
電動ファンが作動していることを確認し、水温計の針が下がってきたらエンジンを止めます。
電動ファンが作動していないときは、エンジン温度がさらに上昇します。ただちにエンジンを止め、マツダ販売店にご連絡ください。
エンジンが十分に冷えてから、冷却水の量を点検します。量が不足しているときはラジエーターリザーバータンクの順に冷却水を補充してください。
エンジンが十分に冷えるまではラジエーターとリザーバータンクのキャップを開けないでください。エンジンが熱いときにキャップをはずすと、蒸気や熱湯が噴き出してやけどなど、重大な傷害につながるおそれがあります。
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冷却水がない場合は、一時的に水を補充してください。
一時的に水だけを補充したときは、冷却水の濃度をもとにもどしてください。
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冷却水を補充しても少なくなるときは、冷却水のもれが考えられます。早めにマツダ販売店で点検を受けてください。