タイヤ交換

タイヤを交換するときは前後輪とも必ず指定された同一サイズ、同一種類のものを使用してください。
指定された組み合わせ以外のタイヤを装着すると走行安定性が損なわれるため、思わぬ事故につながるおそれがあります。
タイヤサイズは、運転席ドアを開けたボディー側に貼付されているラベルで確認してください。
くわしくはマツダ販売店にご相談ください。

◆タイヤ交換をする前に

交通のさまたげにならず、安全に作業できる地面が平らで固い場所に車を移動します。
マニュアル車はチェンジレバーを1またはRに、オートマチック車はセレクトレバーをPにいれます。
ブレーキペダルを踏んだままパーキングブレーキをかけエンジンを止めます。
必要に応じて、非常点滅灯を点滅させ、停止表示板 (停止表示灯) を使用します。
人や荷物を降ろし、工具、ジャッキ、スペアタイヤを取り出します。
輪止めを用意します。
輪止めや停止表示板 (停止表示灯) はお客様のお車に標準で搭載されておりません。
必要に応じてマツダ販売店でお求めください。なお、輪止めには、タイヤを固定できる大きさの石や木材が代用できます。

◆タイヤの取りはずし

ホイールキャップ装着車はホイールとホイールキャップの間にジャッキバーの端を入れ、図のようにこじりながらホイールキャップをはずします。
ホイールレンチでナットを左に約1回転まわしてゆるめます。
タイヤが地面から少し離れるまで車をジャッキアップします。
ナットをはずし、タイヤを取りはずします。
ボルトとホイール裏側の接触面に付着している汚れを布などでふき取ります。
ボルトやホイール裏側の接触面が汚れていないことを確認してください。
ボルトやホイール裏側の接触面がホコリなどで汚れていると、走行中にナットがゆるみタイヤがはずれ、思わぬ事故につながるおそれがあります。

◆タイヤの取り付け

タイヤをスペアタイヤに取り替えます。
タイヤを取り付けてから、ナットのテーパー部がホイールのシート部に軽くあたる程度まで、ナットを右にまわして仮締めします。
ナットやボルトにオイルやグリースをぬらないでください。
ナットがゆるんでタイヤがはずれ、思わぬ事故につながるおそれがあります。また、必要以上に締め付けられて、ナットやボルトが破損するおそれがあります。
ジャッキハンドルを左にまわし、車をおろします。
ホイールレンチで図の番号順にナットを2~3回に分けて締め付けます。
ナットの締め付けトルク:
N・m (kgf・m)
88~118
(9~12)
ホイールレンチを足で踏んでナットを必要以上に締め付けないでください。ボルトが破損するおそれがあります。

◆タイヤを交換した後は

セダン
交換したタイヤは、トランクに格納します。
センターキャップ装着車は、センターキャップを取りはずします。
ホイールの外側を下にして格納します。
タイヤ押さえを凹向きに取り付け、蝶ネジで固定します。
トランクボードを取り付けます。
輪止めをはずし、工具、ジャッキを格納します。
タイヤ交換に応急用スペアタイヤを使用した場合は、できるだけ早く標準タイヤに交換してください。
ハッチバック/ワゴン
交換したタイヤは、ラゲッジルームに格納します。
センターキャップ装着車は、センターキャップを取りはずします。
ホイールの外側を下にして格納します。
サブウーファー装着車は、タイヤ押さえを使用せずに、サブウーファーとタイヤを蝶ネジで確実に固定します。
サブウーファー非装着車は、タイヤ押さえを凹向きに取り付け、蝶ネジで固定します。
トランクボードを取り付けます。
(ワゴン)
サブウーファー装着車に標準タイヤを格納すると、サブトランクボックスと標準タイヤの間にサブウーファーの配線がはさまれ、破損するおそれがあります。標準タイヤを格納したときは、サブトランクボックスをラゲッジルームに置いてください。
(ハッチバック)
標準タイヤを格納した状態では、トランクボード上でサブウーファーのコネクターを取り付けることができません。
輪止めをはずし、工具、ジャッキを格納します。
タイヤ交換に応急用スペアタイヤを使用した場合は、できるだけ早く標準タイヤに交換してください。

◆パンクタイヤを修理した後は

応急用スペアタイヤを取りはずし、標準タイヤを取り付けます。
ホイールキャップ装着車はバルブ (空気口) とホイールキャップの切り欠きを合わせて取り付けます。
応急用スペアタイヤを格納します。
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標準タイヤに交換してから約1,000km走行した後、ナットにゆるみが無いことを確認してください。
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標準タイヤに交換した後はホイールバランスが狂うことがあります。走行中に車体の振動などの異常を感じたら、マツダ販売店で点検を受けてください。