BONGO_VAN取扱書 [JD_初版]_(30302)

警告灯、表示灯

メーターはグレードや仕様により異なります。
1 ブレーキ警告灯
2 充電警告灯
3 油圧警告灯
4 エンジン警告灯
5 ABS警告灯 (ABS装備車)
6 エアバッグ警告灯/プリテンショナー警告灯
7 燃料残量警告灯
8 シートベルト警告灯
9 AT油温警告灯 (オートマチック車)
10 ヘッドランプ上向き表示灯
11 方向指示/非常点滅表示灯
12 ホールドモード表示灯 (オートマチック車)
13 セレクトレバー位置表示灯 (オートマチック車)
14 4WD表示灯 (4WD車)
15 R.F.W.ロック表示灯 (4WD車)

◆ブレーキ警告灯

電源ポジションがONにあり、次のようなとき点灯します。
·
パーキングブレーキをかけているとき。
·
ブレーキ液が不足しているとき。
·
ブレーキスイッチに異常があるとき。
処置方法
パーキングブレーキを解除してください。
解除しても点灯したままのときは、ブレーキ液の不足、ブレーキスイッチの異常 が考えられます。ただちに安全な場所に停車し、マツダ販売店に連絡してください。
ブレーキ警告灯が点灯したまま走行しないでください。
ブレーキが効かなくなり思わぬ事故につながるおそれがあります。また停車するときは、ブレーキの効きが悪くなっているおそれがあるため、ブレーキペダルを通常より強く踏んでください。

◆充電警告灯

点灯するとき
·
電源ポジションをONにすると点灯し、エンジンをかけると消灯します。
·
エンジン回転中、充電装置に異常があると点灯します。ただちに安全な場所に停車し、マツダ販売店に連絡してください。
充電警告灯が点灯したまま走行しないでください。
エンジンが不意に停止して思わぬ事故につながるおそれがあります。

◆油圧警告灯

点灯するとき
·
電源ポジションをONにすると点灯し、エンジンをかけると消灯します。
·
エンジン回転中、エンジンオイルの圧力が低下すると点灯します。ただちに安全な場所に停車し、エンジンを止め、エンジンオイルの量を点検してください。
エンジンオイルの量が不足しているときは補充してください。エンジンオイルの量が不足していないのに点灯するときや、補充しても点灯し続けるときは、マツダ販売店に連絡してください。
油圧警告灯が点灯したまま走行しないでください。エンジンが破損するおそれがあります。
エンジンオイルの点検、補充については別冊のメンテナンスノートに記載しています。

◆エンジン警告灯

点灯するとき
·
電源ポジションをONにすると点灯し、エンジンをかけると消灯します。
·
エンジン制御システムに異常があると点灯し続けます。高速走行をせず、マツダ販売店で点検を受けてください。
点検を受けるときは、エンジン警告灯が点灯したときの走行状態をマツダ販売店にご連絡ください。

◆ABS警告灯 (ABS装備車)

点灯するとき
·
電源ポジションをONにすると点灯し、しばらくすると消灯します。
·
システムに異常があるときは点灯し続けます。マツダ販売店で点検を受けてください。
·
ABS警告灯が点灯しているときは、ABSが作動しないため、急制動時やすべりやすい路面での制動時には、車輪がロックすることがあります。
·
ABS警告灯が点灯しているときは、ABSは作動しませんが、通常のブレーキ性能は確保されています。

◆エアバッグ警告灯/プリテンショナー警告灯

点灯するとき
·
電源ポジションをONにすると点灯し、しばらくすると消灯します。
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次のようなときはシステムの異常が考えられます。マツダ販売店で点検を受けてください。
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電源ポジションをONにしても点灯しないとき。
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点灯し続けるとき。
点滅するとき
点滅し続けるときはシステムの異常が考えられます。マツダ販売店で点検を受けてください。
エアバッグ警告灯/プリテンショナー警告灯が点灯または点滅したまま走行しないでください。
衝突したときにエアバッグまたはプリテンショナー機構が正常に作動せず、重大な傷害につながるおそれがあります。マツダ販売店で点検を受けてください。

◆燃料残量警告灯

電源ポジションがONのとき、燃料が少なくなると点灯します。
·
燃料タンク内の燃料残量が9L前後になった時に点灯します。点灯したときは、すみやかに燃料を補給してください。
·
走行状況や車両姿勢によっては、タンク内の燃料が移動する為、警告灯の点灯タイミングが変わる場合があります。
処置方法
燃料を補給してください。
燃料補給口

◆シートベルト警告灯

点灯するとき
電源ポジションがONのとき、運転席シートベルトを着用していないと点灯します。運転席シートベルトを着用すると消灯します。
正しい着用のしかた

◆AT油温警告灯 (オートマチック車)

電源ポジションをONにすると点灯し、しばらくすると消灯します。
オートマチックトランスミッションフルード (ATF) の温度が異常に高くなると点灯します。
処置方法
ただちに安全な場所に停車し、消灯するまでアイドリング運転をしてください。消灯しないときはマツダ販売店に連絡してください。

◆ヘッドランプ上向き表示灯

点灯するとき
ヘッドランプを上向き (ハイビーム) にすると点灯します。下向き (ロービーム) にすると消灯します。

◆方向指示/非常点滅表示灯

点滅するとき
方向指示器/非常点滅灯スイッチを操作すると点滅します。
点滅が異常に速くなったとき
点滅が異常に速くなったときは電球切れが考えられます。マツダ販売店で点検を受けてください。

◆ホールドモード表示灯 (オートマチック車)

ホールドスイッチを押してホールドモードにすると点灯します。
ホールドモード
ホールドモード表示灯が点滅したときは、システムの異常が考えられます。マツダ販売店で点検を受けてください。

◆セレクトレバー位置表示灯 (オートマチック車)

電源ポジションがONのとき、使用中のセレクトレバーのセット位置を示します。

◆4WD表示灯 (4WD車)

4WDセレクトレバーが4Hまたは4Lのときに点灯します。
·
4WD車には、駆動状態を検出する機能があり、4WD表示灯で駆動状態を確認することができます。 4WDセレクトレバーを操作して、駆動状態を切り替えたときに、4WD表示灯が点滅 (1.0秒間隔) をすることがあります。これは駆動装置が駆動状態を切り替え中であることを示しているため故障ではありません。
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4輪駆動から後輪駆動に切り替え操作をしても、4WD表示灯が消灯しないときは、周囲の安全を確認後、直進状態で加減速またはシフトチェンジをして後輪駆動に切り替えて下さい。それでも切り替わらないときは周囲の安全を確認後、後退をして後輪駆動に切り替えてください。積載状態やタイヤの摩耗状態によっては、切り替わりにくい場合があります。

◆R.F.W.ロック表示灯 (4WD車)

R.F.W. (リモートフリーホイール) システムにより前輪と前輪駆動装置が接続されているときに点灯します。
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4WDセレクトレバーを4Hまたは4Lにいれると、前輪と前輪駆動装置が自動的に接続され、R.F.W.ロック表示灯が点灯します。電源ポジションがONのときは、4WDセレクトレバーを4Hまたは4Lから2HにいれてもR.F.W.ロック表示灯は点灯 (前輪と前輪駆動装置は接続) したままです。
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2HでR.F.W.ロック表示灯を消灯させる (前輪と前輪駆動装置を切り離す) ときは、安全な場所に停車し、一度電源ポジションをACCまたはOFFにしてください。
次のようなときはシステムの異常が考えられます。マツダ販売店で点検を受けてください。
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4WDセレクトレバーを4Hまたは4Lにしても表示灯が点灯しないとき。
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走行中に点滅したとき。
なお、4輪駆動にした直後、表示灯が点滅しても、しばらくして点灯に切り替われば正常です。