DEMIO取扱書 [Dハ_6版]

エンジンの始動

◆エンジンをかける前に

1
パーキングブレーキがかかっていることを確認します。
2
マニュアル車はチェンジレバーがN、オートマチック車はセレクトレバーがPの位置にあることを確認します。
3
正しい運転姿勢をとり、右足でアクセルペダルとブレーキペダルが確実に踏めるか確認します。
ペダルの踏み間違いのないように、ペダルの位置を確認しておいてください。

◆クラッチスタートシステム (マニュアル車)

クラッチスタートシステムは、ギヤが入っている状態でクラッチペダルを踏まずにスターターをまわしたとき、車が動き出すのを防止する装置です。
エンジンをかけるとき、クラッチペダルをいっぱいに踏み込まないとスターターがまわらないため、エンジンがかかりません。
クラッチスタートシステム装備車は、ギヤを入れたままエンジンスイッチをSTARTの位置にし続けて車を緊急避難させることができません。

◆エンジンをかけるとき

1
ブレーキペダルをしっかりと踏みます。
2
マニュアル車は、クラッチペダルをいっぱいに踏み込みます。
クラッチペダルをいっぱいに踏み込まないとエンジンがかからないようになっています。
クラッチスタートシステム
3
アクセルペダルを踏まずにエンジンスイッチをSTARTの位置にまわし、エンジンをかけます。
連続して10秒以上STARTの位置にまわさないでください。スターターの故障やバッテリーあがりの原因になります。エンジンがかからないときは、エンジンスイッチをLOCKの位置にもどし、10秒以上待ってからエンジンをかけなおしてください。
4
エンジンがかかったら暖機を行ないます。暖機運転中はエンジン回転数が高くなりますが、暖機が終わると自動的に下がります。
暖機運転は水温計の針が動き出す程度で十分です。長時間の暖機運転は燃料のムダ使いになります。