MAZDASPEED ATENZA取扱書 [Qケ_3版]

フロントシート

手動式シートを操作した後は確実にロックされていることを確認してください。走行中シートが不意に動くと運転姿勢が不安定になるため、思わぬ事故につながるおそれがあります。

◆前後調節 (スライディング)

手動式
ハンドルを引き上げたまま、シートを前後に動かして調節します。
調節後はシートを前後に軽くゆさぶって、確実にロックされていることを確認してください。
電動式
スイッチを前後に動かして調節します。

◆角度調節 (リクライニング)

手動式
レバーを引いたまま、背もたれを前後に動かして調節します。
調節後は背もたれを前後に軽くゆさぶって、確実にロックされていることを確認してください。
後ろに倒した背もたれをもとにもどすときは、必ず背もたれを押さえながら操作してください。背もたれを押さえずに操作すると、背もたれが急にもどり、けがをするおそれがあります。
電動式
スイッチを前後に動かして調節します。

◆高さ調節 (運転席のみ)

手動式
レバーを上下に動かすと、シート全体が上下します。
電動式
スイッチを上下に動かして調節します。

◆メモリーシート (運転席のみ)☆

運転席のシート位置をワンタッチで記憶し、呼び出すことができます。
メモリーシートを操作しているときは、シートの下やその周辺に手や指などを近づけないでください。メモリーシートを操作しているときは自動的にシートが動くため、手や指などをはさむとけがをするおそれがあります。
シート位置を次の操作で記憶させることができます。
·
①~③のスイッチとセットスイッチの操作
·
アドバンストキー/リトラクタブルタイプキーの操作
また、記憶させたシート位置を次の操作で呼び出すことができます。
·
メモリースイッチ①~③の操作
·
アドバンストキー/リトラクタブルタイプキーの操作
シート位置はシート側スイッチが3パターンと、車両に使用しているアドバンストキー/リトラクタブルタイプキーの数だけ記憶させることができます。
シート側スイッチによる操作
記憶させるとき
車両が停止しているとき、シート位置を記憶させることができます。
1
シートをお好みの位置に調節します。
前後調節
角度調節
高さ調節
2
セットスイッチを押したまま、①~③のうち記憶させたいスイッチを“ピッ”と音がするまで押し続けます。
車両整備などでバッテリーとの接続が絶たれたときは記憶が消去されます。 もう一度記憶させてください。
呼び出すとき
エンジンスイッチがLOCKの位置で、運転席ドアが開いているとき、①~③のうち呼び出したいシート位置が記憶されているスイッチを押します。
·
エンジンスイッチがONの位置または運転席ドアが閉まっている状態でも、①~③のスイッチを押し続けることにより、記憶させたシート位置を呼び出すことができます。
·
次のような場合、呼び出しは中止されます。
·
いずれかのシート調節スイッチを操作したとき
·
セットスイッチを押したとき
·
①~③のスイッチを再度押したとき
·
車両が走行状態になったとき

アドバンストキー/リトラクタブルタイプキーによる操作
アドバンストキー装備車
リトラクタブルタイプキー装備車
記憶させるとき
アドバンストキー/リトラクタブルタイプキーにシート位置を記憶させることができます。
次の条件を満たしてから、操作を行なってください。
·
エンジンスイッチがLOCKの位置のとき
(補助キー/リトラクタブルタイプキーが差し込まれていないとき)
·
運転席ドアが開いているとき
1
シートをお好みの位置に調節します。
前後調節
角度調節
高さ調節
2
運転席ドアが閉まっている場合は、開けます。
3
シートのセットスイッチを押したままアドバンストキー/リトラクタブルタイプキーのアンロックスイッチを“ピッ”と音がするまで押し続けます。

呼び出すとき
アドバンストキー/リトラクタブルタイプキーのアンロックスイッチでドアを解錠し、運転席ドアを開けます。

記憶を消去させるとき
次の条件を満たし、シートのセットスイッチを押したままアドバンストキー/リトラクタブルタイプキーのロックスイッチを“ピー”と音がするまで押し続けます。
·
エンジンスイッチがLOCKの位置のとき
(補助キー/リトラクタブルタイプキーが差し込まれていないとき)
·
運転席ドアが開いているとき

次のいずれかの操作を行ったときも記憶が消去されます。もう一度記憶させてください。
·
アドバンストキー/リトラクタブルタイプキーのコードが登録されなおされたとき
·
車両整備などでバッテリーとの接続が絶たれたとき

◆ヘッドレスト調節

高くするときは、そのまま引き上げます。
低くするときは、ロックノブを押したまま下げます。
ヘッドレストは走行前に必ず取り付け、ヘッドレストの中央が耳の高さにくるように調節してください。
取りはずしたまま走行すると、急ブレーキ時や衝突時、頭部への衝撃を防ぐことができなくなり、重大な傷害につながるおそれがあります。
·
ヘッドレストは前後の向きをまちがえないように取り付けてください。前後の向きをまちがえて取り付けると、衝突時などにヘッドレストの効果が十分に発揮できず、けがをするおそれがあります。
·
フロントシートのヘッドレストはフロントシート専用です。他のシートのヘッドレストと入れ替えないでください。入れ替えると、衝突時などにヘッドレストの効果が十分に発揮できず、けがをするおそれがあります。

◆張り出し調節 (ランバーサポート)

レバーを前方に動かして、運転席背もたれ腰部の硬さを調節します。
レバーを動かすごとに背もたれ腰部が前に出ます。背もたれ腰部の位置が終点まできたら、レバーを動かすごとに後ろにもどります。