経済的な運転
地球環境にやさしい、経済的な運転を心がけてください。
以下に示す数値は、対象車種2.0リットル乗用車 (AT) の燃費=11.7km/l (10·15モード) が計算ベースです。 (社団法人 日本自動車工業会調べ)
◆アイドリングストップ
コンビニでの買い物、人待ちや荷降ろしなど、ちょっとした駐車のときにもエンジンを止めましょう。5分間アイドリングをやめると、約65mlの燃料を節約できます。
◆不要な荷物は積まない
荷物が多いほど、燃料を多く消費します。不要な荷物は降ろして走行しましょう。10kgの荷物を降ろして50km走ると、約15mlの燃料を節約できます。
◆空ぶかしをしない
空ぶかしは環境にも車にもよくありません。空ぶかしを10回やめると、約60mlの燃料を節約できます。
◆エアコンの使用は控えめに
エアコンの使用を控えると、燃料の節約になります。エアコンを5分間停止すると、約55mlの燃料を節約できます。
◆タイヤの空気圧を適正に
こまめに点検し、適正な空気圧に調整しましょう。適正値で50km走ると、50kPa減のときに比べて、約150mlの燃料を節約できます。
◆ゆとりある走行を
急発進、急加速、急ブレーキは避けましょう。急発進を10回やめると約170ml、急加速を10回やめると約110mlの燃料を節約できます。
◆経済的速度
一般道路で40km/h、高速道路で80km/h程度の等速走行が経済的です。
◆アクセルペダルの上手な踏みかた
加速終了時
(オートマチック車)
アクセルペダルを少し大きめにもどしてみましょう。適切に無駄なく自動変速されるため、燃費がよくなります。
下り坂に入るとき、減速を始めるとき
早めにアクセルペダルをもどし、エンジンブレーキを使いましょう。アクセルペダルをもどすと燃料噴射が停止されるので、燃費がよくなります。
等速走行時
アクセルペダルの踏み加減を一定に保ちましょう。
アクセルペダルの踏み込み、踏みもどしは少ないほど燃料噴射が少なくなるため、燃費がよくなります。
◆10·15モード燃費について
「10·15モード」 とは
車両カタログに記載されている 「10·15モード」 燃費は、一定の条件に従って測定された燃費です。
このモードは都市内走行状態を再現したもので、図1のようにシャシーダイナモメーター上で実際の道路上の走行状態を再現し、エンジン暖機後、図2のようなパターンを走行するものです。
「10·15モード」 は、都市内走行状態を再現したものですが、あくまでも代表的な走行パターンです。そのため、実際の走行とは異なる場合が多く、
例えば
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走行速度の平均が 「10·15モード」 より低い
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停車比率 (運転中に車が止まっている割合) が高い
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など条件の違いにより燃費が悪くなります。
参考資料
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(社) 日本自動車工業会: 「あしたへECO-MOTION」
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(社) 日本自動車連盟: 「ECO MANUAL 車に関する環境エコ基礎知識集」
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