エンジンの始動

◆エンジンをかける前に

パーキングブレーキがかかっていることを確認します。
マニュアル車はチェンジレバーがニュートラル位置、オートマチック車はセレクトレバーがPの位置にあることを確認します。
正しい運転姿勢をとり、右足でアクセルペダルとブレーキペダルが確実に踏めるか確認します。
ペダルの踏み間違いのないように、ペダルの位置を確認しておいてください。

◆クラッチスタートシステム (マニュアル車)

クラッチスタートシステムは、ギヤが入っている状態でクラッチペダルを踏まずにスターターをまわしたとき、車が動き出すのを防止する装置です。
エンジンをかけるとき、クラッチペダルをいっぱいに踏み込まないとスターターがまわらないため、エンジンがかかりません。
クラッチスタートシステム装備車は、ギヤを入れたままエンジンスイッチをSTARTの位置にし続けて車を緊急避難させることができません。

◆エンジンをかけるとき

ブレーキペダルをしっかりと踏みます。
マニュアル車は、クラッチペダルをいっぱいに踏み込みます。
クラッチペダルをいっぱいに踏み込まないとエンジンがかからないようになっています。
クラッチスタートシステム
アクセルペダルを踏まずにエンジンスイッチをSTARTの位置にまわし、エンジンをかけます。
·
連続して10秒以上STARTの位置にまわさないでください。スターターの故障やバッテリーあがりの原因になります。
·
1回でエンジンがかからないときは、「エンジンがかからないとき」の手順にしたがってエンジンをかけなおしてください。
·
冷間始動後は、エンジン制御システムの働きによりエンジン回転数が高くなりますが、自動的に適正な回転数に下がります。
·
冷却水の温度が低いときは、エンジン保護のためレッドゾーンより低いエンジン回転数で燃料の供給を停止し、エンジン回転数が上がらないようにしています。

◆エンジンがかからないとき

もし、エンジンが一回でかからなかったときは、次の手順にしたがってエンジンを始動してください。
アクセルペダルをいっぱいに踏み込んだまま、エンジンスイッチをSTARTの位置にまわし、約7~8秒間スターターをまわします。
エンジンスイッチをACCまたはLOCKの位置にもどし、アクセルペダルから足を離します。
通常通りエンジンを始動させます。
エンジンをかけるとき
手順1でエンジンが始動した場合は、エンジン回転が上昇しますので、ただちにエンジンスイッチをONの位置にもどし、アクセルペダルから足を離してください。
アクセルペダルをいっぱいに踏み込むことで燃料噴射がカットされます。
手順1~3の操作を行なってもエンジンが始動しない場合は、マツダ販売店に連絡してください。