ランプ類、電気装置が作動しないとき

ランプ類が点灯しないときや電気装置が作動しないときは、ヒューズ切れや電球切れが考えられます。
まずヒューズを点検し、必要に応じて交換してください。
ヒューズは電気装置を過負荷から保護する働きをしています。

◆ヒューズの交換

エンジンスイッチをLOCKの位置にします。
ヒューズボックスのカバーを開きます。
ヒューズボックスはインストルメントパネル中央部と、バッテリー付近にあります。
ヒューズの位置を確認し、故障の状況から、点検すべきヒューズを確認してください。
各ヒューズはグレードや仕様により無い場合があります。
ヒューズを抜き取ります。
ヒューズを点検し、切れている場合は、規定容量のヒューズと交換します。
規定容量を超えるヒューズを使用したり、ヒューズの代わりに針金や銀紙などを使用しないでください。
配線などが過熱し、焼損して火災になるおそれがあります。
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ヒューズが切れていないとき、またはヒューズを交換してもランプ類が点灯しないときは、電球切れが考えられます。電球を点検し、切れているときは、マツダ販売店で交換してください。
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ヒューズが切れていないとき、またはヒューズを交換しても電気装置が作動しないときは、マツダ販売店で点検を受けてください。
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ヒューズを交換してもすぐ切れる場合は、マツダ販売店で点検を受けてください。

◆電球 (バルブ) の交換

ヒューズが切れていないのにランプ類が点灯しないときは、電球切れが考えられます。電球を点検し、切れているときは交換してください。記載されていない電球の交換については、マツダ販売店にご相談ください。
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電球を交換するときは、各ランプを消灯させ、電球が冷えてから交換してください。やけどをするおそれがあります。
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電球および電球固定具の取り付けは確実に行なってください。確実に取り付けされていないと、水入りなどによる故障およびレンズ内面の曇りにつながるおそれがあります。
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ハロゲン球はガラス内部の圧力が高いため、落としたり、物をぶつけたり、傷をつけたりすると破損してガラスが飛散するおそれがあります。取り扱いには十分注意してください。また、素手で触れずにきれいな手袋を着用してください。
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ハロゲン球を素手で触れてはいけませんが、万一、誤ってハロゲン球に触れてしまったときは、水で薄めた中性洗剤 (約5%) をやわらかい布に含ませ、汚れをふき取ってください。
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必ず同じW数の電球を使用してください。
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ヘッドランプ、制動灯などのランプは、雨天走行や洗車などの使用条件によりレンズ内面が一時的に曇ることがあります。これはランプ内部と外気の温度差によるもので、雨天時などに窓ガラスが曇るのと同様の現象であり、機能上の問題はありません。ただし、レンズ内面に大粒の水滴がついているときやランプ内に水がたまっているときは、マツダ販売店にご相談ください。
ヘッドランプ/フォグランプ
ヘッドランプ/フォグランプの交換作業を行ったあとは、必ずマツダ販売店で光軸の点検を受けてください。
ドアを開けます。
フロントコンビネーションランプを固定しているネジをボディとドアの間から取りはずします。
作業するときはドアが閉まらないように注意してください。万一、ドアが閉まると手などをはさみ、けがをするおそれがあります。
傷がつかないように布を巻いたドライバーなどでクリップのツメを押しながら、フロントコンビネーションランプを前方にスライドさせて取りはずします。
フロントコンビネーションランプを取りはずすときは車両前方にまっすぐに引き抜いてください。ツメを破損するおそれがあります。
フロントグリルの中央部を固定しているネジを取りはずします。
フロントグリルの両端を固定しているクリップのロックを、ラジオペンチなどでつまんで解除します。
下段のクリップのはめこみを手前に引いてはずします。
上段のクリップのはめこみを、左右どちらか一方の端から順に手前に引いてはずします。
ヘッドランプロアガーニッシュ端のクリップのロックを、ファスナーリムーバーなどで解除しグリルを取りはずします。
ヘッドランプロアガーニッシュのはめこみを手前に引いてはずし、ガーニッシュを上に抜き取ります。
ヘッドランプを固定している4本のボルトを、10mmのボックスレンチなどで取りはずします。
ヘッドランプを軽く持ち上げ、手前に引き出します。
コネクターを切り離してユニットを取りはずします。
ヘッドランプ
ゴムカバーを取りはずします。
ヘッドランプのスプリングを解除して、電球をはずします。
電球を取り換えます。
はずした手順と逆の手順で取りつけます。
フォグランプ
フォグランプのカバーを反時計回りにまわし取りはずします。
作業するときは、ギアに手が当たらないように作業してください。万一、手をギアに当てると、けがをするおそれがあります。
白色の配線端子をカバーから切り離します。
スプリングを外して、電球をはずします。
電球を取り換えます。
はずした手順と逆の手順で取りつけます。
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電球は切りかき形状を合わせて取りつけてください。
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スプリングを取りつける時は、電球の配線がかみこまないように注意してください。
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フォグランプカバーは、カバーとランプボデーのマークが合うように組みつけてください。
前面方向指示灯、車幅灯
フロントドアを開けます。
フロントコンビネーションランプを固定しているネジを、ボディとドアの間から取りはずします。
作業するときは、ドアが閉まらないように注意してください。万一、手などをはさむと、けがをするおそれがあります。
傷がつかないように布を巻いたドライバーなどでクリップのツメを押しながら、フロントコンビネーションランプを前方にスライドさせて取りはずします。
フロントコンビネーションランプを取りはずすときは車両前方にまっすぐに引き抜いてください。ツメを破損するおそれがあります。
ソケットを反時計周りにまわして取りはずします。
電球をはずします。
電球を取り換えます。
はずした手順と逆の手順で取りつけます。
側面方向指示灯
ネジをはずし、レンズを取りはずします。
反射板を取りはずし、電球を取りはずします。
電球を取り換えます。
はずした手順と逆の手順で取りつけます。
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反射板は溝にそって押し込んでください。
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レンズは突起部分が車両後方になるように取りつけてください。
制動灯/尾灯、後面方向指示灯、後退灯
ネジをはずし、レンズを取りはずします。
電球を取りはずします。
電球を取り換えます。
はずした手順と逆の手順で取りつけます。
レンズは左右で異なります。マークを確認して取りつけてください。
番号灯
ネジをはずし、カバー、レンズを取りはずします。
電球を取りはずします。
電球を取り換えます。
はずした手順と逆の手順で取りつけます。
取りつけるときは、カバーの凸部とレンズの凹部をあわせてください。