平成16年3月18日、マツダ株式会社は下記のリコールを国土交通省に届出いたしました。
ご愛用の皆様には、大変ご迷惑をおかけし、心よりお詫び申し上げます。対象となるお客様には、販売店から、ダイレクトメールでご案内させていただきますので、最寄りのマツダ車販売店へ連絡いただき、修理(無料)をお受けいただきますようお願い申し上げます。
リコール届出番号 | リコール開始日 |
---|---|
1051 | 平成16年03月19日 |
基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因
(1)DPF(ディーゼル微粒子除去装置)において、DPF内に捕集されたPM(粒子状物質)の自動除去機能を制御するコンピュータに誤ったプログラムを組み込んだため、手動操作によるPMの除去が必要であるにもかかわらず、自動除去機能が作動することがあります。そのため、DPFの温度が異常に上昇し、排気温度センサーが損傷してエンジン警告灯が点灯し、最悪の場合、DPFが損傷してPMの排出量が基準値を超えるおそれがあります。
(2)DPFにおいて、DPF内に捕集されたPMの自動除去機能を制御するコンピュータのプログラムが不適切なため、アクセルのオン・オフの操作を頻繁に行いながら走行すると、自動除去機能が作動しない場合があり、DPF内にPMが堆積することがあります。そのため、そのまま使用を続けると、DPF表示灯が点灯し、頻繁に手動操作によるPMの除去が必要となるおそれがあります。
改善措置の内容
全車両、当該コンピュータを対策品と交換するとともに、DPF及び排気温度センサーを点検し、損傷しているものは新品と交換します。
対象車両
型式 | 通称名 | 対象車の車台番号の範囲及び製作期間 | 対象車の台数 | 備考 |
KQ-SKF2V KR-SKF2V |
ボンゴ | SKF2V-100009~SKF2V-100764平成15年12月1日~平成16年2月26日 | 752 | ディーゼル エンジン 搭載車のみ |
KR-SKF2M | SKF2M-100007~SKF2M-100320平成15年12月12日~平成16年2月26日 | 303 | ||
KQ-SKF2T KR-SKF2T |
SKF2T-100010~SKF2T-100341平成15年12月8日~平成16年2月26日 | 332 | ||
KR-SKF2L | SKF2L-100006~SKF2L-100074平成15年12月15日~平成16年2月26日 | 69 | ||
KR-SKF6V | ボンゴブローニイ | SKF6V-100008~SKF6V-100107平成16年2月2日~平成16年2月26日 | 99 | |
KR-SKF6M | SKF6M-100012~SKF6M-100042平成16年2月6日~平成16年2月26日 | 14 | ||
KR-SKFHV | SKFHV-100001~SKFHV-100004平成16年2月3日~平成16年2月26日 | 4 | ||
KR-SKFHM | SKFHM-100002平成16年2月2日 | 1 |
ご注意
- 対象車の含まれる車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれていますので、くわしくは最寄りの販売店にお問い合わせ下さい。
- 対象車の製作期間はご購入の時期とは異なります。