平成16年4月8日、マツダ株式会社は下記のリコールを国土交通省に届出いたしました。
ご愛用の皆様には、大変ご迷惑をおかけし、心よりお詫び申し上げます。対象となるお客様には、販売店から、ダイレクトメール等でご案内させていただきますが、お早めに、最寄りのマツダ車販売店へ連絡いただき、修理(無料)をお受けいただきますようお願い申し上げます。
| リコール届出番号 | リコール開始日 |
|---|---|
| 1060 | 平成16年04月09日 |
基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因
(1)原動機において、タイミングベルトの張力を維持する部品(オートテンショナ)に振動吸収性能が不十分なものがあります。そのため、そのまま使用を続けると、当該オートテンショナの外部ばねが折損してタイミングベルトが緩んで異音が発生し、最悪の場合、折損した外部ばねの破片がタイミングベルトに噛み込み、原動機が停止するおそれがあります。
(2)バッテリーの被水対策が不十分なため、バッテリー上面に雨水等がかかるものがあります。そのため、バッテリーを交換した場合、バッテリー液注入口の形状によっては雨水等がバッテリー内に侵入し、バッテリー液量が増加して、漏れたバッテリー液がABSハイドロリックユニットにかかり、当該ABSハイドロリックユニットが腐食して、最悪の場合、ブレーキ液が漏れて制動力が低下するおそれがあります。
改善措置の内容
(1)全車両、当該オートテンショナを確認し、該当するものは対策品と交換します。
(2)全車両、バッテリーの交換有無を確認し、バッテリーが交換されている場合は、バッテリーの点検を行い、ABSハイドロリックユニットの腐食有無を点検して、腐食しているものはABSハイドロリックユニット及びブレーキパイプを新品と交換するとともに、バッテリーカバーを新たに装着します。また、バッテリーが交換されていない場合は、バッテリーカバーを新たに装着します。
対象車両
| 型式 | 通称名 | 対象車の車台番号の範囲及び製作期間 | 対象車の台数 | 備考 |
| GF-CP8W | プレマシー | CP8W-100039～CP8W-137504平成11年2月25日～平成12年5月12日 | 37,421 | (1),(2) |
| GF-CP8W TA-CP8W UA-CP8W |
CP8W-137505～CP8W-500918平成12年5月12日～平成16年1月21日 | 59,660 | (2) | |
| TA-CPEW | CPEW-100008～CPEW-202932平成13年6月11日～平成16年1月21日 | 8,006 | ||
| E-CG2PP | カペラ | CG2PP-124415～CG2PP-126576平成8年11月8日～平成9年4月14日 | 2,123 | (1) |
| E-CG2SP | CG2SP-108438～CG2SP-109245平成8年11月7日～平成9年4月10日 | 794 | ||
| E-CG2SR | CG2SR-102932～CG2SR-103123平成8年11月8日～平成9年4月15日 | 186 | ||
| GF-GF8P | GF8P-108295～GF8P-202409平成10年5月7日～平成12年5月15日 | 9,170 | ||
| GF-GFEP | GFEP-103178～GFEP-200702平成10年5月8日～平成12年5月15日 | 2,216 | ||
| GF-GFER | GFER-100985～GFER-200259平成10年5月8日～平成12年5月15日 | 881 | ||
| GF-GW8W | カペラワゴン | GW8W-102489～GW8W-202646平成10年5月7日～平成12年6月8日 | 10,275 | |
| GF-GWEW | GWEW-108840～GWEW-204100平成10年5月7日～平成12年5月15日 | 15,875 | ||
| GF-GWER | GWER-104427～GWER-200981平成10年5月7日～平成12年5月15日 | 4,061 | ||
| GF-BJ8W | ファミリア | BJ8W-100014～BJ8W-200468平成10年5月26日～平成12年5月15日 | 2,781 | |
| GF-BJFW | BJFW-100015～BJFW-106894平成11年6月25日～平成12年5月15日 | 6,870 |
ご注意
- 対象車の含まれる車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれていますので、くわしくは最寄りの販売店にお問い合わせ下さい。
- 対象車の製作期間はご購入の時期とは異なります。