平成16年10月28日、マツダ株式会社は下記のリコールを国土交通省に届出いたしました。
ご愛用の皆様には、大変ご迷惑をおかけし、心よりお詫び申し上げます。対象となるお客様には、販売店から、ダイレクトメールでご案内させていただきますので、最寄りのマツダ車販売店へ連絡いただき、修理(無料)をお受けいただきますようお願い申し上げます。
リコール届出番号 | リコール開始日 |
---|---|
1288 | 平成16年10月29日 |
基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因
DPF(ディーゼル微粒子除去装置)において、DPF内に捕集されたPM(粒子状物質)の自動除去機能を制御するコンピュータのプログラムが不適切なため、DPF内のPMの除去が適切にされず、PMが過大に堆積した状態で自動除去機能が作動することがあります。そのため、DPFの温度が異常に上昇し、排気温度センサーが損傷してエンジン警告灯が点灯し、最悪の場合、DPFが損傷してPMの排出量が基準値を超えるおそれがあります。
改善措置の内容
全車両、DPF及び排気温度センサーを点検し、損傷しているものは新品と交換して、コンピュータを対策品と交換します。また、本対策を行うと、使用状況によっては燃料によりエンジンオイルが希釈されるおそれがあるため、エンジンオイルの希釈を点検可能な対策品のオイルレベルゲージに交換するとともに、エンジンオイル量の点検方法を記載したコーションラベルをサンバイザーに貼付し、エンジンオイルを交換して正規の油量に調節します。さらにDPFランプ点滅時等の措置方法を記載したコーションラベルを対策品と貼り替え、同措置方法及び定期点検について追記した取扱説明書と差し替えます。
対象車両
型式 | 通称名 | 対象車の車台番号の範囲及び製作期間 | 対象車の台数 | 備考 |
KQ-SKF2V KR-SKF2V |
ボンゴ | SKF2V-100009~SKF2V-100764平成15年12月1日~平成16年2月26日 | 753 | ディーゼル エンジン 搭載車のみ |
KR-SKF2M | SKF2M-100007~SKF2M-100320平成15年12月12日~平成16年2月26日 | 313 | ||
KQ-SKF2T KR-SKF2T |
SKF2T-100010~SKF2T-100341平成15年12月8日~平成16年2月26日 | 332 | ||
KR-SKF2L | SKF2L-100006~SKF2L-100074平成15年12月15日~平成16年2月26日 | 69 | ||
KR-SKF6V | ボンゴブローニイ | SKF6V-100008~SKF6V-100107平成16年2月2日~平成16年2月26日 | 100 | |
KR-SKF6M | SKF6M-100003~SKF6M-100042平成16年2月2日~平成16年2月26日 | 40 | ||
KR-SKFHV | SKFHV-100001~SKFHV-100004平成16年2月3日~平成16年2月26日 | 4 | ||
KR-SKFHM | SKFHM-100002平成16年2月2日 | 1 |
(備考)
本届出は、平成16年3月18日付け「届出番号1051」のリコール届出において、不具合に対する改善措置の内容が不十分であったため、改善措置の内容を見直し、再度対策を行うものです。
ご注意
- 対象車の含まれる車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれていますので、くわしくは最寄りの販売店にお問い合わせ下さい。
- 対象車の製作期間はご購入の時期とは異なります。