平成29年2月23日、マツダ株式会社は下記のリコールを国土交通省に届出いたしました。
ご愛用の皆様には、大変ご迷惑をおかけし、心よりお詫び申し上げます。対象となるお客様には、販売店から、ダイレクトメール等でご案内させていただきますので、最寄りのマツダ販売店へ連絡いただき、修理(無料)をお受けいただきますようお願い申し上げます。
リコール届出番号 | リコール開始日 |
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3997 | 平成29年02月24日 |
基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因
(1) ディーゼルエンジンにおいて、インジェクタ取付ナットの締結力が不適切なため、インジェクタガスケットの面圧が低下することがあります。そのため、燃焼ガスがシリンダーヘッドに吹き抜け、エンジンオイルが炭化し、炭化したエンジンオイルがオイルストレーナを詰まらせ、油圧低下により警告灯が点灯し、そのまま使用を続けると、エンジンが焼き付き、最悪の場合、エンストに至るおそれがあります。
(2) ディーゼルエンジンにおいて、整備作業時の燃料リターンホースの取扱いが不明確なため、当該ホースに係わる作業時に交換されなかった場合、ホース取付部のシール性低下やホース内部に亀裂が入ることがあります。そのため、そのまま使用を続けると、ホース取付部や亀裂部から燃料が漏れるおそれがあります。
(3) ディーゼルエンジンにおいて、減速時のエンジン制御が不適切なため、気筒内圧力が低下し、吸気バルブの閉じ力が低くなることがあります。そのため、吸気バルブとバルブシート間に煤が挟まり圧縮不良となって、エンジン回転が不安定になるほか、最悪の場合、エンストに至るおそれがあります。
(4) ディーゼルエンジンにおいて、インジェクタ制御回路の電圧変化によるノイズ対策が不適切なため、当該回路に許容を超える電流が流れることがあります。そのため、回路が損傷し短絡することでヒューズが切れ、燃料噴射が停止しエンストに至るおそれがあります。
(5) ディーゼルエンジンにおいて、過回転制御が不適切なため、アクセル全開等の際、吸気経路内のブローバイガスに含まれるオイルが燃焼室内で燃焼し、エンジン回転が上昇することがあります。そのため、エンジンの潤滑が不足して焼き付き、最悪の場合、エンジンが破損するおそれがあります。
改善措置の内容
(1)全車両、インジェクタ取付ナットを増し締めします。また、油圧を点検し、油圧に異常が確認された場合は、エンジン内部を洗浄し、オイルストレーナとエンジンオイルを交換します。
(2)全車両、燃料リターンホースを改良品と交換します。
(3)全車両、制御プログラムを対策プログラムに修正します。
(4)全車両、制御プログラムを対策プログラムに修正します。
(5)全車両、制御プログラムを対策プログラムに修正します。
対象車両
型式 | 通称名 | 対象車の車台番号の範囲及び製作期間 | 対象車の台数 | 備考 |
LDA-KE2AW | CX-5 | KE2AW-100017~KE2AW-217477平成24年2月17日~平成28年11月16日 | 51,830 | (1)20,781台 (2)49,776台 (3)51,830台 (4)45,165台 (5)51,830台 |
LDA-KE2FW | KE2FW-100009~KE2FW-221328平成24年2月13日~平成28年11月16日 | 64,876 | (1)25,304台 (2)62,257台 (3)64,876台 (4)57,081台 (5)64,876台 |
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LDA-BM2FP | アクセラ | BM2FP-100002~BM2FP-200520平成27年12月1日~平成29年2月1日 | 947 | (2)431台 (3)947台 (4)61台 (5)947台 |
LDA-BM2FS | BM2FS-100006~BM2FS-201449平成25年12月19日~平成29年2月1日 | 10,256 | (2)8,807台 (3)10,256台 (4)8,478台 (5)10,256台 |
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LDA-BM2AP | BM2AP-100004~BM2AP-100158平成28年8月2日~平成29年1月30日 | 155 | (3)155台 (5)155台 |
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LDA-BM2AS | BM2AS-100007~BM2AS-100685平成28年8月2日~平成29年2月1日 | 679 | (3)679台 (5)679台 |
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LDA-GJ2FP | アテンザ | GJ2FP-100014~GJ2FP-301324平成24年10月22日~平成29年2月2日 | 17,671 | (1)7,136台 (2)16,277台 (3)17,671台 (4)15,433台 (5)17,671台 |
LDA-GJ2FW | GJ2FW-100012~GJ2FW-301748平成24年10月17日~平成29年2月2日 | 20,363 | (1)7,396台 (2)18,541台 (3)20,363台 (4)17,561台 (5)20,363台 |
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LDA-GJ2AP | GJ2AP-100010~GJ2AP-300545平成26年11月3日~平成29年2月1日 | 1,983 | (2)1,426台 (3)1,983台 (4)1,078台 (5)1,983台 |
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LDA-GJ2AW | GJ2AW-100007~GJ2AW-300924平成26年11月3日~平成29年2月2日 | 3,335 | (2)2,385台 (3)3,335台 (4)1,845台 (5)3,335台 |
ご注意
- 対象車の含まれる車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれていますので、くわしくは最寄りの販売店にお問い合わせ下さい。
- 対象車の製作期間はご購入の時期とは異なります。