令和2年3月19日、マツダ株式会社は下記のリコールを国土交通省に届出いたしました。
ご愛用の皆様には、大変ご迷惑をおかけし、心よりお詫び申し上げます。対象となるお客様には、販売店から、ダイレクトメール等でご案内させていただきますので、最寄りのマツダ販売店へ連絡いただき、修理(無料)をお受けいただきますようお願い申し上げます。対象車両につきましては、当ページの上側にある「リコール情報検索」にて、ご愛用車の車台番号を入力することで確認できます。
リコール届出番号 | リコール開始日 |
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4689 | 令和02年03月20日 |
基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因
- エンジンの吸気シャッタ・バルブにおいて、制御プログラムが不適切なため、バルブ周辺に付着する煤などにより、バルブ開度が正しく制御されなくなり、エンジン警告灯が点灯した際、フェールセーフが十分に機能せず、バルブが全開しないことがあります。そのため、煤などの付着により、バルブが全閉のまま固着した場合、エンジンが停止するおそれがあります。
- エンジンの排気圧センサにおいて、異常判定プログラムが不適切なため、センサ内部への水分の浸入により、センサの出力値がずれ、排出ガスが基準値を満足しなくなる場合に、異常判定しなくなります。そのため、そのままの状態で使用を続けると、浸入した水分により排気圧センサ内の電子回路が腐食し、断線することでエンジン警告灯が点灯し、フェールセーフ制御によりアイドリングストップが作動しなくなり、変速ショックが大きくなるおそれがあります。
改善措置の内容
- 全車両、エンジン制御コンピュータを点検し、吸気シャッタ・バルブ用制御プログラムを対策プログラムに修正します。点検の結果、吸気シャッタ・バルブに異常がある場合は、吸気シャッタ・バルブを新品に交換します。また、プログラム修正後にエンジン警告灯が点灯した場合は、吸気シャッタ・バルブを新品に交換します。
- 全車両、エンジン制御コンピュータを点検し、排気圧センサ用制御プログラムを対策プログラムに修正します。点検の結果、排気圧センサに異常がある場合は、排気圧センサを現行の新品に交換します。また、プログラム修正後にエンジン警告灯が点灯した場合は、排気圧センサを現行の新品に交換します。
対象車両
型式 | 通称名 | 対象車の車台番号の範囲及び製作期間 | 対象車の台数 | 備考 |
LDA-BM2AP | アクセラ | BM2AP-100045~BM2AP-100299平成28年9月7日~平成30年1月8日 | 6 | (1)(2) |
LDA-BM2AS | BM2AS-100036~BM2AS-101450平成28年8月4日~平成30年4月13日 | 36 | (1)(2) | |
LDA-BM2FP | BM2FP-100103~BM2FP-201016平成28年2月3日~平成30年7月2日 | 37 | (1)(2) | |
LDA-BM2FS | BM2FS-100007~BM2FS-202698平成25年12月19日~平成30年6月5日 | 199 | (1)(2) | |
LDA-GJ2AP | アテンザ | GJ2AP-100071~GJ2AP-300837平成26年12月8日~平成29年9月20日 | 44 | (1)(2) |
LDA-GJ2AW | GJ2AW-100011~GJ2AW-301571平成26年11月3日~平成30年4月3日 | 86 | (1)(2) | |
LDA-GJ2FP | GJ2FP-100044~GJ2FP-302435平成24年10月25日~平成30年4月12日 | 319 | (1)(2) | |
LDA-GJ2FW | GJ2FW-100023~GJ2FW-302993平成24年10月19日~平成30年4月12日 | 313 | (1)(2) | |
LDA-KE2AW | CX-5 | KE2AW-100035~KE2AW-217444平成24年2月18日~平成28年11月12日 | 869 | (1)(2) |
LDA-KE2FW | KE2FW-100026~KE2FW-221200平成24年2月14日~平成28年11月7日 | 979 | (1)(2) | |
LDA-KF2P | KF2P-100035~KF2P-131242平成28年11月29日~平成30年1月31日 | 948 | (1)(2) |
(備考) 本届出は、平成30年11月8日付け届出番号「4351(2)、(3)」としてリコール届出を行ったものですが、改善措置作業の指示が不十分であったため、一部の車両において、エンジン制御プログラムの修正が完了できていないおそれがあることが判明したことから、リコールを実施するものです。
ご注意
- 対象車の含まれる車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれていますので、詳しくは最寄りの販売会社にお問合せください。
- 対象車の製作期間はご購入の時期とは異なります。