CX-60のサービスキャンペーンについて (その1)

マツダ株式会社は下記のサービスキャンペーンを国土交通省に通知いたしました。

ご愛用の皆様には、大変ご迷惑をおかけし、心よりお詫び申し上げます。対象となるお客様には、販売店からダイレクトメール等でご案内させていただきますので、最寄りのマツダ販売店へご来店日時をご相談いただき、修理(無料)をお受けいただきますようお願い申し上げます。

更新作業につきまして問題があり作業を中止させていただいておりましたが、準備が整い、更新作業を再開しております。
更新作業の中断によりご迷惑をおかけしましたこと、深くお詫び申し上げます。

対象車両につきましては、当ページの上側にある「リコール情報検索」にて、ご愛用車の車台番号を入力することで確認できます。
尚、本案件と別案件の「CX-60のサービスキャンペーン(その2)」のいずれかのみにご愛用車が対象となる場合においても、両案件が表示されること、御承知いただきますよう、お願い申し上げます。

サービスキャンペーン開始日
令和06年05月31日

不具合の内容

(1)エンジン制御コンピュータにおいて、高圧EGR(排気ガス再循環装置)バルブの制御プログラムが不適切なため、バルブのシールリングが一時的に固着することがあります。そのため、バルブが全閉できず、その瞬間に故障判定してエンジン警告灯が点灯すると共に、フェイルセーフ機能が作動してアイドリングストップが作動しなくなるおそれがあります。また、エンジン出力と過給制御が制限されるおそれがあります。

(2)エンジン制御コンピュータにおいて、ブレーキスイッチの故障判定条件が不適切なため、ブレーキペダルに足を乗せて軽く踏み込む操作を繰り返した場合に故障として誤判定し、エンジン警告灯とマスター警告灯が点灯することがあります。そのため、フェイルセーフ機能が作動してマツダ・レーダー・クルーズ・コントロール等の運転支援システムが作動しなくなるおそれがあります。また、ハイブリッド車はEV走行が、ハイブリッド車以外はアイドリングストップが作動しないおそれがあります。

(3)トランスミッション制御コンピュータにおいて、変速状態を判定する条件設定が不適切なため、減速時に3速から2速に変速する際にクラッチの締結タイミングがずれることがあり、変速ショックが発生するおそれがあります。

(4)トランスミッション制御コンピュータにおいて、5速から6速に変速する際の油圧設定が不適切なため、変速中にアクセルを離して再度踏み込むなどの操作をした場合に変速時間が長くなり、故障として誤判定しエンジン警告灯とAT警告灯が点灯することがあります。そのため、フェイルセーフ機能が作動して6速以上への変速と、マニュアルシフトモードへの切り替えが禁止されるおそれがあります。また、停車する直前にNレンジへ自動的に切り替わるおそれがあります。

改善の内容

(1)、(2)全車両、エンジン制御コンピュータの制御プログラムを対策プログラムに修正します。

(3)、(4)全車両、トランスミッション制御コンピュータの制御プログラムを対策プログラムに修正し、トランスミッションの初期学習を実施します。

対象車両

型式 通称名 対象車の車台番号の範囲及び製作期間 備考
3CA-KH3R3P CX-60 KH3R3P-100013~KH3R3P-113088令和4年7月5日~令和6年2月22日 (1)、(2)
3DA-KH3P KH3P-100015~KH3P-112282令和4年11月18日~令和6年2月22日 (1)、(2)
5LA-KH5S3P KH5S3P-100004~KH5S3P-101246令和4年10月19日~令和6年2月22日 (2)
5BA-KH5P KH5P-100009~KH5P-105555令和4年12月14日~令和6年2月22日 (2)、(3)、(4)

ご注意

  1. 対象車の含まれる車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれていますので、詳しくは最寄りの販売会社にお問合せください。
  2. 対象車の製作期間はご購入の時期とは異なります。

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