マツダ株式会社は下記のサービスキャンペーンを国土交通省に通知いたしました。
ご愛用の皆様には、大変ご迷惑をおかけし、心よりお詫び申し上げます。対象となるお客様には、販売店からダイレクトメール等でご案内させていただきますので、最寄りのマツダ販売店へご来店日時をご相談いただき、修理(無料)をお受けいただきますようお願い申し上げます。対象車両につきましては、リコール情報ページ上側にある「リコール情報検索」にて、ご愛用車の車台番号を入力することで確認できます。
サービスキャンペーン開始日 |
---|
令和06年11月1日 |
不具合の内容
(1)プラグインハイブリッド車の電力変換装置(インバータ)において、モータコイル温度センサの故障診断条件が不適切なため、始動時に実行する故障診断が走行中に実行し、故障として誤判定することがあります。そのため、エンジン警告灯およびEVシステム異常警告灯が点灯し、フェイルセーフが作動してモータの運転が停止するおそれがあります。
(2)プラグインハイブリッド車の電気駆動制御コンピュータとエンジン制御コンピュータにおいて、トルク異常を検知する故障診断条件が不適切なため、始動直後のRレンジからDレンジへのシフト操作や大きく踏み込んだアクセルを戻すなどの操作を行った場合のトルク変動を、異常として誤判定することがあります。そのため、エンジン警告灯が点灯し、フェイルセーフが作動してモータとエンジンの運転が停止するおそれがあります。またはエンジン出力制限により加速不良となるおそれがあります。
(3)7インチマルチスピードメータ仕様車のボディ・コントロール・モジュールにおいて、メータ表示を制御するプログラムが不適切なため、プッシュボタンスタートをオンした際、警告表示信号をメータに送信することがあります。そのため、メータのオープニング動作が途中で停止すると共に、一瞬マスター警告灯が点灯するおそれがあります。
改善の内容
(1)全車両、インバータの制御プログラムを対策プログラムに修正します。
(2)全車両、電気駆動制御コンピュータとエンジン制御コンピュータの制御プログラムを対策プログラムに修正します。
(3)全車両、ボディ・コントロール・モジュールの制御プログラムを対策プログラムに修正します。
対象車両
型式 | 通称名 | 対象車の車台番号の範囲及び製作期間 | 備考 |
3DA-KH3P | CX-60 | KH3P-100015~KH3P-111598令和4年11月18日~令和5年12月25日 | (3) |
5LA-KH5S3P | KH5S3P-100004~KH5S3P-101300令和4年10月19日~令和6年6月19日 | (1)(2) | |
5BA-KH5P | KH5P-100009~KH5P-105288令和4年12月14日~令和5年12月22日 | (3) |
ご注意
- 対象車の含まれる車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれていますので、詳しくは最寄りの販売会社にお問合せください。
- 対象車の製作期間はご購入の時期とは異なります。