ABSについて

ABS (アンチロックブレーキシステム) は、すべりやすい路面での制動時に起こる車輪のロックを防いで車の方向安定性を保ち、操縦性を確保する装置です。
ABSを過信せず安全運転に心がけてください。
ABSが作動した状態でも車の方向安定性や操縦性には限界があります。また、次のようなときには、速度をひかえめにし、車間距離を十分にとって運転してください。ABSが装備されていない車に比べて制動距離が長くなることがあるため、思わぬ事故につながるおそれがあります。
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ジャリ道、新雪道を走行しているとき。
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タイヤチェーンを装着しているとき。
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道路の継ぎ目などの段差を乗り越えるとき。
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凸凹道や石だたみなどの悪路を走行しているとき。
前後輪とも必ず指定されたサイズや種類のタイヤを装着してください。指定されたサイズや種類以外のタイヤを装着すると、ABSが正常に作動しないことがあります。
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ABSは低速 (約10km/h以下) では作動しませんが通常のブレーキ性能は確保されています。
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エンジン始動時や発進直後にモーター音が聞こえることがありますが、異常ではありません。

◆ABS装備車の取り扱い

急ブレーキを踏まなくてはいけないような状況に陥らないよう、安全運転を心がけてください。
万一の危険な状況では、次のようにしてください。
危険を感じ急制動が必要なときは、ためらわずブレーキペダルをしっかりと踏み込んでください。
ブレーキペダルを踏んだとき、ペダルから小刻みな振動を感じることがあります。これはABSが正常に作動しているときの現象で異常ではありません。そのままブレーキペダルを踏み続けてください。
障害物を回避するときは、ブレーキペダルを踏みながらハンドルを操作してください。

◆ABS警告灯

電源ポジションをONにすると点灯し、しばらくすると消灯します。
システムに異常があるときは点灯し続けます。
処置方法
マツダ販売店で点検を受けてください。
ブレーキ警告灯とABS警告灯が同時に点灯したときは、ただちに安全な場所に停車し、マツダ販売店に連絡してください。
急ブレーキをかけた際、通常より早く後輪がロックしやすくなり、思わぬ事故につながるおそれがあります。
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ABS警告灯が点灯しているときは、ABSが作動しないため、急ブレーキ時やすべりやすい路面での制動時には、車輪がロックすることがあります。
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ABS警告灯が点灯したときは、ABSは作動しませんが通常のブレーキ性能は確保されています。
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(DSC装備車)
ABS警告灯が点灯しているときは、ブレーキアシストは作動しません。