オーディオを上手に使用していただくために

オーディオの操作は、車が止まっているときに行なってください。
走行中は、運転操作がさまたげられ思わぬ事故につながるおそれがあります。
安全運転をさまたげないように、運転中は車外の音が聞こえる程度の音量で使用してください。
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エンジンを止めたままで、オーディオを長時間使用しないでください。バッテリーがあがるおそれがあります。
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車内または車の近くで携帯電話や無線機を使用すると、ノイズ (雑音) が発生することがありますが故障ではありません。

◆ラジオについて

ラジオの受信は、車両の移動に伴いアンテナの位置が刻々と変わるため電波の強さが変わったり、障害物や電車、信号機などの影響により、最良な受信状態を維持することが困難な場合があります。

◆CDについて

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下記のマークのついているCD以外は使用できません。
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コピーコントロールCD (著作権保護を目的とした技術が搭載された音楽CD) の中で、CDの規格に準拠していないものは、再生できない場合があります。
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ハート型や八角形など特殊形状のCDは使用しないでください。機械の故障の原因となることがあります。
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新しいCDは、外周部や中心の穴のまわりがあらくなっている場合があります。そのような場合は、ボールペンや鉛筆などであらい部分 (バリ) を取り除いてから使用してください。そのまま使用すると音飛びを起こしたり、CDを挿入できなくなったりすることがあります。
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悪路走行などで激しく振動した場合、音飛びを起こすことがあります。
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寒いときや雨降りのときは、プレーヤー内部に露 (水滴) が生じ、正しく作動しなくなることがあります。このようなときは、CDを取り出して室内を換気または除湿してから使用してください。
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CD信号面に直接手で触れると、CDの信号面が汚れ、音飛びなどを起こすことがあります。CDの端と中心の穴をはさんで持ってください。
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CDはケースに入れ、直射日光を避けて保管してください。直射日光や高温など、車内での保管状況により、再生できなくなる場合があります。
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CDの汚れを取るときは、やわらかい布でCDの中央から外側へ向けて汚れをふき取ってください。ベンジン、シンナー、帯電防止剤などを使用すると、CDの表面を傷める原因になりますので使用しないでください。
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CDに文字を書き込んだり、ラベルやシールを貼り付けたりしないでください。
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変形したり、ひびがはいったりしたCDは使用しないでください。
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CD差し込み口に指や異物を入れないでください。故障の原因になることがあります。
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CD-R/CD-RWは、録音に使用したレコーダーやディスクの状態によっては再生できない場合があります。
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ファイナライズ処理 (通常のCDプレーヤーで再生できるようにする処理) されていないCD-R/CD-RWは再生できません。
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700MBを超えるCD-R/CD-RWの再生はできません。
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音楽用CDレコーダーまたはパソコンで記録したCD-R/CD-RWは、ディスクの特性、キズ・汚れ、または本機内部のレンズの汚れ・露などにより、本機では再生できない場合があります。
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パソコンで記録したディスクは、アプリケーション (ライティングソフト) の設定および環境によって再生できないことがあります。正しいフォーマットで記録してください。 (詳細はアプリケーションの発売元にお問い合わせください。)
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CD-R/CD-RWに記録されているタイトルなどの文字情報は、音楽データ (CD-DA) 再生時に表示できない場合があります。
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CD-RWは、ディスクを挿入してから再生が始まるまで、通常のCDやCD-Rより時間がかかります。
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CD-R/CD-RWの取扱については、ディスクの説明書や注意書きを十分お読みください。
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セロハンテープやレンタルCDのラベルからのりがはみ出していたり、ラベルをはがしたりしたあとがあるものは、使用しないでください。また、市販のCD-Rラベルを貼付けたディスクも使用しないでください。ディスクが取り出せなくなるなど、故障の原因となることがあります。

◆MP3について

フランス、トムソン社からのMP3特許ライセンスについて
本機は、個人の使用または非商用的な使用を目的としています。以下のような、商用目的には使用できません。ご使用には、別途、トムソン社からの商用使用許諾が必要です。
詳しくはhttp://mp3licensing.com をご覧ください。
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有料リアルタイム放送 (地上波、衛星、ケーブル、その他の放送媒体)
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インターネットによる放送またはストリーミング
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イントラネット/ネットワーク
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有料オーディオ・アプリケーションやオーディオ・オンデマンド・アプリケーションなどの電子情報配信システム
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MP3ファイルが記録されたCD-R/CD-RW/CD-ROMの再生に対応しています。次のフォーマットに準拠して記録されたディスクが再生可能です。
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ISO9660 レベル1
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ISO9660 レベル2
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拡張フォーマットJoliet
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拡張フォーマットRomeo
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本機はヘッダ部およびデータ部が共にMP3形式に準拠したMP3ファイルに対応しています。
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本機は40セッションまでのマルチセッション方式で記録されたディスクの再生に対応しています。
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本機での再生可能なサンプリング周波数は16/22.05/24/32/44.1/48kHzです。
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本機は8kbps~320kbpsのMP3ファイルの再生に対応していますが、ある一定の音質で音楽を楽しんでいただくためには、128kbps以上のビットレートで記録されたディスクの使用をおすすめします。
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パケットライト方式で記録されたディスクは聞くことができません。
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MP3i (MP3 interactive) フォーマット、MP3 PROフォーマット、RIFF形式MP3フォーマットには対応していません。
フォルダ、ファイルについて
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再生などの操作でMP3ファイルやフォルダが選択される順番は、階層の浅い順番になります。MP3ファイルを収録したディスクのイメージ、再生の順番は次のようになります。
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ファイルナンバー
階層の浅いフォルダに属するファイルから順に番号を割り当てられます。
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フォルダナンバー
階層の浅いフォルダから自動で番号を割り当てられます。
同一階層内のフォルダやトラック (ファイル) はライティングソフトによってディスクに書き込まれた順序で再生します。
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フォルダ番号は自動で割り当てられます。任意の番号を割り当てることはできません。
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MP3ファイルを含まないフォルダは認識されません。 (フォルダ番号の表示をせず、スキップします。)
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MP3ファイルのヘッダ部およびデータ部が共にMP3形式に準拠していないMP3ファイルは、再生せずスキップします。
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本機は8階層までのMP3ファイルの再生に対応していますが、多くの階層を持つディスクは、再生が始まるまでに時間がかかります。ディスク作成時には、階層を2つ以下にすることをおすすめします。
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一枚のディスクで再生可能なファイル数は512ファイルまでです。また一つのフォルダで再生可能なファイル数は255ファイルまでです。
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MP3ファイルに名前をつけるときは、ファイル名の後に必ず拡張子 (.mp3) を付けてください。
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ファイル名として付けることのできる最大文字数は次のとおりですが、本機に表示される文字数は拡張子 (.mp3) を含めて32文字までです。
ファイル名最大文字数 (区切り文字“.”と
拡張子3文字を含む)
ISO9660 レベル1
12*
ISO9660 レベル2
31*
拡張フォーマット
Joliet
64
拡張フォーマット
Romeo
128
*
使用できる文字は半角英数字 (大文字のみ) とアンダーバー“_”
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表示部の表示は半角英数字にのみ対応しています。全角文字 (漢字、ひらがななど) や一部の特殊文字は表示することができません。
本機は拡張子 (.mp3) がついているファイルをMP3ファイルとして再生します。MP3ファイル以外にはMP3拡張子を付けないでください。雑音や故障の原因となります。
ID3 Tagの表示について
本機はVer.1.0/1.1/2.2/2.3 形式で入力されたID3 Tag のアルバム名、トラック名、アーティスト名の表示にのみ対応しています。その他の情報を入力しても表示することはできません。
表示を切り替えるとき
表示部の表示は半角英数字にのみ対応しています。ID3 Tagは半角英数字で入力してください。全角文字や一部の特殊文字は表示することができません。
用語解説
MP3 (エムピースリー)
「MPEG Audio Layer 3」の略で、ISO (国際標準化機構) のワーキンググループ (MPEG) の定めた音声圧縮の規格です。
MP3は音声データを元のデータの約10分の1に圧縮することができます。
ISO9660
CD-ROMのファイルおよびフォルダに関する論理フォーマットの国際基準です。
ファイル名の付け方やデータ配置などの違いによってレベル1~3に分けられます。
マルチセッション
CD-ROMやCD-R、CD-RWにデータを記録するとき、その記録の始めから終わりまでをひとまとめにした単位をセッションといいます。マルチセッションとは、1枚のディスクに2つ以上のセッションデータを記録する方法のことです。
サンプリング
アナログデータである音を一定時間ごとにデータ化し、デジタルデータにすることをいいます。また、1秒間に行なうサンプリング回数をサンプリング周波数といい、単位はHzで表します。サンプリング周波数が高いほど音質は良くなりますが、データ量が大きくなります。
ビットレート
1秒あたりの情報量を表し、単位はbps (bit per second) です。一般的にMP3ファイルは、圧縮時の転送ビットレートの数字が大きいほど音楽を再現するための情報を多く持つことになるため、音質が良くなります。
パケットライト
フロッピーやハードディスクと同じように、必要なファイルを必要な時点で、CD-Rなどに書き込む方式の総称です。
ID3 Tag
曲の関連情報をMP3ファイルに埋め込む方式です。埋め込むことのできる情報は、トラック名、アーティスト名、アルバム名などがあります。この内容はID3 Tag編集機能のあるソフトを利用して自由に編集できます。
VBR
「Variable Bit Rate (可変ビットレート) 」の略です。一般的にはCBR (固定ビットレート) が多く使われていますが、音声圧縮では圧縮状況に合わせてビットレートを可変することで、音質を優先した圧縮が可能となります。

◆WMAについて

WMAとは、Windows Media Audioの略称で、Microsoft社の音声圧縮フォーマットです。
MP3よりも高い圧縮率で音声データを作成·保存することができます。
※ Microsoft、Windows Mediaは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
再生できるWMAファイルの仕様
本機はWMAファイルが記録されたCD-R、CD-RWの再生に対応しています。次のフォーマットに準拠して記録されたディスクが再生可能です。
再生可能なWMAファイル仕様は以下のとおりです。
項目
内容
規格
Windows Media Audio Version 7.0, 8.0, 9.0
サンプリング周波
ビットレート
32kHz . . . . . . . 32, 40, 48 kbps
44.1kHz . . . . . 32, 48, 64, 80, 96, 128, 160, 192, 256, 320 kbps
48kHz . . . . . . . 64, 96, 128, 160, 192 kbps
VBR (可変ビットレート)
対応
チャンネルモード
ステレオ/モノラル
WMA タグ
タイトル、アーティスト名、アルバム名
本機は拡張子 (.wma) がついているファイルをWMAファイルとして再生します。WMAファイル以外にはWMA拡張子を付けないでください。雑音や故障の原因となります。
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WMAファイル内には曲名/アーティスト名/アルバム名/ジャンル名等の情報が“WMA-Tag”と呼ばれるデータで記録されており、モニター等でその情報を表示することができます。
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記載している規格以外で書き込まれたWMAファイルは正常に再生できなかったり、ファイル名やフォルダ名などが正しく表示されない場合があります。
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パソコンのOSの種類やバージョン、ソフト、設定によって拡張子がつかない場合があります。その場合は、ファイルの最後に拡張子「.wma」を追記してからディスクに書き込んでください。