DEMIO取扱書 [Dハ_6版]

リヤシート

操作後は確実にロックされていることを確認してください。走行中シートが不意に動くと姿勢が不安定になるため、思わぬ事故につながるおそれがあります。

◆前後調節 (スライディング)

レバーを引き上げたまま、シートを前後に動かして調節します。
調節後はシートを前後に軽くゆさぶって、確実にロックされていることを確認してください。

◆角度調節 (リクライニング)

1
ショルダークッション装着車は、ショルダークッションを取りはずします。
ショルダークッションは必ず取りはずしてください。 ショルダークッションを取りはずさずに背もたれを後ろに倒すと、ショルダークッションがトリム (内側) に干渉し、ショルダークッションが損傷するおそれがあります。
右側ショルダークッションの突起部を左側ショルダークッションの溝にあわせると、1つにすることができます。
2
ノブを引いたまま、背もたれを前後に動かして調節します。
調節後は背もたれを前後に軽くゆさぶって、確実にロックされていることを確認してください。
後ろに倒した背もたれをもとにもどすときは、必ず背もたれを押さえながら操作してください。背もたれを押さえずに操作すると、背もたれが急にもどり、けがをするおそれがあります。

◆ISO-FIX対応チャイルドシート固定ロアアンカー

リヤシートの左右席には、シートベルトを使わずにチャイルドシートを固定するためのロアアンカーが装備されています。
このロアアンカーには、道路運送車両の保安基準に適合したチャイルドシート (チャイルドシート固定ロアアンカー対応の純正チャイルドシート) のみを取り付けることができます。詳しくはマツダ販売店にご相談ください。
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ISOはInternational Standard Organization (国際標準化機構) の略です。
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シートベルトで固定するチャイルドシートを取り付けるときは 「チャイルドシート固定機構付シートベルト」 をお読みください。
チャイルドシートを固定するとき
1
フロントシートをいちばん後ろにスライドさせた後、9ノッチ (9cm) 以上前にスライドさせ、シートスライド可能範囲の中央付近にくるように調節します。
フロントシートが確実に固定されていることを確認してください。
2
リヤシートをいちばん後ろの位置にし、確実に固定されていることを確認してください。
前後調節 (スライディング)
3
リヤシートが確実に固定されていることを確認してください。
荷室を作るとき
4
シートクッションと背もたれのすき間を少し広げて、固定ロアアンカーの位置を確認します。
5
シートベルトのバックルをシートクッションの外側に向けて倒します。
チャイルドシートを取り付けるときは、シートベルトのバックルをシートクッションの外側に向けて倒してください。チャイルドシートの下部とシートベルトのバックルが干渉し、チャイルドシートを固定することができません。
6
チャイルドシートを固定ロアアンカーに取り付けます。
チャイルドシートを取り付けるときおよび取りはずすときは、商品に付属している取扱説明書に従ってください。
7
トップテザーアンカーを使って固定します。
トップテザーアンカー
8
チャイルドシートを前後左右にゆさぶり、確実に取り付けられていることを確認します。
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チャイルドシートを取り付けるときは、商品に付属している取扱説明書に従って、正しく取り付けてください。正しく取り付けられていないと急ブレーキ時や衝突時に、重大な傷害につながるおそれがあります。
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チャイルドシートを取り付けるときは固定ロアアンカー周辺に異物がないこと、シートベルトなどをはさみこんでいないことなどを確認してください。異物やシートベルトなどをはさみこむとチャイルドシートが固定されず、急ブレーキ時や衝突時に、重大な傷害につながるおそれがあります。
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チャイルドシートを取り付けた後は、リヤシートを調節しないでください。チャイルドシートを取り付けた後にリヤシートを調節するとチャイルドシートが不安定になるため、重大な傷害につながるおそれがあります。

◆トップテザーアンカー

リヤシートクッション後方には、テザーストラップが付いたチャイルドシートを固定するためのトップテザーアンカーが装備されています。
トップテザーアンカーを使うとき
1
チャイルドシート固定ロアアンカーでチャイルドシートを固定します。
2
リヤシートクッション後方にあるトップテザーアンカーの位置を確認します。
3
チャイルドシートのテザーストラップをトップテザーアンカーにかけます。
4
テザーストラップがたるまないように調節します。
テザーストラップを取り付けるときは、商品に付属している取扱説明書に従ってください。
5
チャイルドシートを前後左右にゆさぶり、確実に取り付けられていることを確認します。
トップテザーアンカーは、チャイルドシートを固定するため以外のことには使用しないでください。チャイルドシートの固定以外のことに使用すると、アンカー部が曲がったり、損傷したりして、テザーストラップが正しくかけられなくなりチャイルドシートが固定されません。急ブレーキ時や衝突時に、重大な傷害につながるおそれがあります。

◆荷室を作るとき

リヤシートの背もたれを倒すと荷室として広げることができます。
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倒した背もたれの上や荷室内に人を乗せて、走行しないでください。シートベルトが着用できないため、急ブレーキ時や衝突時に重大な傷害につながるおそれがあります。
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背もたれを倒して荷物を運ぶときは、荷物を確実に固定してください。固定しないで走行すると、急ブレーキ時や衝突時に荷物が動き運転操作のさまたげになるため、思わぬ事故につながるおそれがあります。
背もたれを折りたたむとき
1
シートベルトのバックルをシートクッションの外側に向けて倒します。
背もたれを前に倒すときは、シートベルトのバックルがシートクッションの外側に向いて倒れていることを確認してください。確認せずに背もたれを前に倒すと、シートバック表皮が損傷するおそれがあります。
2
ノブを引いて背もたれを前に倒します。
3
背もたれを押しつけロックさせます。
背もたれを上下に軽くゆさぶって、確実にロックされていることを確認してください。
もとにもどすとき
1
ノブを引いてロックを解除します。
2
背もたれを後ろに押しつけロックさせます。
背もたれをもとの位置にもどした後は、背もたれを前後に軽くゆさぶって、確実にロックされていることを確認してください。

◆シートのはね上げ (ダブルフォールディング)

リヤシートの背もたれを倒して、リヤシート全体を起こすと、フラットな荷室を作ることができます。
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倒した背もたれの上や荷室内に人を乗せて、走行しないでください。シートベルトが着用できないため、急ブレーキ時や衝突時に重大な傷害につながるおそれがあります。
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背もたれを倒して荷物を運ぶときは、荷物を確実に固定してください。固定しないで走行すると、急ブレーキ時や衝突時に荷物が動き運転操作のさまたげになるため、思わぬ事故につながるおそれがあります。
ラゲッジルームの上に乗ってシートを操作しないでください。トランクボードが損傷するおそれがあります。
はね上げるとき
1
フロントシートをいちばん前へスライドさせます。
2
フロントシートの背もたれを前に倒します。
3
2点式シートベルトをバンドでたばねます。
4
シートベルトのバックルをシートクッションの外側に向けて倒します。
背もたれを前に倒すときは、シートベルトのバックルがシートクッションの外側に向いて倒れていることを確認してください。確認せずに背もたれを前に倒すと、シートバック表皮が損傷するおそれがあります。
5
ノブを引いて背もたれを前に倒します。
6
背もたれを押しつけロックさせます。
背もたれを上下に軽くゆさぶって、確実にロックされていることを確認してください。
7
リヤシートをいちばん後ろへスライドさせます。
前後調節 (スライディング)
8
レバーを引いて、ロックを解除し、シートを前に持ち上げます。
9
フロントシートの背もたれをもとの位置にもどします。
10
シートが倒れないように手で支えながら、固定バンドのフックを助手席のヘッドレストステーにかけます。
固定バンドのフックはシート背もたれの裏側にあるホルダーに固定されています。
11
固定バンドの長さを調節して、リヤシートを確実に固定します。
もとにもどすとき
1
シートが倒れないように手で支えながら、固定バンドのフックを助手席のヘッドレストステーからはずします。
2
フロントシートの背もたれを前に倒します。
3
シート全体をゆっくり下ろし、ロックさせます。 シート全体を上下に軽くゆさぶって、確実にロックされていることを確認してください。
4
リヤシートの背もたれを起こします。 ノブを引いてロックを解除し、背もたれを後ろに押しつけロックさせます。 背もたれをもとの位置にもどした後は背もたれを前後に軽くゆさぶって、確実にロックされていることを確認してください。
固定バンドのフックはシート背もたれ裏側にあるホルダーに固定してください。
シートをもとにもどした後は、シートベルトのバックルの表を上向き (シートベルトがねじれていない状態) にしてシートクッションの上に置いてください。