日常点検

お客様のお車の使用状況に応じて、お客様自身の判断で適切な時期に実施していただく点検です。
日常点検はお客様自身で実施可能な項目となっておりますので、長距離走行前や洗車時、給油時などを目安に実施してください。
「日常点検整備のしかた」 については別冊のメンテナンスノートに記載しています。
点検の結果は別冊のメンテナンスノート内 「メンテナンスレコード」 に記入してください。

◆点検項目と点検箇所

運行において異常が見られた箇所
前回の運転中に異常を認めた箇所について運転に支障がないかを点検します。
点検要領については別冊のメンテナンスノートに記載しています。
運転席にすわって
エンジンルームをのぞいて
エンジンルームの点検をしたときは、工具や布を置き忘れないようにしてください。置き忘れるとエンジンなどを損傷したり、火災につながるなど思わぬ事故につながるおそれがあります。
全体を見まわして

◆ウォッシャー液の補充

ウォッシャー液が不足しているときは、純正ウォッシャー液の容器に表示してある凍結温度を参考に濃度を調節し、補充してください。
エンジンがかかっているときやエンジンが熱いときはウォッシャー液を補充しないでください。ウォッシャー液がエンジンなどにかかると、出火するおそれがあります。
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ウォッシャータンクはフロントワイパー用とリヤワイパー用で兼用しています。
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ウォッシャー液のかわりに石けん水などを入れないでください。塗装のシミになるおそれがあります。
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寒冷地では、ウォッシャー液をタンクいっぱいまで補充しないでください。

◆タイヤの点検

日常点検としてタイヤは定期的に点検してください。
点検要領については別冊のメンテナンスノートを参照してください。
空気圧の点検
タイヤの空気圧が不足したままで走行しないでください。
タイヤの空気圧が不足していると車両の安定性を損なうばかりでなく、タイヤが偏摩耗したりします。また、タイヤの空気圧が不足したままで高速走行すると、タイヤがバースト (破裂) するなどして、思わぬ事故につながるおそれがあります。
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タイヤの空気圧は走行に伴い約1割程度上がることがあります。日常はタイヤが冷えている時にタイヤの接地部のたわみ状態を見て空気圧が適当であるかを点検します。
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ラジアルタイヤはたわみの状態での点検では空気圧が分かりにくいので、空気圧計で点検します。
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タイヤの空気圧は徐々に (自然に) 低下しますので、目安として月に一度空気圧計を使用して空気圧が適当であるかを点検します。
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適正空気圧は、運転席ドアを開けたボディー側に貼付されているラベルで確認してください。
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スペアタイヤも時々点検します。年1回は空気圧計を使用して空気圧が適正であるかを点検します。
き裂、損傷の点検
タイヤの接地部全周や両側に著しいき裂や損傷およびクギ等の異物が刺さっていないかを目視で点検します。
異常があるタイヤを装着しないでください。
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異常があるタイヤを装着すると、走行中にハンドルがとられたり、異常な振動を感じることがあります。
また、パンクやバースト (破裂) などにより思わぬ事故につながるおそれがあります。
走行中、異常な振動を感じた場合はマツダ販売店で点検を受け、正常なタイヤと交換してください。
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異常のあるタイヤを装着していると、車の性能 (燃費·走行安定性·制動距離など) が十分に発揮できないばかりでなく、思わぬ事故につながるおそれがあります。また、部品に悪影響をあたえるなど、故障の原因になるおそれがあります。

道路の路肩などにタイヤの側面を接触させたり、凹凸やわだちの乗り越しは避けてください。
タイヤの損傷、き裂などをまねくおそれがあります。
溝の深さ、異常摩耗の点検
タイヤの溝の深さが十分であるか、摩耗限界表示 (ウェアインジケーター) が現れていないか、また、タイヤに片減りや局部摩耗、段付き摩耗がないかを目視で点検します。
タイヤの溝の深さが少ないタイヤや摩耗限界表示 (ウェアインジケーター) が現れているタイヤを使用しないでください。
そのまま使用すると、制動距離が長くなったり、雨の日にハイドロプレーニング現象※により、ハンドル操作ができなくなったり、タイヤがバースト (破裂) するなど、思わぬ事故につながるおそれがあります。摩耗限界表示が現れたらすみやかに正常なタイヤと交換してください。
※ぬれた路面を高速で走行すると、タイヤと路面の間に水の膜ができ、タイヤが浮いた状態になり、ハンドルやブレーキが効かなくなる現象。
ウェアインジケーターは、タイヤの接地面にあり、他の部分より溝が1.6mmだけ浅くなっています。