PREMACY取扱書 [Cセ_3版]

オートマチックトランスミッション (4WD車)

「オートマチック車を運転するとき」 もあわせてお読みください。

◆各位置の働き

P (パーキング)
駐車およびエンジンを始動する位置。
Pでのみエンジンスイッチからキーまたは補助キーを抜くことができます。
R (リバース)
車を後退させる位置。
チャイムが鳴り、セレクトレバーがRにはいっていることを運転者に知らせます。
バックモニター装備車は、バックモニターが作動します。バックモニターについては、別冊のナビゲーションシステム取扱書をご覧ください。
N (ニュートラル)
動力が伝わらない位置。
エンジンを始動することはできますが、安全のためPの位置で行なってください。
D (ドライブ)
通常走行する位置。
車速に応じて1速から4速までを自動変速します。
D3 (ドライブ)
下り坂などでエンジンブレーキが必要なときや、カーブの多い上り坂を走行するときに使用する位置。
車速に応じて1速から3速までを自動変速します。
2 (セカンド)
下り坂などエンジンブレーキが必要なときに使用する位置。
2速に固定されます。
1 (ファースト)
急な下り坂など強力なエンジンブレーキが必要なときに使用する位置。
1速に固定されます。

◆シフトロック装置

シフトロック装置は、発進時の誤操作を防ぐためのものです。
セレクトレバーをPから動かすとき
1
ブレーキペダルを踏み込んだままにします。
2
エンジンを始動させます。
3
セレクトレバーを動かします。
·
エンジンスイッチがLOCKの位置のときは、セレクトレバーをPから動かすことはできません。
·
セレクトレバーがP以外の位置ではキーを抜くことができません。
シフトロック装置の解除
万一、セレクトレバーをPから操作できないときは、カバーをはずし、ブレーキペダルを踏み、マイナスドライバーなどで解除ボタンを押したままセレクトレバーを操作します。
マイナスドライバーなどを使用するときは、先端に布などを巻いてください。マイナスドライバーなどが直接カバーにあたると、傷がつくおそれがあります。

◆セレクトレバーの操作

レバー操作
ブレーキペダルを踏んだまま、セレクトレバーを操作します。
ゲートにそって、そのままセレクトレバーを操作します。
·
の操作は、誤作動防止のため、各ギヤ位置ごとに節度をつけ確実に行なってください。
·
セレクトレバーをPから操作するとき、セレクトレバーを助手席側に動かしたままブレーキペダルを踏むと操作できないことがあります。先にブレーキペダルを踏んでから操作してください。

◆各セレクトレバー位置での限界速度

エンジンの過回転を防ぐために、次の速度をこえないように運転してください。
セレクトレバーの位置
速度 (km/h)
2
97
1
47
車速が各セレクトレバー位置での限界速度より高いときは、セレクトレバーを2または1に動かしてもシフトダウンしないことがあります。