パワーリトラクタブルハードトップ★

パワーリトラクタブルハードトップは、ボタン操作により電動開閉することができる機能です。開閉操作により、ハードトップ、デッキ、窓ガラスが連動して作動し、ハードトップは、デッキ下の格納部に格納されます。
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ハードトップを開閉するときは、周囲に人がいないことを確認してください。ハードトップが不意に動き出した場合、車両にはさまれるなど思わぬ事故につながるおそれがあります。
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走行中は制限速度を守って運転してください。制限速度を超えて運転すると、横転や転覆など思わぬ事故につながるおそれがあります。
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車両が動いているときは、シートベルトを着用しシートに座ってください。車内で立ったり、デッキまたはコンソールの上に座ると、急ブレーキをかけたときに重大な傷害につながるおそれがあります。
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走行中は車両から手や頭などを出さないでください。走行中に車外のものにあたったり、急ブレーキをかけたときに重大な傷害につながるおそれがあります。
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ハードトップが半開の状態では走行しないでください。ハードトップが損傷するなど、思わぬ事故につながるおそれがあります。
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お子さまにハードトップの操作をさせないでください。お子さまが誤って操作すると、不意にハードトップが閉まりお子さまや同乗者の手や頭をはさんだりするなど思わぬ事故につながるおそれがあります。
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デッキやリヤガラスの周辺およびハードトップの格納部に荷物を置かないでください。荷物やハードトップが損傷するなど、思わぬ事故につながるおそれがあります。
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ハードトップ周辺に落ち葉などがあるときは取り除いてください。排水口が詰まるおそれがあります。
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ハードトップを開けるときは、リヤウインドーデフォッガー (曇り取り) スイッチがOFFになっていることを確認してください。デフォッガーの熱でハードトップや内装材が損傷するおそれがあります。
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ハードトップを開閉するときは、ハードトップの上方 (地上高約1.5m) に障害物がないことを確認してください。ハードトップや障害物を損傷するおそれがあります。
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ハードトップを開閉しているときは、ハードトップやデッキに荷重をかけないでください。ハードトップの開閉機構が損傷するおそれがあります。
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ハードトップを開閉するときは、交通のさまたげにならない安全かつ水平な場所に停車してから行ってください。坂道や段差に乗り上げた状態で開閉すると、ハードトップの開閉機構が損傷するおそれがあります。
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ハードトップを開けて走行するときは、車内の荷物が風で飛ばされないようにしてください。
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車から離れるときは、盗難やいたずら防止のため、また雨から室内を保護するために、ハードトップや両側ドアが確実に閉まっていることを確認してください。
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自動洗車機 (コイン洗車機) や高圧洗車機を使用しないでください。ハードトップが損傷するおそれがあります。
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外気温が低く、ハードトップおよびその周辺が凍結している場合は、無理に開閉しないでください。ハードトップが損傷するおそれがあります。
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ハードトップがぬれているときは、ハードトップを開けないでください。車内に水が入り、故障につながるおそれがあります。
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風が強いときにはハードトップを開閉しないでください。風にあおられ思わぬ事故につながるおそれがあります。

◆作動表示灯

点灯時
ハードトップが半開であることをお知らせします。
点滅時
ハードトップが開閉中であることをお知らせします。 (ボタン操作中)
消灯時
ハードトップが全開または全閉であることをお知らせします。
作動表示灯の点滅が早いときはシステムの異常が考えられます。マツダ販売店で点検を受けてください。

◆作動条件

次の作動条件をすべて満たしているとき、電動でハードトップを開閉することができます。
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車両が停止しているとき。
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エンジンスイッチがONの位置のとき。
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マニュアル車はチェンジレバーがニュートラル、オートマチック車はセレクトレバーがPまたはNのとき。
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トランクが閉まっているとき。
作動条件をすべて満たしているにも関わらず開閉できない場合は、マツダ販売店で点検を受けてください。
緊急時は、応急処置として手動で閉めることができます。
閉まらなくなったとき

◆開けるとき

交通のさまたげにならず、安全に作業できる地面の平らで固い場所に車を停車させます。
マニュアル車はチェンジレバーをニュートラルに、オートマチック車はセレクトレバーをPにいれます。
ブレーキペダルを踏んだまま、パーキングブレーキをかけます。
エンジンをかけます。
エンジンを止めたままで、ハードトップを開閉しないでください。バッテリーがあがるおそれがあります。
ロック解除ボタンを押しながら、トップロックレバーを手前に引いてロックを解除します。
作動表示灯が点灯し、ロックがはずれたことを確認します。
ハードトップが完全に開くまで、オープンボタンを押し続けます。
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オープンボタンを押すと、チャイムが鳴ります。
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オープンボタンを押している間は作動表示灯が点滅し、ハードトップが開きます。
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開けているときにボタンから手をはなすと、ハードトップは止まります。もう一度ボタンを押すと、再び開きます。
デッキが開きます。
窓ガラスが閉まっているときは、デッキと同時に窓ガラスが少し開きます。
ハードトップが開きます。
ハードトップが格納部に格納されます。
デッキが閉まります。
作動が完了するとチャイムが鳴り、作動表示灯が消灯します。

◆閉めるとき

交通のさまたげにならず、安全に作業できる地面の平らで固い場所に車を停車させます。
マニュアル車はチェンジレバーをニュートラルに、オートマチック車はセレクトレバーをPにいれます。
ブレーキペダルを踏んだまま、パーキングブレーキをかけます。
エンジンをかけます。
エンジンを止めたままで、ハードトップを開閉しないでください。バッテリーがあがるおそれがあります。
ハードトップが完全に閉まるまで、クローズボタンを押し続けます。
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クローズボタンを押すと、チャイムが鳴ります。
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クローズボタンを押している間は作動表示灯が点滅し、ハードトップが閉まります。
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閉めているときにボタンから手をはなすと、ハードトップは止まります。もう一度ボタンを押すと、再び閉まります。
デッキが開きます。
窓ガラスが閉まっているときは、デッキと同時に窓ガラスが少し開きます。
格納部からハードトップが出てきます。
ハードトップが閉まります。
デッキが閉まります。
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作動が完了するとチャイムが鳴り、作動表示灯が点灯します。
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窓ガラスは自動で閉まりません。
トップロックレバーをゆっくりと動かして、フックがストライカーにかかっていることを確認し、カチッと音がするまで押し上げます。
ロック解除ボタンに赤色の表示が見えているときは、ハードトップがロックされていません。ハードトップをもとにもどすときは確実にロックし、赤色の表示が見えないことを確認してください。ロックしないまま走行すると、ハードトップが不意に開き、思わぬ事故につながるおそれがあります。
ハードトップの汚れを水で洗い流すとき、窓ガラスとルーフの合わせ目付近に直接水をかけないでください。車内に水が入るおそれがあります。
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フックがロックされると、作動表示灯が消灯します。
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トップロックレバーをロックしてもハードトップの閉まりが悪い場合は、マツダ販売店で点検を受けてください。

◆閉まらなくなったとき

ハードトップがクローズボタンで閉まらなくなったときは、パワーリトラクタブルハードトップの作動条件を確認してください。
作動条件
パワーリトラクタブルハードトップの作動条件をすべて満たしているにも関わらず閉まらない場合は、マツダ販売店で点検を受けてください。
緊急時は、応急処置として手動でハードトップを閉めることができます。
手動でハードトップを閉める手順は以下のとおりです。
デッキを固定しているロックを解除し、デッキを開ける。 (デッキを開ける)
ハードトップを持ち上げて閉める。 (ハードトップを閉める)
ロープをデッキのリンクに結びつけ、デッキを閉める。 (デッキを閉める)
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ハードトップが半開の状態では走行しないでください。
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風が強いときには作業を行なわないでください。風にあおられ思わぬ事故につながるおそれがあります。
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作業は必ず大人2人で行なってください。特に、ハードトップを持ち上げる作業は、必ず大人2人以上で行ってください。2人いない場合は作業を行なわないでください。けがをするおそれや、車両を損傷させるおそれがあります。
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作業には、複数の工具を同時に使用するなど、技術が必要な箇所があります。また、長時間無理な姿勢を続ける作業など、力が必要な箇所、けがをするおそれのある箇所が含まれます。マツダ販売店で点検を受けていただくことをおすすめします。
電灯を使用すると、作業がしやすくなります。
手動で閉める前に
交通のさまたげにならず、安全に作業できる地面の平らで固い場所に車を停車させます。
マニュアル車はチェンジレバーを1またはRに、オートマチック車はセレクトレバーをPにいれます。
ブレーキペダルを踏んだまま、パーキングブレーキをかけ、エンジンスイッチをLOCKの位置にします。
必要に応じて、非常点滅灯を点滅させ、停止表示板 (停止表示灯) を使用します。
手動で閉めるとき
工具の準備
グローブボックス内にある次の3種類の工具を用意します。
工具、ジャッキ
デッキを開ける
アンテナを取り付けている場合は、アンテナを取りはずします。
脱着式
アンテナは取りはずして作業を行なってください。作業中にアンテナを損傷させるおそれがあります。
ギヤーユニットのボルトに六角レンチを差し込みます。
ギヤーユニットはデッキ下部にあります。
アイボルトを図のように使用して、六角レンチを左に4回まわしてボルトをゆるめます。
ゆるめたボルトの上部のネジ穴にアイボルトをあて、右に2回まわしてアイボルトを締め込みます。
六角レンチを差し込んだ状態でアイボルトを締め込んでください。アイボルトをネジ穴にいれるとき、六角レンチがネジ穴の位置の目安となります。
六角レンチを使用して、ゆるめたボルトをさらに左にまわして取りはずします。
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ボルトをはずすときは、六角レンチをゆっくりと水平に引き、車内にボルトが落下しないように気をつけてください。
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取りはずしたボルトはマツダ販売店に持参してください。ボルトが車内に落ちてしまった場合は、マツダ販売店にご相談ください。
アイボルトをさらに右に5回まわして、アイボルトを締め込みます。
アイボルトを左にまわして取りはずします。
アイボルトをガイドに通します。
アイボルトをセクターギヤーに押しあてます。
セクターギヤーを車両後方へ押しまわし、ロックを解除します。
ロックを解除するときは、十分に注意しながら作業を行なってください。アイボルトがセクターギヤーからすべり、けがをするおそれがあります。
ロックを解除したらアイボルトをガイドから抜き取ります。
反対側も同様の作業を行ないます。
車両の両側に立ち2人でデッキを持ち上げて完全に開けてください。
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作業は2人で行なってください。けがをするおそれや車両に無理な力がかかり車両を損傷させるおそれがあります。
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デッキが完全に開くまで手を離さないでください。デッキが下がり、けがをするおそれがあります。
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デッキは無理に持ち上げないでください。ロックが解除されていない場合、デッキを無理に持ち上げるとデッキを破損させるおそれがあります。
ハードトップを閉める
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作業は必ず大人2人で行なってください。2人いない場合は作業を行なわないでください。けがをするおそれや、車両を損傷させるおそれがあります。
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作業には、長時間無理な姿勢を続ける作業など、力が必要な箇所、けがをするおそれのある箇所が含まれます。
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ハードトップを閉めるときは、十分に注意しながら作業を行なってください。手や指をはさみ、けがをするおそれがあります。
ハードトップの前面と側面を持ち、ハードトップの後方にすきまができるまで持ち上げます。
ハードトップの側面とハードトップの後面を持ち、リヤガラスの後方にすきまができるまで持ち上げます。
ハードトップの側面とリヤガラスの後面を持ち、車両前方に引き、ハードトップを完全に閉めます。
トップロックレバーをロックします。
閉めるとき
デッキを閉める
ロープは中央部がゆるまないように、リンクのピンに二重に結びます。
ロープはデッキの固定およびマツダ販売店で点検を受けていただくときに必要です。
ロープの一端はトリムのすき間に通して車内へ入れます。もう一端は2本のリンクの間を通して車外へ出します。
車内へ
車外へ
ロープの一端は必ず車内へ入れてください。マツダ販売店で点検を受けていただくときに作業が困難になります。
反対側も同様の作業を行ないます。
車両の両側に立って2人でデッキを閉めます。
作業は2人で行なってください。デッキを閉じるとき手をはさみ、けがをするおそれや車両に無理な力がかかり車両を損傷させるおそれがあります。
デッキを軽く下に押しながら、ロープをトランクに沿って引っ張りデッキを固定します。
ロープは車両後方へ水平に引っ張ってください。
デッキを軽くゆすってデッキが確実に固定されていることを確認します。
キーまたは補助キーを使用して、トランクを開け、車外へ出したロープがたるまないようにブラケットに二重に結びます。
ロープは確実に結び付けてください。走行中デッキが開くおそれがあります。
トランクを開けるときはキーまたは補助キーを使用してください。応急処置を行なうと、トランクリッドオープナー、アドバンストキーレス機能、リモートコントロール機能は作動しないことがあります。
反対側も同様にロープを結びます。
トランクを閉めます。
作業が終わった後
作業が終わったら必ずマツダ販売店で点検を受けてください。
走行するときは車速を40km/h以下にしてください。走行中にハードトップが開くなど思わぬ事故につながるおそれがあります。
応急処置を行なうと、トランクを開けるとき、トランクリッドオープナー、アドバンストキーレス機能、リモートコントロール機能は作動しないことがあります。

◆こんなときは

リトラクタブルハードトップを誤って操作した場合や、使用上の注意が必要な場合にチャイムや表示灯でお知らせします。
警報
確認すること
オープンボタンまたはクローズボタンを押したときに、チャイムが「ピピピッ」と鳴るとき
パワーリトラクタブルハードトップの作動条件がすべて満たされているか確認してください。作動条件がすべて満たされているにも関わらずチャイムが鳴る場合は、マツダ販売店で点検を受けてください。
オープンボタンまたはクローズボタンをはなしたときに、チャイムが鳴るとき
ハードトップが全開または全閉ではありません。作業が完了するまでボタンを押し続けてください。
走行中にチャイムが「ピピピピピ…」と鳴り続け、作動表示灯が点灯したとき
ハードトップが全開または全閉ではありません。作業が完了するまでボタンを押し続けてください。全閉時は、トップロックレバーをロックしてください。
オープンボタンまたはクローズボタンを操作していないときに、作動表示灯が点滅しているとき
システムの異常が考えられます。マツダ販売店で点検を受けてください。