警告灯、表示灯
◆ブレーキ警告灯
エンジンスイッチをONの位置にすると点灯し、しばらくすると消灯します。次のようなときは点灯し続けます。
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ブレーキ装置 (電子制御制動力配分システム) に異常があるとき。
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処置方法
パーキングブレーキを解除してください。
解除しても点灯したままのときは、ブレーキ液の不足やブレーキ装置 (電子制御制動力配分システム) の異常が考えられます。ただちに安全な場所に停車し、マツダ販売店に連絡してください。
ブレーキ警告灯が点灯したまま走行しないでください。
ブレーキが効かなくなり思わぬ事故につながるおそれがあります。また停車するときは、ブレーキの効きが悪くなっているおそれがあるため、ブレーキペダルを通常より強く踏んでください。
ブレーキ警告灯とABS警告灯が同時に点灯したときは、ただちに安全な場所に停車し、マツダ販売店に連絡してください。
急ブレーキをかけた際、通常より早く後輪がロックしやすくなり、思わぬ事故につながるおそれがあります。
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◆充電警告灯
エンジンスイッチをONの位置にすると点灯し、エンジンをかけると消灯します。
エンジン回転中、充電装置に異常があると点灯します。
処置方法
ただちに安全な場所に停車し、マツダ販売店に連絡してください。
充電警告灯が点灯したまま走行しないでください。
エンジンが不意に停止して思わぬ事故につながるおそれがあります。
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◆油量警告灯
エンジンスイッチをONの位置にすると点灯し、エンジンをかけると消灯します。
エンジン回転中、エンジンオイルの量が少なくなるとしばらくの間点滅した後点灯します。
システムに異常がある場合は、点滅し続けます。
エンジンオイルの量が少なくなったときには、点滅の間、ブザーでもお知らせします。
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処置方法
警告灯が点滅から点灯したとき
ただちに安全な場所に停車し、エンジンを止め、エンジンオイル量を点検してください。
オイルが不足しているときは、補充してください。
オイルが不足していないのに点灯するときや、補充しても点灯し続けるときは、マツダ販売店に連絡してください。
油量警告灯が点灯したまま走行しないでください。エンジンが破損するおそれがあります。
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日常点検としてエンジンオイルの量を定期的に点検してください。RENESISロータリーエンジンは、コンパクトで高出力のエンジンですが、構造上少量のエンジンオイルをエンジン内で消費しています。
お客様のお車には油量警告灯が装備されていますが、エンジンオイルレベルゲージによるエンジンオイル量の定期的な点検をお勧めします。エンジンオイルの量は、エンジンオイルレベルゲージの上限と下限の間にある量が適しています。
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警告灯が点滅し続けるとき
高速走行をせず、マツダ販売店で点検を受けてください。
システムの異常により点滅し続けている油量警告灯は、エンジンを停止すると、エンジンを始動したとき、再度点滅するまでに数分かかる場合があります。
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◆エンジン警告灯
エンジンスイッチをONの位置にすると点灯し、エンジンをかけると消灯します。
エンジン制御システムに異常があると点灯し続けます。
処置方法
高速走行をせず、マツダ販売店で点検を受けてください。
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点検を受けるときは、エンジン警告灯が点灯したときの走行状態をマツダ販売店にご連絡ください。
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エンジンスイッチをONの位置にしたままエンジンを始動しないでいると、エンジン警告灯が点滅することがありますが異常ではありません。エンジンを始動すると消灯します。
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◆ABS警告灯
エンジンスイッチをONの位置にすると点灯し、しばらくすると消灯します。
システムに異常があるときは点灯し続けます。
処置方法
マツダ販売店で点検を受けてください。
ブレーキ警告灯とABS警告灯が同時に点灯したときは、ただちに安全な場所に停車し、マツダ販売店に連絡してください。
急ブレーキをかけた際、通常より早く後輪がロックしやすくなり、思わぬ事故につながるおそれがあります。
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ABS警告灯が点灯しているときは、ABSが作動しないため、急ブレーキ時やすべりやすい路面での制動時には、車輪がロックすることがあります。
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ABS警告灯が点灯したときは、ABSは作動しませんが通常のブレーキ性能は確保されています。
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◆エアバッグ警告灯/プリテンショナー警告灯
エンジンスイッチをONの位置にすると点灯し、しばらくすると消灯します。
次のようなときはシステムの異常が考えられます。
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エンジンスイッチをONの位置にしても点灯しないとき。
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処置方法
マツダ販売店で点検を受けてください。
エアバッグ警告灯/プリテンショナー警告灯が点灯または点滅したまま走行しないでください。
衝突したときにエアバッグまたはプリテンショナー機構が正常に作動せず、重大な傷害につながるおそれがあります。マツダ販売店で点検を受けてください。
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◆燃料残量警告灯
エンジンスイッチがONの位置のとき、燃料が少なくなると点灯します。
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燃料タンク内の燃料残量が10L前後になった時に点灯します。点灯したときは、すみやかに燃料を補給してください。
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走行状況や車両姿勢によっては、タンク内の燃料が移動する為、警告灯の点灯タイミングが変わる場合があります。
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処置方法
燃料を補給してください。
◆シートベルト警告灯
エンジンスイッチがONの位置のとき、運転席シートベルトを着用していないと点灯します。
また、車速が約20km/h以上になるとしばらくの間点滅します。
処置方法
シートベルトを着用してください。
◆半ドア警告灯
ドア、トランクが確実に閉まっていないと点灯します。
処置方法
ドア、トランクを確実に閉めてください。
半ドア警告灯が点灯したまま走行しないでください。
走行中にドア、トランクが開き思わぬ事故につながるおそれがあります。
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◆オートマチックトランスミッション警告灯 (オートマチック車)
エンジンスイッチをONの位置にすると点灯し、しばらくすると消灯します。
走行中、システムに異常があると点灯します。
処置方法
マツダ販売店で点検を受けてください。
◆冷却水量警告灯
エンジンスイッチをONの位置にすると点灯し、しばらくすると消灯します。
冷却水の量が少なくなると点灯します。
処置方法
ただちに安全な場所に停車し、エンジンを止め、冷却水の量を点検してください。冷却水が不足しているときは、補充してください。
冷却水の点検、補充については別冊のメンテナンスノートに記載しています。
冷却水が不足していないのに点灯するときや、補充しても点灯し続けるときは、マツダ販売店に連絡してください。
◆電動パワーステアリング警告灯
エンジンスイッチをONの位置にすると点灯し、エンジンをかけると消灯します。
エンジン回転中、電動パワーステアリングに異常があると点灯します。
処置方法
警告灯が点灯したときは、一度エンジンを停止してください。再度エンジンを始動したとき、警告灯が消灯していればパワーステアリングは正常に作動します。
エンジンを始動した後でも警告灯が点灯している場合は、マツダ販売店で点検を受けてください。
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警告灯が点灯したときは、電動パワーステアリングは正常に作動しません。この場合、ステアリング操作は可能ですが、通常に比べて操作が重くなります。
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停車中または低速走行時にステアリング操作を繰り返すと、システム保護のためステアリング操作が重くなる場合がありますが、異常ではありません。安全な場所に停車してステアリング操作を行なわず、しばらくするともとにもどります。
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◆KEY警告灯 (赤)/KEY表示灯 (緑) (アドバンストキー装備車)
KEY警告灯 (赤)
点灯するとき
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エンジンスイッチをONの位置にすると点灯し、しばらくすると消灯します。
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アドバンストキーレス機能になんらかの故障が発生すると点灯し続けます。
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KEY警告灯 (赤) が点灯し続けるときは、アドバンストキーレス機能による運転を続けないでください。安全な場所に停車し、補助キーによる運転に切り替え、早めにマツダ販売店で点検を受けてください。
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点滅するとき
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次のようなとき、警告灯が点滅し、スタートノブをLOCKの位置で押し込んでもスタートノブがACCにまわせないことをお知らせます。
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アドバンストキーを車内でも感知しにくい場所に置いているとき
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アドバンストキーに類似した他社のキーが作動範囲内にあるとき
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次のようなときは警告灯が点滅し続け、スタートノブをLOCKの位置にもどさずに、アドバンストキーを車外に持ち出したことを知らせます。アドバンストキーを車内にもどすと消灯します。
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スタートノブをLOCKの位置にもどさずに、運転席ドアを開け、アドバンストキーを車外に持ち出したとき
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スタートノブをLOCKの位置にもどさずに、アドバンストキーを車外に持ち出したあと、すべてのドアを閉めたとき
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KEY表示灯 (緑)
点灯するとき
スタートノブをLOCKの位置で押し込んだとき、正規のアドバンストキーが車内にあることを確認できると点灯し、スタートノブをACCにまわすことができることを知らせます。
点滅するとき
アドバンストキーの電池容量が残り少なくなっていると、スタートノブをONの位置からACCまたはLOCKの位置にもどしたときに、30秒間点滅します。アドバンストキーが使用できなくなる前に新しい電池と交換してください。
電池容量が少なくなっても、KEY表示灯 (緑) が点滅しないように設定することができます。
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◆ヘッドランプオートレベリング警告灯
エンジンスイッチをONの位置にすると点灯し、しばらくすると消灯します。
警告灯が点灯し続けるときはヘッドランプオートレベリング機能の異常が考えられます。
マツダ販売店で点検を受けてください。
◆ヘッドランプ上向き表示灯
ヘッドランプを上向き (ハイビーム) にすると点灯します。
◆方向指示/非常点滅表示灯
方向指示灯/非常点滅灯を作動させると点滅します。
点滅が異常に速くなったときは、電球切れが考えられます。マツダ販売店で点検を受けてください。
◆セレクトレバー位置表示灯 (オートマチック車)
エンジンスイッチがONの位置のとき、使用中のセレクトレバーのセット位置を示します。
オートマチック車は、マニュアルモードまたはダイレクトモードのとき、使用しているギヤ位置を表示します。
◆セキュリティ表示灯
エンジンスイッチをONからACCまたはLOCKの位置にすると作動します。システムが作動している間はセキュリティ表示灯が点滅します。
登録されたキー/アドバンストキーでエンジンスイッチをONの位置にすると、システムが解除され表示灯が約3秒間点灯した後消灯します。
表示灯が消灯せず点灯または点滅し続けるときは、システムの異常が考えられます。マツダ販売店で点検を受けてください。
◆TCS/DSC作動表示灯 (DSC装備車)
エンジンスイッチをONの位置にすると点灯し、しばらくすると消灯します。
走行中にTCSまたはDSCが作動すると点滅します。
次のようなときはシステムの異常が考えられます。マツダ販売店で点検を受けてください。
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エンジンスイッチをONの位置にしても点灯しないとき、または点灯したままのとき。
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◆DSC OFF表示灯 (DSC装備車)
エンジンスイッチをONの位置にすると点灯し、しばらくすると消灯します。
DSC OFFスイッチを押して、TCS/DSCを解除すると点灯します。
次のようなときはシステムの異常が考えられます。マツダ販売店で点検を受けてください。
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エンジンスイッチをONの位置にしても点灯しないとき、または点灯したままのとき。
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TCS/DSCを解除していないのに点灯したとき。
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バッテリーのターミナルやヒューズの脱着により、バッテリーとの接続が断たれるとDSCが作動しなくなります。 (このときDSC OFF表示灯が点滅し、TCS/DSC作動表示灯が点灯します。)
DSCを作動可能な状態にするために、次の操作を行なってください。
2 |
ハンドルを右いっぱいまでまわし、その後左いっぱいまでまわします。
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3 |
DSC OFF表示灯が消灯することを確認します。
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4 |
エンジンスイッチをLOCKの位置にし、再度ONの位置にします。
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5 |
TCS/DSC作動表示灯が消灯することを確認します。
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エンジンスイッチを再度ONの位置にした後でもTCS/DSC作動表示灯およびDSC OFF表示灯が消灯しないときは、マツダ販売店に連絡してください。
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◆車幅灯表示灯
◆フォグランプ表示灯☆