ルーフが閉まらなくなったとき

ルーフが閉まらなくなったときは

ルーフがリトラクタブルハードトップスイッチで閉まらなくなったときは、 ルーフの作動条件を確認してください。

参照「リトラクタブルハードトップの作動条件

ルーフの作動条件をすべて満たしているにも関わらず閉まらない場合は、マツダ販売店で点検を受けてください。 緊急時は、応急処置として手動でルーフを閉めることができます。

手動でルーフを閉める手順は以下のとおりです。

  1. リアルーフを開ける

    リアルーフを固定しているロックを解除し、リアルーフを開ける。

  2. フロントルーフを閉める

    フロントルーフを持ち上げて閉める。

  3. リアルーフを閉める

    ロープをリアルーフのリンクに結びつけ、リアルーフを閉める。

 


ルーフが半開の状態では走行しないでください。風にあおられ思わぬ事故につながるおそれがあります。

風が強いときには作業を行なわないでください。風にあおられ思わぬ事故につながるおそれがあります。

作業は必ず大人2人で行なってください。特に、フロントルーフを持ち上げる作業は、必ず大人2人以上で行なってください。2人いない場合は作業を行なわないでください。けがをするおそれや、車両を損傷させるおそれがあります。

作業には、複数の工具を同時に使用するなど、技術が必要な作業があります。また、長時間無理な姿勢を続ける作業、力が必要な作業や、けがをするおそれのある箇所が含まれます。マツダ販売店で点検を受けていただくことをおすすめします。

 


  • 本作業は緊急時の応急処置として手動でルーフを閉める処置です。作業後はマツダ販売店での復旧作業を行なうまで、電動での操作はできません。

  • 懐中電灯等を使用すると、作業がしやすくなります。

手動で閉めるとき

手動で閉める前に

 


手動でルーフを閉める前に電源ポジションがOFFになっていることを確認する。

突然ルーフが動き出し、手や指を挟むなど思わぬ事故につながるおそれがあります。

  1. 交通のさまたげにならず、安全に作業できる平らで固い地面がある場所に車を停車させます。

  2. マニュアル車はチェンジレバーを1またはRに、オートマチック車はセレクトレバーをPにいれます。

  3. ブレーキペダルを踏んだまま、パーキングブレーキをかけ、電源ポジションをOFFにします。

  4. 必要に応じて、非常点滅灯を点滅させ、停止表示板 (停止表示灯) を使用します。

工具の準備

リアコンソールボックス内にある5種類の工具を用意します。

参照「リアコンソールボックス

リアルーフを開ける

 


ボルトを回す作業をするときは、フロントルーフの上に布を置いて作業をしてください。L型六角レンチがに当たると、フロントルーフに傷がつくおそれがあります。

ボルトを回す作業をするときは、格納されたフロントルーフとのすき間が狭いため、L型六角レンチがルーフに当たらないように注意してください。

 


シートを最前部に移動させ、背もたれを前方へ倒すと作業がしやすくなります。

参照「運転席の操作

参照「助手席の操作

  1. アンテナを取り付けている場合は、アンテナを取りはずします。

    参照「脱着タイプ

  2. モーターブラケットのボルトにL型六角レンチ (大) の短い方を差し込みます。

 


ボルトが確認しにくい場合は、エアロボードを取りはずして、車両中央から確認してください。

 

  1. L型六角レンチ (大) を反時計回りにまわして、ボルトを少しゆるめます。

  1. L型六角レンチ (大) をいったんボルトから取りはずし、長い方をボルトに差し込みます。

  2. L型六角レンチ (大) をボルトに押し付けながら、反時計回りに13回転以上回します。

 


  • L型六角レンチ (大) の長い方の先端は角度を付けて作業することができる形状になっています。少し上方に傾けて作業すると、格納されたフロントルーフとのすき間が広くなり、作業がしやすくなります。

  • ボルトは完全には取りはずせません。

  • ボルトが回りにくいときは、手順3を2~3回繰り返してください。

  1. ワイヤーを図の位置に引っかけます。

  2. 1人がリアルーフを上から押さえながら、もう1人がカチッと音がするまでワイヤーを引っ張って、リアルーフのロックを解除します。

  3. 反対側も同様の作業を行ないます。

  1. 車両の両側に立ち2人で左右の高さを平行に保ちながら、リアルーフが止まる位置まで持ち上げてください。

 


リアルーフが完全に開くまで手を離さないでください。リアルーフが下がり、けがをするおそれがあります。

リアルーフは無理に持ち上げないでください。ロックが解除されていない場合、リアルーフを無理に持ち上げると車両部品を破損させるおそれがあります。

リアルーフは左右の高さがなるべく平行になるように持ち上げてください。左右の高さがねじれたままリアルーフを持ち上げるとリンク機構が変形するおそれがあります。

フロントルーフを閉める

 


作業には、長時間無理な姿勢を続ける作業、力が必要な作業や、けがをするおそれのある箇所が含まれます。

フロントルーフを閉めるときは、手や指を挟まないように十分に注意しながら作業を行なってください。手や指をはさみ、けがをするおそれがあります。

作業にはトップシーリングをはずす作業が含まれますが、トップシーリングを取りはずした状態では絶対に走行しないでください。トップシーリングを取りはずした状態での走行は法律で禁止されています。手順にしたがって確実に作業を行なってください。

  1. 車両の両側に立ちフロントルーフの前側と後側を持ち、フロントルーフを上方に引き出します。

  1. フロントルーフの後側の手をフロントルーフの前側に持ち替えて、フロントルーフを前方に引き出します。

  1. フロントルーフの前側が少し開いた状態で止めます。

 


完全に閉めると、次の作業を行なうことができません。

  1. 車内から左右のリンクカバーを手で引っ張って取りはずします。

  1. ファスナーを取りはずし、トップシーリングを取りはずします。

  1. 車外からフロントルーフの前側を軽く押さえて、フロントルーフを閉めます。

  1. 六角レンチ(小)の短い方を工具のギヤに差し込みます

  1. 車内から、六角レンチを差し込んだままのギヤの先端をトップロックモーターギヤ横の穴に差し込んでください。

 


ギヤとトップロックモーターギヤの歯がかみ合うまで、確実に差し込んでください。確実に差し込んでいないと、不意にギヤがはずれ、破損するおそれがあります。

  1. トップシーリングの開口部がフックに引掛けられる程度のすき間を残すように、六角レンチを回してフックを施錠方向に移動させます。

 


ギヤを回すときはモーターの抵抗により回転させるときに力が必要です。ゆっくりと六角レンチを回してください。

  1. トップシーリングの開口部をフックに引掛けます。

  1. 六角レンチ (小) とギヤを反時計回りに回して、フックを車体側にかみ合わせます。

 


ギヤの歯とブラケットが接触する位置まで回すと、フックが車体と完全に噛み合った状態 (ロック状態) になります。

 

  1. 開口部を軸にしてトップシーリングの後端を持ち上げます。

  1. 2箇所のファスナーを取付けます。

 


トップシーリング前側の5箇所のファスナーは取付けません。マツダ販売店での修理で使用するため、ファスナーは紛失しないように保管してください。

  1. 左右のリンクカバーを取り付けます。

リアルーフを閉める

 


リアルーフを閉めるときはゆっくり閉めてください。急にリアルーフが閉まると手などを挟み、重大な傷害につながるおそれがあります。

リアルーフは無理に押さないでください。無理に押すと車両部品を破損することがあります。

  1. ロープを2つ折りにし、リンクのピンにひっかけます。

  2. 反対側も同様の作業を行ないます。

  1. 車両の両側に立って、リアルーフを下げます。

 


リアルーフは左右の高さがなるべく平行になるように下げてください。左右の高さがねじれたままリアルーフを下げようとするとリンク機構が変形するおそれがあります。

  1. 引掛けたロープが外れないように、2人とも片方の手でロープを軽く引っ張りながら、リアルーフをゆっくりと閉めます。

 


ロープは、リアルーフとトランクのすき間を通してください。

  1. 1人がリアルーフを上から押し付け、もう1人がロープを車両後方へ水平に”カチッ”と音がするまで強めに引っ張ります。

 


  • 車室側から見たとき、図のようにロープを引掛けた位置がブラケット溝の車両後方側の最後端にあれば、リアルーフが完全にロック状態となります。

     

  • リアルーフが完全にロックしていない場合、電磁式トランクオープナー、キーのトランクスイッチを操作してもトランクが開きません。

  1. 反対側も同様に作業を行ないます。

  1. トランクを開け、ロープの末端をトランクのヒンジ部にしっかりと結びます。

  1. 反対側も同様にロープを結びます。

  2. トランクを閉めます。

作業が終わったあと

作業が終わったら必ずマツダ販売店で点検を受けてください。

 


走行するときは車速を40km/h以下にする。

走行中にルーフが開くなど思わぬ事故につながるおそれがあります。

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