オートマチックトランスミッションの使いかた
オートマチック車の特性
オートマチック車の特性
各位置の働き
各位置の働き

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セレクトレバー
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セレクトレバーボタン
P (パーキング)
駐車およびエンジンを始動する位置。
R (リバース)
車を後退させる位置。
チャイムが鳴り、セレクトレバーがRに入っていることを運転者に知らせます。
N (ニュートラル)
動力が伝わらない位置。
エンジンを始動することはできますが、安全のためPの位置で行なってください。
D (ドライブ)
通常走行する位置。
車速に応じて1速から6速までを自動変速します。
M (マニュアル)
マニュアル走行する位置。
ギヤ位置を手動で切り替えることができます。
→参照「マニュアルモード」
セレクトレバー位置表示

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セレクトレバー位置表示
電源ポジションがONのとき、使用中のセレクトレバーのセット位置を表示します。
ギヤ位置表示
マニュアルモードのとき使用しているギヤ位置を表示します。
AASモードについて
AAS (アクティブアダプティブシフト) モードとは、運転者が快適に運転するため、道路の状況や運転者の操作に最適なシフトポイントを自動的にコントロールするモードです。
セレクトレバーがDの状態で、上り坂や下り坂、コーナーや高地を走行したり、アクセルペダルを素早く操作したりすることでAASモードになる場合があります。
走行状態、路面状態、シーンや操作に応じて、最適なギヤ位置を維持するためシフトチェンジが遅れたり、行なわれなかったりする場合がありますが、異常ではありません。
セレクトレバーの操作
セレクトレバーの操作

レバー操作 |
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ブレーキペダルを踏んだまま、セレクトレバーボタンを押して操作します。 |
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セレクトレバーボタンを押さずそのまま操作します。 |
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セレクトレバーボタンを押して操作します。 |
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誤作動防止について
の操作は、誤作動防止のため、ギヤ位置ごとに節度をつけ確実に行なってください。
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先にブレーキペダルを踏んでから操作する
セレクトレバーをPから操作するとき、セレクトレバーボタンを押したままブレーキペダルを踏むと操作できないことがあります。先にブレーキペダルを踏んでから操作してください。
シフトロック装置
シフトロック装置
シフトロック装置は、発進時の誤操作を防ぐためのものです。
シフトロック装置の解除
万一、セレクトレバーをPから操作できないときは、カバーをはずし、ブレーキペダルを踏み、マイナスドライバーなどで解除ボタンを押したまま、セレクトレバーボタンを押してセレクトレバーを操作します。

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カバー
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解除ボタン
マニュアルモード
マニュアルモード
セレクトレバーをDからMに入れるとマニュアルモードになります。
マニュアルモードでは、ギヤ位置を手動で切り替えることができます。
セレクトレバーをMからDに入れるとマニュアルモードが解除されます。

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停車時にマニュアルモードにした場合、ギヤは1速になります。
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Dレンジ5速走行時にアクセルペダルを踏み込まずにマニュアルモードにした場合、ギヤは4速になります。また、Dレンジ6速走行時にアクセルペダルを踏み込まずにマニュアルモードにした場合、ギヤは5速になります。
表示

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マニュアルモード表示
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ギヤ位置表示
マニュアルモード表示
マニュアルモードにすると、メーター内にあるセレクトレバー位置表示のMが表示されます。
ギヤ位置表示
ギヤ位置が表示されます。
高速走行中、速度によりシフトダウンできないときは、ギヤ位置表示が2回点滅します。
自動変速になる場合があります
オートマチックトランスミッションフルード (ATF) の温度が高温になると、マニュアルモードが解除される場合があり、マニュアルモードが解除されるとメーター内のギヤ位置表示が消灯し、自動変速になります。これはオートマチックトランスミッションを保護するための正常な機能です。しばらくしてATF温度が下がるとギヤ位置表示が再び点灯しマニュアルモードでの走行が可能になります。
シフトアップのしかた
セレクトレバーまたはステアリングシフトスイッチによりシフトアップ (M1→M2→M3→M4→M5→M6) することができます。
セレクトレバーでの操作
セレクトレバーを+側に動かすとシフトアップ (高速ギヤに変速) します。

ステアリングシフトスイッチでの操作
ハンドル右裏側のアップスイッチ (+/OFF) を手前に引くとシフトアップ (高速ギヤに変速) します。

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アップスイッチ (+/OFF)
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低速時は速度によりシフトアップできないことがあります。
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マニュアルモードではタコメーターの指針がレッドゾーンに入らないように運転してください。なお、アクセルペダルをいっぱいに踏み込んでいる間は自動変速に切り替わります。
ただし、DSCをOFFにしているときは、この機能は停止されます。また、エンジン回転が高い状態で連続走行されたときには、エンジン保護のため自動的にシフトアップする場合があります。
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ステアリングシフトスイッチは、走行中セレクトレバーがDレンジでも、一時的に使用することができます。また、アップスイッチ (+/OFF) を一定時間以上手前に引いたときは自動変速にもどります。