ABS/TCS/DSCについて

ABS とは

ABS とは

ABS (アンチロックブレーキシステム) は、すべりやすい路面での制動時に起こる車輪のロックを防いで車の方向安定性を保ち、操縦性を確保する装置です。

 


ABSを過信せず安全運転に心がける。

ABSが作動した状態でも車の方向安定性や操縦性には限界があります。また、次のようなときには、速度をひかえめにし、車間距離を十分にとって運転してください。ABSが装備されていない車に比べて制動距離が長くなることがあるため、思わぬ事故につながるおそれがあります。

  • ジャリ道、新雪道を走行しているとき。

  • タイヤチェーンを装着しているとき。

  • 道路の継ぎ目などの段差を乗り越えるとき。

  • 凸凹道や石だたみなどの悪路を走行しているとき。

 


前後輪とも必ず指定されたサイズや種類のタイヤを装着してください。指定されたサイズや種類以外のタイヤを装着すると、ABSが正常に作動しないことがあります。

ABS装備車の取り扱い

急ブレーキを踏まなくてはいけないような状況に陥らないよう、安全運転を心がけてください。万一の危険な状況では、次のようにしてください。

  1. 危険を感じ急制動が必要なときは、ためらわずブレーキペダルをしっかりと踏み込んでください。

  2. ブレーキペダルを踏んだとき、ペダルから小刻みな振動を感じることがあります。これはABSが正常に作動しているときの現象です。

  3. 障害物を回避するときは、ブレーキペダルを踏みながらハンドルを操作してください。

 


  • ABSは低速 (約10 km/h以下) では作動しませんが、通常のブレーキ性能は確保されています。

  • エンジン始動時や発進直後に、モーター音が聞こえることがありますが、異常ではありません。

TCS とは

TCS とは

TCS (トラクションコントロールシステム) は、水にぬれた路面や雪道などのすべりやすい路面での発進や旋回加速時に起こる駆動輪の空転を防ぎ、適切な駆動力と操縦性を確保する装置です。

 


TCSを過信せず安全運転に心がける。

TCSが作動した状態でも駆動力の確保や車の操縦性には限界があり、無理な運転は思わぬ事故につながるおそれがあります。

 


  • エンジン回転が高いときにTCSが作動すると、エンジン回転の変動や車体の振動を感じることがありますが、異常ではありません。

  • TCSを解除するときは、DSC OFFスイッチを押して解除してください。

    参照「DSC OFFスイッチ

TCS/DSC 作動表示灯

点灯するとき

  • 電源ポジションをONにすると点灯し、しばらくすると消灯します。

  • 次のようなときはシステムの異常が考えられます。マツダ販売店で点検を受けてください。

    • 電源ポジションをONにしても点灯しないとき、または点灯したままのとき。

    • 走行中に点灯したとき。

点滅するとき

走行中にTCSまたはDSCが作動すると点滅します。

DSC とは

DSC とは

DSC (ダイナミック·スタビリティ·コントロール) は、すべりやすい路面での走行時や、緊急回避など急激なハンドル操作による車両の横すべりを抑えるため、ABSやTCSなどにより、ブレーキやエンジンの出力を自動的に制御して、車両の安定性を確保する装置です。

DSCは約20 km/h以上で作動可能な状態になります。

「ABSについて」、「TCSについて」もあわせてお読みください。

参照「ABSとは

参照「TCSとは

 


DSCを過信せず安全運転に心がける。

DSCが作動した状態でも車両の安定性や操縦性には限界があるため、無理な運転は思わぬ事故につながるおそれがあります。

特にTCS/DSC作動表示灯が点滅しているときは、車両が横すべりしやすい状態になっています。慎重に運転してください。

 


  • DSCを正常に作動させるために次の点をお守りください。

    • 前後輪とも必ず指定されたサイズで、メーカー、銘柄、パターン (溝の模様) が同一のタイヤを装着してください。

    • 摩耗差の著しいタイヤを混ぜて使用しないでください。

    • 指定以外のサイズや、異なる種類、摩耗差の著しいタイヤを使用しないでください。

  • タイヤチェーンや応急用スペアタイヤ装着時のように径の異なるタイヤを使用したときは、DSCが正常に作動しないことがあります。

 


  • 電源ポジションをONにした後、インストルメントパネルの奥からカチッと音が聞こえることがあります。これはシステムの作動をチェックしている音で、異常ではありません。

  • DSCが故障したときは、ヒル・ローンチ・アシスト (HLA) が作動しないおそれがあります。

    参照「ヒル・ローンチ・アシスト (HLA) とは

TCS/DSC 作動表示灯

点灯するとき

  • 電源ポジションをONにすると点灯し、しばらくすると消灯します。

  • 次のようなときはシステムの異常が考えられます。マツダ販売店で点検を受けてください。

    • 電源ポジションをONにしても点灯しないとき、または点灯したままのとき。

    • 走行中に点灯したとき。

点滅するとき

走行中にTCSまたはDSCが作動すると点滅します。

DSC OFF 表示灯

点灯するとき

  • 電源ポジションをONにすると点灯し、しばらくすると消灯します。

  • DSC OFFスイッチを押して、TCS/DSCを停止すると点灯します。

  • 次のようなときはシステムの異常が考えられます。マツダ販売店で点検を受けてください。

    • 電源ポジションをONにしても点灯しないとき、または点灯したままのとき。

    • TCS/DSCを停止していないのに点灯したとき。

DSC OFF スイッチ

スイッチを押すとTCS/DSCが停止され、メーター内のDSC OFF表示灯とDSC OFFスイッチ表示灯が点灯します。もう一度押すとTCS/DSCが作動可能な状態になり、メーター内のDSC OFF表示灯とDSC OFFスイッチ表示灯が消灯します。

  1. DSC OFFスイッチ表示灯

 

 


  • ぬかるみや新雪などからの脱出時にTCSが作動し、アクセルペダルを踏み込んでもエンジンの出力が上がらず、脱出困難なときにTCS/DSCを停止します。

  • TCS/DSCを停止した状態でエンジンを停止した場合、次にエンジンを始動するとTCS/DSCは作動可能な状態にもどります。

  • TCS/DSCを停止したときは、TCS/DSCが装備されていない車と同じ走行性能になります。

  • DSC OFFスイッチを10秒以上押し続けると、その後DSC OFFスイッチを押してもTCS/DSCを停止することができなくなります。

    その場合、一度電源ポジションをOFFにして、再度電源ポジションをONにすると、通常のDSC OFFスイッチの操作が可能になります。

  • TCS/DSCを停止した状態でスマート・ブレーキ・サポート (SBS) が作動すると、TCS/DSCは自動的に作動可能な状態に復帰します。

  • TCS/DSCを停止した状態でマツダ・レーダー・クルーズ・コントロール (MRCC)/マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール (全車速追従機能付) (MRCC (全車速追従機能付))/クルージング & トラフィック・サポート (CTS) を設定すると、TCS/DSCは自動的に作動可能な状態に復帰します。

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