点検、整備

点検整備について

点検整備について

安全で快適な運転をするために、日常点検整備および定期点検整備を実施することが法律で義務付けられています。

安心してお車に乗っていただくために、また、大きなトラブルを防ぐ意味からも、定期的に点検整備を実施してください。

点検要領については別冊のメンテナンスノートを参照してください。

いつもと違う点に気づいたら、早めにマツダ販売店で点検を受けてください。

使用済み12Vバッテリーやタイヤを処分するときは、マツダ販売店にご相談ください。

 


点検は平らな場所で、車に輪止めをしてから行なう。

車が不意に動き出すと、思わぬ事故につながるおそれがあります。

モータールームの点検時は工具や布を置き忘れず、高電圧部位、高温部位に注意する。

EVシステム/ハイブリッドシステムの損傷や感電など重大な障害につながるおそれがあります。

 


  • シャシーローラーを使用するときは、シャシーローラー上を走行中にシステムが誤作動することを防ぐため、次のシステムをOFFにしてください。

    • マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール (全車速追従機能付) (MRCC (全車速追従機能付))

    • クルージング&トラフィック・サポート (CTS)

    • スマート・ブレーキ・サポート (SBS)

    • AT誤発進抑制制御 [前進時]

    • AT誤発進抑制制御 [後退時]

 


無料点検について

新車登録後1か月 (または走行距離1,000 km)、6か月 (または走行距離5,000 km) は無料で点検が受けられます。

点検結果について

定期点検の結果は別冊のメンテナンスノート内「定期点検整備記録簿および定期点検整備の記録」に記入してください。

日常点検の結果は別冊のメンテナンスノート内「メンテナンスレコード」に記入してください。

定期点検

定期点検

1年点検、2年点検はマツダ販売店で受けてください。

 


  • シビアコンディションについて

    一般的な使用よりも厳しい使われかたをした車はシビアコンディションとして早めに点検整備をする必要があります。

    詳しくは、別冊のメンテナンスノートに記載しています。

ボンネット

ボンネットの閉めかた

  1. モータールームに工具などが残されていないことを確認します。

  2. ボンネットを手で支えてステーをはずし、パッド部を持って、クリップに固定します。

    1. クリップ

     

  3. ボンネットをゆっくり下ろし、約20 cmの高さから静かに落として閉めます。

 


ボンネットが確実に閉まっていることを確認する。

走行中にボンネットが開くと視界がさまたげられ、思わぬ事故につながるおそれがあります。

 


  • ボンネットを閉めるときは、体重をかけるなどして強く押さえつけないでください。ボンネットがへこむおそれがあります。

  • ボンネットを閉めるときは、手などをはさまないように注意してください。万一、手などをはさむと、けがをするおそれがあります。

日常点検

日常点検

お客様のお車の使用状況に応じて、お客様自身の判断で適切な時期に実施していただく点検です。

日常点検はお客様自身で実施可能な項目となっておりますので、長距離走行前や洗車時、給油時などを目安に実施してください。

「日常点検整備のしかた」については別冊のメンテナンスノートに記載しています。

点検項目と点検箇所

運行において異常が見られた箇所

前回の運転中に異常を認めた箇所について運転に支障がないかを点検します。

点検要領については別冊のメンテナンスノートに記載しています。

モータールームをのぞいて

e-SKYACTIV EV

  1. ブレーキ液の量

  2. 12Vバッテリー液の量

  3. 冷却水の量

  4. ウォッシャー液の量

 

e-SKYACTIV R-EV

  1. ブレーキ液の量

  2. 12Vバッテリー液の量

  3. エンジンオイルの量

  4. 冷却水の量

  5. ウォッシャー液の量

 

全体を見まわして

フロント

  1. ウォッシャー液の噴射状態、ワイパーの払拭状態

  2. 灯火装置の点灯、方向指示灯の点滅具合および汚れ、損傷

リア

  1. ウォッシャー液の噴射状態、ワイパーの払拭状態

  2. タイヤの空気圧、き裂、損傷、異常摩耗、溝の深さなど

  3. 灯火装置の点灯、方向指示灯の点滅具合および汚れ、損傷

運転席に座って

  1. ブレーキペダルの踏みしろ(踏み込んだときのフロアマットとのすき間)、ブレーキの効き

エンジンオイルの点検、補充 (e-SKYACTIV R-EV)

エンジンオイルの点検、補充

オイルレベルゲージでエンジンオイルの量を点検してください。

不足しているときは上限から下限の間になるよう補充してください。

 


  • エンジンオイルレベル警告灯が点灯している場合は、エンジンオイルを1 L補充してください。

    必要に応じてマツダ販売店にご相談ください。

    参照「エンジンオイルレベル警告灯

点検の要領は別冊のメンテナンスノートに記載しています。

  1. 上限

  2. 下限

 

エンジンオイルの補充

 


補充作業中にオイルをモータールーム内にこぼさないようにしてください。オイルが高温になる部品に付着すると火災につながるおそれがあります。

 


オイルボトルの形状によっては、補充作業が行えない場合があります。補充作業をする前に、作業スペースが確保できるかを確認してください。

  1. 上図の位置に布を置きます。

  2. オイルフィラーキャップを取りはずします。

  3. オイルフィラーキャップからオイル補充用ホースを取りはずします。

  4. オイル補充用ホースの中央と1番下のホースをカチッと音がするまで伸ばし、ホースが縮まないことを確認してください。

    ホースの1番上の部分は固定できません。

  5. オイルボトルとオイル補充用ホースを図の位置にセットします。

    オイルボトル、オイル補充用ホース、注入口のそれぞれがずれていないことを確認してください。

  6. オイル補充用ホースの一番上を持って、オイルを補充します。

  7. オイル補充用ホースを縮めます。

  8. オイル補充用ホースをオイルフィラーキャップに取り付けます。

  9. オイルフィラーキャップを取り付けます。

 

オイル交換後は、記憶値の初期化を行なってください。コンピューターの記憶値を初期化しなかった場合、レンチ表示灯が通常より早めに点灯することがあります。

→マツダコネクト取扱書 「車両ステータスモニター」

ウォッシャー液の補充

ウォッシャー液の補充

補充要領については別冊のメンテナンスノートを参照してください。

  1. E (下限)

 


EVシステム/ハイブリッドシステムが作動しているときはウォッシャー液を補充しないでください。ウォッシャー液がEVシステム/ハイブリッドシステムなどにかかると、感電や破損するおそれがあります。

 


ウォッシャータンクについて

ウォッシャータンクは、フロントワイパー用とリアワイパー用で兼用しています。

ワイパーブレードの交換

リアワイパーブレードの交換をするときは

ワイパーブレードが摩耗したりき裂が生じたりすると、ワイパーのふき取りが悪くなるおそれがあります。

ワイパーブレードを交換してください。

 


ワイパーアームやその他の部品を破損するおそれがあるため、手でワイパーアームを動かさないようにしてください。

次の手順でワイパーブレードの交換をしてください。

  1. ワイパーアームを立てて、ワイパーブレードのロックがはずれるまで右に回し、ワイパーブレードを取りはずします。

     


    ワイパーアームはゆっくりおろしてください。ワイパーアームがリアガラスに強くあたると、リアガラスが破損するおそれがあります。

  2. ブレードゴムを下に引っ張り、ブレードホルダーからはずします。

  3. ブレード部品からブレードラバーを取りはずし、新しいブレードに取り付けます。

     


    ブレード部品を曲げたり廃棄したりしないでください。再度使用する必要があります。

  4. 慎重に新品のブレードラバーを取り付けてください。はずした手順と逆の手順でブレード部品を取り付けます。

12Vバッテリーの点検

タイヤの点検

タイヤの点検

タイヤの点検は法律で義務付けられています。

点検要領については別冊のメンテナンスノートを参照してください。

 


タイヤの劣化について

タイヤはゴム製品のため、長期間使用すると徐々に劣化していきます。安全な走行状態を確保するために、使用開始後5~7年を目安にマツダ販売店で点検を受けてください。

空気圧の点検

タイヤ間で空気圧の差が出ないように、空気圧計を使用して点検してください。必要に応じて規定値に調整してください。

 


タイヤの空気圧が不足したままで走行しない。

タイヤの空気圧が不足していると車両の安定性を損なうばかりでなく、タイヤの偏摩耗の原因となります。また、タイヤの空気圧が不足したままで高速走行すると、タイヤがバースト (破裂) するなどして、思わぬ事故につながるおそれがあります。

タイヤバルブキャップは純正品を使用する。

タイヤバルブキャップは純正品以外を使用しないでください。純正品以外を使用するとバルブの損傷により、適正空気圧にならないおそれがあります。そのまま走行すると空気圧が低下し、思わぬ事故につながるおそれがあります。

き裂、損傷の点検

 


異常があるタイヤを装着すると、次の状況が起こることがあり、思わぬ事故につながったり、故障の原因になったりするおそれがあるため、正常なタイヤと交換する。

  • 走行中にハンドルがとられる

  • 異常な振動を感じる

  • パンクやバースト (破裂) する

  • 車の性能 (電力消費率·走行安定性·制動距離など) が十分に発揮できない

  • 部品に悪影響を与える

溝の深さ、異常摩耗の点検

摩耗差の著しいタイヤを混ぜて使用しないでください。

  1. 摩耗限界表示

  2. 摩耗限界表示の位置を示すマークの例です

 


タイヤの溝の深さが少ないタイヤや摩耗限界表示 (ウェアインジケーター) が現れているタイヤを使用しない。

そのまま使用すると、制動距離が長くなったり、雨の日にハイドロプレーニング現象により、ハンドル操作ができなくなったり、タイヤがバースト (破裂) するなど、思わぬ事故につながるおそれがあります。摩耗限界表示が現れたらすみやかに正常なタイヤと交換してください。

 


摩耗限界表示について

摩耗限界表示は、タイヤの接地面にあり、他の部分より溝が1.6 mmだけ浅くなっています。

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タイヤの位置交換 (タイヤローテーション)

タイヤの偏摩耗を防ぎ、寿命をのばすために、約5,000 km走行ごとにタイヤの位置を交換してください。

タイヤの位置交換を行なうときはマツダ販売店にご相談ください。

 


タイヤを交換するときは指定されたサイズや種類のタイヤを装着する。

指定されたサイズや種類以外のタイヤを装着すると走行安定性が損なわれるため、思わぬ事故につながるおそれがあります。

 


  • タイヤの位置交換を行なう前にタイヤの空気圧、摩耗を点検してください。

    参照「タイヤの点検

  • タイヤの位置交換を行なった後はタイヤの空気圧を規定値に調整してください。

    参照「タイヤ空気圧

  • お客様のお車にはスペアタイヤ、ジャッキが標準で搭載されていないため、お客様自身ではタイヤの位置交換を行なうことができません。タイヤの位置交換を行なうときはマツダ販売店にご相談ください。

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