DSC (ダイナミック·スタビリティ·コントロール) は、すべりやすい路面での走行時や、緊急回避など急激なハンドル操作による車両の横すべりを抑えるため、ABSやTCSなどにより、ブレーキやエンジンの出力を自動的に制御して、車両の安定性を確保する装置です。
DSCは約20 km/h以上で作動可能な状態になります。
「ABSについて」、「TCSについて」もあわせてお読みください。
→参照「ABSとは」
→参照「TCSとは」
DSCを過信せず安全運転に心がける。
DSCが作動した状態でも車両の安定性や操縦性には限界があるため、無理な運転は思わぬ事故につながるおそれがあります。
特にTCS/DSC作動表示灯が点滅しているときは、車両が横すべりしやすい状態になっています。慎重に運転してください。
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電源ポジションをONにした後、インストルメントパネルの奥からカチッと音が聞こえることがあります。これはシステムの作動をチェックしている音で、異常ではありません。
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DSCが故障したときは、ヒル・ローンチ・アシスト (HLA) が作動しないおそれがあります。
→参照「ヒル・ローンチ・アシスト (HLA) とは」