駐車支援システムについて
駐車支援システムとは
駐車支援システムとは
駐車支援システムとは、センサーを使用して周囲の安全確認を補助するシステムです。
駐車支援システムは次のシステムで構成されています。
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パーキングセンサー
センサーの取り付け位置

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フロント超音波センサー
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リア超音波センサー
パーキングセンサーとは
パーキングセンサーは、車庫入れや縦列駐車などの低速走行時に、車両周辺の障害物を超音波センサーで検出し、おおよその距離をブザーおよび検知表示により運転者に知らせます。
必ず前方/後方および周囲の安全を直接確認しながら運転する。
パーキングセンサーはあくまでも前進および後退するときの補助装置です。また、センサーの検出範囲は限られていますので、システムを過信して前進/後退すると、障害物に接触するなどの思わぬ事故につながるおそれがあります。
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センサーの検出範囲内にアクセサリー用品などを取り付けないでください。システムが正常に作動せず、思わぬ事故につながるおそれがあります。
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障害物の種類や周囲の条件によっては、センサーが障害物を検出できる距離が短くなったり、障害物を検出できなかったりする場合があります。必ず前方/後方および周囲の安全を直接確認しながら運転してください。
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電源ポジションをOFFにしたときは、OFFにする前の状態が保持されます。たとえば、パーキングセンサーがONの状態で電源ポジションをOFFにすると、次に電源ポジションをONにしたとき、パーキングセンサーはONの状態のままです。
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次のようなときは、システムが正常に作動しない場合があります。
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センサー部に氷、雪、泥などが付着したとき (取り除けば正常に復帰します。)
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センサー部が凍結したとき (溶ければ正常に復帰します。)
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センサーを手でふさいだとき
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センサー付近に強い衝撃が加わったとき
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車両姿勢が大きく傾いたとき
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炎天下や寒冷時
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凸凹道、坂道、砂利道、草むら、グレーチングなどを走行しているとき
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他車のホーン、オートバイのエンジン音、大型車のエアブレーキ音、他車のセンサーなどの超音波を発生するものが近づいたとき
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どしゃぶりの雨や水しぶきがかかったとき
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市販のフェンダーポール、無線機用アンテナを車に取り付けたとき
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背の高い縁石、直角の縁石、急な坂道に向かって進んだとき
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障害物がセンサーに近づきすぎているとき
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凹凸のある壁、階段に向かって進んだとき
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複数の障害物があるとき
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天井の低い場所を走行しているとき
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次のような障害物は、パーキングセンサーが検出しない、もしくは検出しにくいことがあります。
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針金、ロープ、ポールなどの細いもの
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綿、雪などの音波を吸収しやすいもの
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鋭角的な形を持つもの
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背が高く上部が張り出しているもの
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背の低いもの
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バンパーの真下付近は感知しません。センサーより低い物体や細い杭などは、一度感知しても接近すると突然感知しなくなることがあります。
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接触事故などでバンパーへ衝撃が加わったときは、必ずマツダ販売店で点検を受けてください。センサーの位置がずれると障害物を正常に検出できず、思わぬ事故につながるおそれがあります。
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パーキングセンサーOFFスイッチをONにしても表示灯が点灯しない場合は、システムの故障が考えられます。マツダ販売店で点検を受けてください。
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システムの異常を示すディスプレイ表示がされた場合は、システムの故障が考えられます。マツダ販売店で点検を受けてください。
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低温時やセンサー部に泥や氷、雪などが付着した場合にも、メーターやセンターディスプレイに表示されるがあります。センサー部に付着した異物を取り除いてください。
センサーの取り付け位置
フロント

リア

センサーの検出範囲
センサーは、次に示す範囲の障害物を検出します。

A:約 55 cm
B:約 150 cm
C:約 100 cm
パーキングセンサーOFFスイッチ
スイッチを押すとパーキングセンサーが停止され、表示灯が点灯します。
もう一度押すとパーキングセンサーが作動可能な状態になり、表示灯が消灯します。

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表示灯
ブザーの鳴り方、距離表示の見方
障害物との距離に応じた鳴りかたと表示で、障害物とのおよその距離を運転者に知らせます。複数箇所の障害物を検知した場合は、最も近い障害物との距離に応じて吹鳴します。
フロント、リア
車両と障害物の距離 |
表示 |
ブザーの鳴りかた |
|
---|---|---|---|
フロント |
リア |
||
約100 cm~60 cm ![]() |
約150 cm~60 cm ![]() |
緑 ![]() |
遅い継続音 |
約60~45 cm ![]() |
約60~45 cm ![]() |
黄 ![]() |
継続音 |
約45~35 cm ![]() |
約45~35 cm ![]() |
橙 ![]() |
早い継続音 |
約35 cm以内 ![]() |
約35 cm以内 ![]() |
赤 ![]() |
連続音 |
コーナー
車両と障害物の距離 |
表示 |
ブザーの鳴りかた |
---|---|---|
約55 cm~38 cm ![]() |
黄 ![]() |
継続音 |
約38~25 cm ![]() |
橙 ![]() |
早い継続音 |
約25 cm以内 ![]() |
赤 ![]() |
連続音 |
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検知表示の表示/非表示やブザーの音量を変更することができます。
→マツダコネクト取扱書 「設定」
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検知表示を「表示」に設定しているときは、360°ビュー・モニターを表示していない状態でも、センサーが障害物を検知すると、360°ビュー・モニターの表示に自動で切り替わります。障害物を検知しなくなったときは、障害物を検知する前の表示に切り替わります。
ただし、360°ビュー・モニターを表示しているときは、障害物の検知有無に関わらず、360°ビュー・モニターを表示し続けます。
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最も近いエリアを除き、6秒以上同じエリアで障害物を検知し続けている場合は、吹鳴のみを停止します。(検知表示は表示します) 近い側へエリアが変わった場合は、吹鳴を再開します。(遠い側へエリアが変わった場合は、吹鳴は停止したままです)
こんなときは
異常が発生した場合は、次の表示により異常が発生したことをお知らせします。
検知表示 |
解決方法 |
|
---|---|---|
システム異常 |
![]() |
マツダ販売店で点検を受けてください。 |
次のようなとき、表示のしかたで異常を知らせます。
表示 |
確認すること |
---|---|
システム故障やセンサー故障がディスプレイに表示されます。 |
システムの異常が考えられます。早めにマツダ販売店で点検を受けてください。 |
センサーの汚れがディスプレイに表示されます。 |
センサー部に異物が付着していないか確認してください。直らない場合は、マツダ販売店で点検を受けてください。 |
特定の検知表示が表示し続ける。 |
検知表示に対応するセンサー部に異物が付着していないか確認をしてください。直らない場合は、マツダ販売店で点検を受けてください。 |