M ハイブリッド

M ハイブリッドについて (e-SKYACTIV G)

M ハイブリッドは、車両の走行状況に応じてインテグレーテッド・スタータ・ジェネレータ (ISG) によるエンジンのアシストや回生ブレーキによる充電を行ない、走りの性能と燃費を向上させるシステムです。M ハイブリッド用バッテリーは、車両が走行中に充電されるため、車外からの充電は不要です。

M ハイブリッド使用上の警告・注意

 


高温部位、高電流部位に触れない。

次の部位は高温で高電流が流れているため、触れるとやけどや感電のおそれがあります。

  1. インテグレーテッド・スタータ・ジェネレータ (ISG)

  2. DC-DC コンバーター

  3. M ハイブリッド用バッテリー

やけどや感電のおそれがあるため、必ず次のことを守る。

  • 端子部位、配線、M ハイブリッド用バッテリーを固定しているブラケット、コネクターの取りはずしおよび分解などは絶対に行なわないでください。

  • 炎天下のときや走行後は、M ハイブリッド用バッテリーが高温になるため、絶対にさわらないでください。

  • M ハイブリッド用バッテリーが濡れているときは特に危険なため、絶対にさわらないでください。

M ハイブリッド用バッテリーを安全に取り扱うために、次のことを必ず守る。

  • M ハイブリッド用バッテリーを取りはずさない。

  • M ハイブリッド用バッテリーを転売、譲渡、改造しない。

  • M ハイブリッド用バッテリーを装備された車両以外で使用しない。

適切に取り扱わないと次のようなことが起こり、重大な傷害につながる。

  • 放置または不法投棄されたM ハイブリッド用バッテリーに触れてしまい感電事故が発生する。

  • 装備された車両以外でM ハイブリッド用バッテリーを使用し (改造などを含む)、感電事故、発熱・発煙・発火・爆発事故、電解液漏出事故などが発生する。

M ハイブリッド用バッテリーを適切に処理する。

M ハイブリッド用バッテリーを放置または不法投棄するなど、適切に回収し廃棄しないと、第三者がM ハイブリッド用バッテリーに触れる感電事故を引き起こし、重大な傷害につながるおそれがあります。

高電流部位に絶対さわらない。

M ハイブリッド関連部品には、絶対にさわらないでください。やけどや感電など重大な傷害につながるおそれがあります。

車室内および車室外にはみ出している電気配線には絶対に触らない。

感電ややけどなど重大な傷害につながるおそれがあります。

電解液が付着している、電解液が漏れている場合は絶対にさわらない。

M ハイブリッド用バッテリーの電解液が目や皮膚に触れると失明や皮膚障害のおそれがあります。万が一、電解液が目に付着した場合はこすらずに、15分以上水で目を洗った後、ただちに医師の診察を受けてください。また、電解液が肌に付着した場合は石鹸と水で触れた部分をしっかりと洗ってください。体に異常を感じたときはすみやかに医師の診察を受けてください。

M ハイブリッド用バッテリーの電解液が漏れている場合は、車両に近づかない。

M ハイブリッド用バッテリーが破損しても、M ハイブリッド用バッテリー内部の構造により大量の電解液が流出することありませんが、万が一、電解液が流出すると蒸気が発生します。蒸気は目や皮膚に刺激性があり、吸引すると急性中毒につながるおそれがあります。

火気や高温のものを絶対に近づけない。

M ハイブリッド用バッテリーの電解液に引火するおそれがあります。万が一、車両火災が発生したときは、消火器 (ABC、BCまたはCタイプ) を使用して消火してください。水で消火するときは、消火栓など大量の放水が可能な場合にのみ行なってください。少量の放水は火災の拡大のおそれがあります。

 


  • 次の状態のときに運転席ドアを開けると、運転者が車両から離れると車両が判断し、運転者に危険を知らせる警報音が吹鳴して警告表示が表示されます。

    • エンジンがかかっているとき

    • セレクトレバーがP、Nの位置以外のとき

  • M ハイブリッドに異常があるときは、警告表示が表示されます。

M ハイブリッドの使いかた

M ハイブリッドは、車両の走行状況に応じてインテグレーテッド・スタータ・ジェネレータ (ISG) によるエンジンアシストと、回生ブレーキによる充電を自動で切り替えます。

M ハイブリッドの作動状態は、燃費モニターのシステム作動状態表示に表示されます。

マツダコネクトホーム画面の“情報”→“燃費モニター”→“システム作動状態”を選択し、M ハイブリッドの作動状況を確認する、またはマツダ販売店にご相談ください。

 


車両を長時間放置すると少しずつ自然放電するため、2~3か月に一度を目安に約30分間の運転を行なってください。万が一、M ハイブリッド用バッテリーが完全に放電し、M ハイブリッドが起動できないときは、マツダ販売店に連絡してください。

M ハイブリッド用バッテリーの交換、廃棄について

M ハイブリッド用バッテリーの取り扱いには、専門的な知識と技術が必要です。

M ハイブリッド用バッテリーによる事故を防止するため、M ハイブリッド用バッテリーの回収を行なっています。車両を廃車にするとき、M ハイブリッド用バッテリーを交換するとき、M ハイブリッド用バッテリーを廃棄するときなどは、マツダ販売店にご相談ください。M ハイブリッド用バッテリーが確実に回収できるようご協力ください。

M ハイブリッドの故障について

衝突事故など車両に一定以上の衝撃が加わったときなどは、M ハイブリッドが停止します。この場合、充電警告灯が点灯し、M ハイブリッドが起動できないときがあります。ただちに安全な場所に停車し、マツダ販売店に連絡してください。

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