通常の車両ではエンジンなどで常時発生する負圧を利用してブレーキ圧の補助をおこなっています。しかし、ハイブリッド車ではエンジンが始動していない状態でも走行が可能なため、ブレーキ圧の補助を行なう圧力を電動ポンプで発生させためておく電子制御回生協調ブレーキを採用しています。
運転者が行なうブレーキ操作は通常の車両と同じです。
ブレーキ圧力を維持するため、次のようなとき、エンジンルームから作動音が聞こえることがあります。
電子制御回生協調ブレーキは、運転者による通常のブレーキペダル操作力を補助するとともに、ABS、ヒル・ローンチ・アシスト (HLA)、TCS、DSCの機能を制御しています。

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警告灯が点灯したときはブレーキ操作に注意する。
電子制御回生協調ブレーキに異常があるとき、電子制御回生協調ブレーキ警告灯 (橙色) が点灯します。この場合ブレーキは作動しますが、通常よりもブレーキペダルを強く踏む必要があります。また制動距離も長くなります。他の車に近付いたり、下り坂や急カーブを走行することは避けてください。また、ブレーキ警告灯 (赤色) が点灯したときは、直ちに安全な場所に停車し、マツダ販売店に連絡してください。

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運転中にアクセルペダルの操作のみで坂道で停車したり、ブレーキペダルとアクセルペダルを同時に踏まない。
ブレーキペダルとアクセルペダルを同時に踏むと、駆動力が抑制される場合があります。また急な飛び出しなど、思わぬ事故につながるおそれがあります。