オーバーヒートしたとき
オーバーヒートについて
次のようなときは、オーバーヒートです。
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高水温警告灯 が点滅または点灯し、出力が急に低下したとき
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ハイブリッドシステム過熱警告灯が点灯したとき
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センターディスプレイにメッセージが表示されたとき
→参照「センターディスプレイにメッセージが表示されたときは」
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エンジンルームから蒸気が出ているとき
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エンジンルームから蒸気が出ているときは、ボンネットを開けない。
エンジンルーム内が熱いとき、ボンネットを開けると、蒸気や熱湯が噴き出してやけどなど、重大な傷害につながるおそれがあります。また、蒸気が出てない場合でも高温になっている部分があります。ボンネットを開けるときは十分に注意してください。
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ハイブリッドシステムおよびガソリンエンジンが十分に冷えるまではラジエーターとリザーバータンクのキャップを開けない。
ハイブリッドシステムやガソリンエンジンが熱いときにキャップをはずすと、蒸気や熱湯が噴き出してやけどなど、重大な傷害につながるおそれがあります。
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エンジンルーム内を点検するときは、ファンやベルトなどの回転部に触れない。
パワースイッチ上の表示灯およびREADYインジケーターが消灯していることを確認してください。特にハイブリッド車は、ガソリンエンジンが自動的に動き出したり、ガソリンエンジンが止まっていてもファンが回転することがあるため、手や指などが巻き込まれるなど、重大な傷害につながるおそれがあります。
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エンジンルーム内の作業をするときは「内部高電圧」などの警告ラベルが貼り付けてある高電圧ユニット、オレンジ色の高電圧配線には絶対にさわらない。
高電圧での感電により、命にかかわる重大な傷害につながるおそれがあります。
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冷却水はハイブリッドシステムが十分に冷えてから、ゆっくり入れてください。ハイブリッドシステムが熱いときに急に冷たい冷却水を入れると、ハイブリッドシステムが損傷するおそれがあります。
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冷却系統の故障を防ぐため、次のことを守ってください。
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異物 (砂やほこりなど) が冷却水に混ざらないようにする。
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マツダ純正品、または同等品以外の冷却水用添加剤を使用しない。
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処置方法
高水温警告灯が点滅または点灯したとき
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安全な場所に車を止めます。
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エアコンをOFFにしてから、ハイブリッドシステムを停止させます。
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エンジンルームから蒸気が出ていないかどうかを確認します。
エンジンルームから蒸気が出ているときは
蒸気が出なくなるまで待ち、風通しをよくするためにボンネットを開けます。
エンジンルームから蒸気が出ていないときは
風通しをよくするため、注意してボンネットを開けます。
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エンジンルーム内が十分に冷えてから、ガソリンエンジンの冷却水の量を点検します。量が不足しているときは
ラジエーター
リザーバータンクの順に冷却水を補充してください。
補充後はキャップを確実に取り付けてください。
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ハイブリッドシステムを始動し、エアコンを作動させてクーリングファンが作動しているか、およびラジエーターやホースなどから冷却水の漏れがないか確認します。
クーリングファンが作動しているとき
高水温警告灯 (赤) が消灯したら、ハイブリッドシステムを停止させます。早めに最寄りのマツダ販売店で点検を受けてください。
クーリングファンが作動していないとき
ただちにハイブリッドシステムを停止し、マツダ販売店に連絡してください。
ハイブリッドシステムおよびガソリンエンジンが冷えているときは、始動直後にエアコンをONにすることでクーリングファンが作動します。ファンの音や風で確認してください。わかりにくいときは、エアコンのON/OFFをくり返してください。
ただし、氷点下となる寒冷時はファンが作動しないことがあります。
ハイブリッドシステム過熱警告灯が点灯したとき
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安全な場所に車を止めます。
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ハイブリッドシステムを停止させます。
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風通しをよくするため、注意してボンネットを開けます。
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エンジンルーム内が十分に冷えてから、パワーコントロールユニットのリザーバータンクで冷却水の量を点検します。量が不足しているときはリザーバータンクに冷却水を補充してください。
補充後はキャップを確実に取り付けてください。
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ハイブリッドシステムを始動し、ハイブリッドシステム過熱警告灯を確認します。
ハイブリッドシステム過熱警告灯が消灯したとき
最寄りのマツダ販売店で点検を受けてください。
ハイブリッドシステム過熱警告灯が点灯し続けるとき
ただちにハイブリッドシステムを停止し、マツダ販売店に連絡してください。